J1第25節 柏 vs 鹿島
対して、李が離脱してしまってから少し失速気味で、連敗してしまっている柏。
苦しい戦いの中、勝つのはどちらか。
Jリーグ Division 1 第25節
日立柏サッカー場/10,669人
柏 1-1 鹿島
(柏) ポポ(22分)
(鹿島) マルキーニョス(89分)
アウェイの鹿島のスタメンは、21 曽ヶ端準、2 内田篤人、3 岩政大樹、19 伊野波雅彦、6 中田浩二、15 青木剛、40 小笠原満男、8 野沢拓也、33 マルシーニョ、9 田代有三、18 マルキーニョスの4-2-2-2。ただ、アデレード戦足を痛めた新井場も本山と同じくベンチ入りせず。また、疲労を考えてか、CBには伊野波を、中盤では野沢とマルシーニョ、そしてFWには田代を起用してきた。
ギリギリで繋がった勝点1
開始早々、鹿島の要である小笠原が接触プレーで膝を痛めて退場、本山に続いて、チームの要を失う事になった鹿島(小笠原は全治6ヶ月、今季は完全に絶望的)。その影響もあったのか、22分、左サイドから栗澤がドリブルで持ち上がってきて、 中で待ち構えたフランサへとボールを送ると、フランサは鹿島DFの2人を相手に完全にキープし、更に3人目が寄ってきたところで、フランサからポポへと絶妙なパスが出るとポポがそれをきっちりと決めて、柏が先制する。
その後、徐々に鹿島が攻勢を仕掛けだすが、その猛攻を柏が凌いで前半終了。
後半早々は、鹿島が猛攻を仕掛けるが、そこを凌ぎきった柏が、徐々に試合の主導権を握りだし、鹿島は中盤でのこぼれ球を柏に拾われだす。
鹿島は疲労の為もあってか、なかなかボールをキープしきれなくなってきた。それでも、何度と無くチャンスを作る事もあり、試合終了間際、ロスタイムに入る寸前に途中交代で入ったばかりの佐々木が左サイドで突破から中へと切れ込んでいったところで、古賀のスライディングがファールになり、鹿島PK。
このPKをマルキーニョスが豪快に左上に決めて鹿島がついに同点に追い付く。
古賀は、このファールで累積警告で退場。柏はロスタイム4分を1人少ない状態で戦う事になる。
満身創痍の鹿島
多少なりともJリーグやJFAがフォローしたとしても、やはりACLとJリーグの両立は大変だと言う事だろう。
13日に鹿嶋で川崎Fと戦った後、17日に鹿嶋でアデレードと試合をし、20日に日立で柏戦、そして24日には今度はオーストラリアまで行ってアデレードと試合をした上で、28日には鹿嶋で清水と戦う、更には、来週には10月1日と4日にも試合があるなど、実に22日間で7試合、ほぼ3日に1試合のペースで、その中にはオーストラリアまでの遠征がある。
昨季の浦和のこの時期くらいからの疲労度、失速を考えても、鹿島にとってもきつい時期なのだろう。
ましてや、昨季優勝の立役者である本山が負傷の所為で試合に出れず、この試合では新井場もベンチ入りせず、他にも興梠も背中に違和感を訴えているらしい。
そして、何よりもこの試合で、チームの要である小笠原が膝を痛めて途中退場、しかも、精密検査の結果、左膝半月板と前十字靭帯損傷の全治6ヶ月。
2連覇がかかったJ1だけでなく、天皇杯、そして何よりも初戦ホームで引き分けてしまったACLも非常に厳しい戦いを強いられる事となった。
まさに満身創痍、疲労と怪我が重なって、鹿島の状態は悪い。それでも、この試合、最後まで諦めず攻撃した結果、最後には勝点1を奪い取る事が出来た。
ここから先は、まさに鹿島の総力が問われる事になるだろう。
追い付かれた柏
正直、柏の出来は、あまり良くなかったんじゃないかな?
それとも、エンジンをかけた時の鹿島の方が凄いのかもしれないが・・・
ただ、それ以上に、個人的には岡田主審のジャッジにも問題があったのでは?
いや、確かに基準自体は明確だったような気がする。少し厳しいかなとは思った。しかし、あそこまで笛を吹く必要があったのか。
ましてや、少しの遅れで遅延行為をとる必要があったのか。何枚かは不要なYCだったような気がする。
序盤に接触プレーで小笠原が負傷退場したことが、接触プレーに対して岡田主審が過敏になる要員だったのかもしれないが、しかし、少しの事でカードを出し過ぎだったように思える。
それでも、確かに、鹿島に試合の主導権を握られて、シュート数自体は少なかったものの、何度かチャンスを鹿島から作る事が出来た。
まだまだ、これから柏の攻撃陣が爆発する可能性はあるだろう。
1人少なくなりながらも、ギリギリまで鹿島の攻勢を凌いで、逆カウンターを狙う攻撃的姿勢は、柏らしさを発揮できる基となるのではないかな。
人としてやってはならない
日立台はサッカー専用競技場で、ピッチと観客席の距離が近い。
それが持ち味ではあるのだが、しかし、それがこんな事件を起こすようでは、今後問題とならないだろうか?
前半、右CKを蹴りに向ったアレックスに対して、応援フラッグで鹿島サポータが殴るという事件があった。
しかも、気付かなかったのだが、その後も、今度は左CKの際に同じ事をやろうとしたようだ。
正直、サポータとしてチームを応援したい気持ちは分かる。
ただ、それが相手選手を傷つける事を肯定されるものではない。
例えば、先日のWCアジア最終予選で、遠藤や中村俊に対してレーザーポインターで目の辺りを狙った行為と同じく、サポータとしてだけでなく、サッカーを観戦する立場、観戦する姿勢として、そして何より人間として失格だろう。
彼らには、サポータを名乗る資格も、サッカーのファンを名乗る資格も存在しない。暴行、傷害、つまり、彼らはただの犯罪者である。
今回の行動は、ばっちりと実行犯がビデオに録られている、ならば、彼(ら?)をきっちりと処罰するべきだろう。それは、ただスタジアムの立ち入りを禁止すると言うだけでなく、例えば、何度か警察沙汰になる事件があって、警察に引き渡されたりしていたが、その際に、彼らの名前をちゃんと公表しておくべきだろう。
彼らに自分がどんな酷い行いをしたのかを分からせないといけない。
そうでなければ、選手が安心してプレーできない上に、観戦する者だって気持ち良く応援できないだろう。


