ACL 決勝 アデレード vs G大阪
ホームで3-0と言う結果、昨年の浦和に続いて日本勢の連覇に王手をかけたG大阪。
時差は無いけど、放送は録画を録画して確認です(^^
AFCチャンピオンズリーグ2008 Knockout Stage
Final オーストラリア・アデレード ハインドマーシュスタジアム/17,000人
アデレード・ユナイティッドFC(AUS) 0-2 ガンバ大阪(JPN)
(G大阪) ルーカス(4分、15分)
アウェーのG大阪のスタメンは、22 藤ヶ谷陽介、21 加地亮、2 中澤聡太、5 山口智、13 安田理大、17 明神智和、27 橋本英郎、16 佐々木勇人、7 遠藤保仁、10 二川孝広、9 ルーカスのホームと同じく遠藤をトップ下に配した4-2-3-1。腰だったかを痛めていた中澤もこの試合には出場。
G大阪初優勝
立ち上がりから予想通りアデレードが積極的に前からボールを追い、2分には少し距離があるが、G大阪陣内でFKを得るが、これはG大阪がきっちりと跳ね返す。
すると、4分には、クリアボールを拾った佐々木がワンフェイントで19番オグネノブスキーをかわしてミドルシュートを放つと、このボールをGKビリギッティが弾いた所に詰めてきていたルーカスが蹴り込んで、G大阪が先制。
更に、15分には、中央から二川がダイレクトで送ったロングスルーパスに反応したルーカスがトラップが足下に入りすぎた結果右足ではアウトサイドで窮屈なシュートになったが、これをきっちりと決めて、早くもこの試合を決定付ける2点目をあげた。
しかし、試合を諦めないアデレードは、26分、10番クリスティアーノのヘディングが決まって1点を返したかと思われたが、判定はオフサイドでノーゴール。
40分には、G大阪に更に決定的なシーンが、左サイドで競り勝った安田理のクロスに正面で狙った橋本のシュートは決まらず、こぼれ球をルーカスがヘディングで狙うが、これも決まらず。
後半立ち上がり、安田理の切れ込みからチャンスを作るが、ゴール前で他に選手のフォローが無くクリアされると、そのクリアボールを一気に前線へ展開してドッドのカウンターからアデレードのチャンスになるが、これはG大阪が身体を張って守る。
後半の序盤は、試合の主導権をアデレードが掴む。
しかし、G大阪は最後まで攻撃的なサッカーを貫き、佐々木勇を山崎雅に代えて2トップにし、試合の流れを変えると、更に足の状態がまだまだ万全でない安田理を下平に代え、最後は、明神に代えて播戸を投入。試合の主導権を奪い返すだけでなく、更には、可能ならもう1点と言う姿勢を貫き続ける。
終盤、再びアデレードが攻勢を見せるが、G大阪の守備陣もきっちりと守り試合を締めて、ロスタイム3分が経過し、試合終了。
G大阪がアジアを初めて制した。
試合を決めた早々のルーカスの点
ホームで3-0と快勝した事で、圧倒的に有利な立場で試合に臨めたG大阪。
しかし、ホームでのアデレードの強さは、準決勝でクルブチから3点を奪ったように十二分に警戒しないといけなかった。
その懸念と予想通り、最初から攻撃に出てくるアデレードでしたが、開始4分でルーカスが決めて、先制すると、その瞬間、アデレードはG大阪から5点を必要となってしまった。
あの瞬間で、ほぼ優勝を決めたと言っても良い。
それでも、時間は十分あり、可能性にかけて諦めないアデレードでしたが、続けざまに15分に同じくルーカスの追加点で、試合を決めたと言っても良い。
試合開始15分で、優勝を決められたと言えるだろう。
最後まで貫いたG大阪のサッカー
確かに、2点を取る事で、優勝そのものは決めた。
それもあったのだろうが、しかし、後半になっても攻撃の手を緩めず、前線のカードを切り続けた西野監督の気持ちを汲んで、攻める、とにかく攻撃をと言うG大阪のサッカーを貫き続けた。
点を奪う時には、縦に早く、それが出来ないときには、とにかくパスを繋ぐ事を怖れない、中盤で選手が相手のDFの間に入りスペースを見つけて動きながら、ショートパスを繋ぎ続ける。
昨年の浦和が浦和らしい優勝だとすれば、このG大阪の優勝は間違いなくG大阪らしい優勝だろう。
見事な敗者であるアデレード
序盤の2点で試合は決まってしまった。
もう優勝はありえないだろう事はアデレードだって分かっていただろう。
しかし、90分間気持ちを切らす事無く、それこそ2試合で負けても例えば、この試合だけは勝つんだ、G大阪に今年のACL初めての黒星をつけるんだと言う意欲で、点を奪いにきてくれた。
前半26分のクリスティアーノのゴールが、確かにオフサイドだったのですが、あれが決まっていたとなれば、もしかしたら、この試合、G大阪の勝利は無かったかもしれない。
優勝は出来ただろうが、無敗優勝は無くなっていたかもしれない。
また、後半には、得点こそ奪う事が出来なかったが、G大阪を間違いなく慌てさせる事が出来たんじゃないだろうか?
以前にも何度か書いた事ではあるが、良い勝者の前には素晴らしい敗者がいる。
そして、アデレードは間違いなく素晴らしい敗者だったと言えるだろう。
確実かどうかは分からない、しかし、12月のCWCでは、ワイタケレに勝利すれば、再びG大阪と対戦する事が出来る。
その時に、マンUへの挑戦権を賭けて、素晴らしい試合を期待したい。
MVP遠藤
やはりG大阪は遠藤が中心なのだろう。
確かにこの試合では得点に絡むことは出来なかった。
しかし、試合の全体をコントロールしていたのは、間違いなく遠藤だろう。
ボールを受け、散し、回し、まさに中盤の心臓として、ピッチのあちらこちらへとボールを供給し、ゲームを作り続けた。
この年になっても成長を続ける遠藤の凄みは、こういう試合で本当に感じる。
海外からのオファーと言う話もあるが、遠藤が海外に出るかどうかは分からない。
ただ、今のG大阪は遠藤を中心に、まさにアジアでも屈指のチームで、どこよりも日本らしい、日本がやる攻撃的サッカーを体現したチームだといえるだろうし、その中心である遠藤は、そのまま日本の心臓でしょうね。
これで、日本勢の2連覇。
そして、昨年の浦和とは全く異なるサッカーによる優勝で、CWCへと挑む。
日本のサッカーを世界へと見せて欲しい。
まずは、G大阪、ACL優勝おめでとう!


