2008年11月07日 [23:29]   ACL | スポーツ | ACL/2008 

ACL 決勝 G大阪 vs アデレード

2年連続の日本勢優勝まであと2試合。
決勝まで到達し、アジア初制覇へと挑む我らが日本の代表であるG大阪。
対するは、鹿島をそしてジーコという、これも日本に縁のある相手を倒して、初の決勝の舞台に到達したオーストラリア勢のアデレード。
ホームのG大阪は、何が何でも勝たないといけない一戦でしょう。

AFCチャンピオンズリーグ2008 Knockout Stage
Final 日本・大阪 万博記念競技場/20,639人
ガンバ大阪(JPN) 3-0 アデレード・ユナイティッドFC(AUS)
(G大阪) ルーカス(37分)、遠藤保仁(43分)、安田理大(68分)
ホームのG大阪のスタメンは、22 藤ヶ谷陽介、21 加地亮、2 中澤聡太、5 山口智、13 安田理大、27 橋本英郎、17 明神智和、16 佐々木勇人、7 遠藤保仁、10 二川孝広、9 ルーカスの4-2-3-1。これまで後半での切り札的な起用が多かった佐々木がスタメン起用される。
対するアデレードのスタメンは、30 ガレコビッチ、4 コスタンゾ、6 カッシオ、14 ジェーミソン、18 コーンスウェイト、19 オグネノブスキー、7 パンテリス、8 サーキーズ、13 ドッド、22 ジエゴ、10 クリスティアーノのこちらも同じく4-2-3-1。但し、これまでのアデレードの戦い方から考えると、アウェーでは引き分けでも良しと考えているかもしれませんね。

G大阪完勝
立ち上がりからG大阪が予定通り中盤を制して、アデレードを圧倒。特に左サイドで安田理がスピードで勝り、完全に左サイドを制し、更に右サイドも佐々木と加地のコンビから佐々木のこちらもスピードで優勢に試合を進める。
ただ、アデレードも守備に定評のあるチームであり、まずは守りから、特にアウェーではその傾向が強いらしく、きっちりとゴール前は固めて、サイドはやられても、ここぞと言う所での守備は強く、崩されない。
37分、中盤で相手のパスをカットした二川から一発のパスがオフサイドギリギリで4番コスタンゾの背後をとったルーカスが、最後はシュートが相手DFの足に当たってバウンドが変わりゴールネットを揺らして、G大阪が先制。
更に43分、同じく中盤で素早い出足から今度は佐々木が相手のパスをカットすると、それを中央のルーカスに、そして、ルーカスは更に左へと流すと、そこへ駆け込んできた遠藤が、そのまま綺麗にシュートを決めて、良いタイミングで、G大阪が2点目を追加。
後半もG大阪のペースで試合が進んでいたが、55分位から、少しずつG大阪にとって悪い流れになっていき、61分には、この試合、アダレードに一番の決定的なシーンが生まれるが、最後はシュートが枠を外して事なきを得る。
ここで、流れを戻したいG大阪は63分に、明神に代えて山崎雅を投入し、2トップにして、遠藤を中盤の底に代える4-2-2-2へとシフトする。
試合の流れがG大阪にとって嫌な流れになっているところで、ルーカスのシュートから得た左CKを、遠藤がPAの後ろへと放り込むと、ランニングジャンプボレーと言う安田理のとんでもないシュートが決まってG大阪がアデレードを突き放す3点目を獲得。
攻撃の手を緩めないG大阪は、更に佐々木に代えてロニーを投入、ロニーと山崎雅の2トップにして、ルーカスが中盤に下がる。
3点目が入った事で再びG大阪が自分たちのリズムを取り戻し、試合の主導権を奪い返した。
最後まで攻撃の手を緩めないG大阪は、ロスタイム寸前カウンターで抜け出したルーカスをGKガレコビッチがファールで止めてYC。G大阪は絶好の位置でFKを得ると、振り抜いた遠藤の右足から放たれたボールは、ゴールネットを揺らしたが、そのボールをヘディングで狙おうとしたロニーがオフサイドの判定でノーゴール。
更にルーカスと二川、山崎雅とG大阪らしい崩しを見せたがシュートは阻まれる。
その後のCKを蹴った所で、試合終了、G大阪初戦快勝。

G大阪のサッカーで勝ち取った勝利
ホームだと言う事もあって、自分たちが勝つんだという意識が高かったと思うが、それでも、G大阪らしい攻撃的なサッカーを続けての勝利。
中盤で完全にアデレードを制して、畳み掛けるように攻め続けて、アデレードの守備をこじ開ける。
まさに、G大阪にとっては自分たちのサッカーをした結果得た勝利なだけに、更なる自信にも繋がるサッカーだったのではないか。
高さと当りの強さでは決して敵わない、しかし、そこを素早いパス回しとタイミングの良い動き出して、G大阪のパスサッカーを完璧に発揮したと言ってもいいだろう。

更に言えば、G大阪らしいパス回し、中央で溜めて、サイドへ展開して、サイドで作って、逆サイドにふって仕掛けるなどのサッカーを見せたかと思うと、先制のシーンなどを含めて、得点シーンでは、中盤でボールを奪うと素早く縦へと送っての1発でゴールまで繋げるサッカーも出来るようになった。
まだまだ言い過ぎではあるが、EUROを制したスペインのサッカーを観ているような気にさせるような、華麗でワクワクするようなサッカーをしてくれていたと思う。

嵌った西野采配
この試合、通常のG大阪は4-2-2-2で入って、ここぞと言う場面で佐々木などを投入しての4-2-3-1を使ったりするのだが、最初から佐々木を起用しての4-2-3-1を採用。
その結果、G大阪のストロングポイントである中盤がより効果的に力を発揮し、左サイドは二川が中に絞り、安田理が何度も攻め上がってクロスを供給すれば、右サイドは佐々木が縦横へと突破を仕掛け、それを加地が効果的にフォローする事で完全にサイドを制し、更に、遠藤が下がったり、サイドに流れたり流動的に動き、そこに橋本や明神が追い越して行くからこそ、アデレードの中盤は完全にG大阪の中盤に翻弄されていた。
また、中盤を厚くした事で、アデレードのミスも多かったが、ミスを誘ったと言う事もあり、中盤で完全にアデレードの攻撃を止めて優勢に試合を進める事が出来た。

その上で、点を取っても守りに入らず、攻撃的にカードを切る事で、1点でも返したいアデレードの攻撃を攻撃によって封じた。
まさに、最後まで西野監督の想定通り、狙い通りだったのではないか。

ほぼ完璧に封じた守備陣
G大阪は、中盤で相手を封じた上で、更に放り込んでこようとする攻撃に対して、オフサイドトラップも効果的に利用して、要注意人物である10番クリスティアーノにまともにプレーをさせなかった。
この辺、試合前に懸念していた点を見事にプレーによって解消してくれたと思える。

次、そして世界へ
次はアウェーのアデレード戦。
3-0と言うのは凄いアドバンテージであると言える。当たり前だが、アウェーゴールもあるので、1点取れば、アデレードは5点を取らないといけなくなる。
しかし、今日の試合で見せたようにG大阪には、その自分たちのサッカーである攻撃的な姿勢を貫いて欲しい。
3点差があるとは言え、アウェーで消極的になるよりも、G大阪らしく攻めて勝ちきるサッカーをして欲しい所だろう。

そして、気が早いが、優勝する事で手にする世界を相手にする権利。
昨年は浦和が、その場で3位に入る活躍を見せた。相手がアジア勢だからと言う油断ではないが、トップフォームでは無い状態での試合だったからと言うのもあるだろう。
しかし、浦和はその完全分業によるカウンターサッカーで3位につけた。
ならば、今度は、G大阪がその攻撃的なパスサッカーで世界に通用するのかどうか、ワイタケレかアデレードの勝者に勝って得るマンチェスターUとの試合まで進んで、その試合を見てみたい。

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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。