J1最終節 千葉 vs F東京
残留の為には、勝って、更に東京Vか磐田が負けて初めて自動降格圏から脱出できる千葉。
対するは、勝って、川崎Fと名古屋が負け、更に得失点差で上回れば、ACL出場が出来るF東京。
共に自力では難しいとはいえ、最後まで可能性を信じての戦い。
Jリーグ Division 1 最終節
フクダ電子アリーナ/17,152人
千葉 4-2 F東京
(千葉) 新居辰基(74分)、谷澤達也(77分、85分)、レイナウド(80分PK)
(F東京) カボレ(39分)、長友佑都(53分)
対するアウェーF東京のスタメンは、1 塩田仁史、25 徳永悠平、3 佐原秀樹、2 茂庭照幸、5 長友佑都、7 浅利悟、6 今野泰幸、22 羽生直剛、40 鈴木達也、24 赤嶺真吾、9 カボレの4-3-3。ここ最近スタメンを平山に奪われていた赤嶺がスタメン起用、更に石川直に代えて、F東京で鈴木達が初スタメン。ACL出場に向けて、得失点差が必要なだけに、とにかく点を奪いにいく。
劇的な結果
39分、五分の試合展開の中で、右CKからのボールをカボレが合わせてF東京が先制。
53分、更にF東京は、セットプレーの為に、上がっていっていた千葉に対してカウンターから、長友が強烈なミドルシュートを決めて、F東京2点目をあげる。
なかなかチャンスが作れない所で千葉は中盤でボールを奪うと一気に前線へフィード、これを途中から入った新居が思い切ってうったボールがGK塩田の手を弾いて、そのままゴールに吸い込まれて、千葉が1点を返す。
これで流れを掴んだ千葉は、3分後、青木良のアーリークロスを肩で巻が落として、そのボールを谷澤が思い切りボレーを決めて千葉あっという間に同点。
更に、レイナウドがF東京ゴール前で粘ると、今野がPA内でレイナウドを倒してしまいPKを得ると、千葉はそのレイナウドが右上隅に豪快に決めて、80分ついに千葉が逆転。
勢いに乗る千葉は、ボールを奪った戸田のクリアボールを新居がそのまま前線へと流すと、オフサイドラインギリギリを抜け出した谷澤が独走、GKとの1対1も冷静に決めて、千葉決定的な4点目を獲得。最後は、新居だけを残して、巻も最終ラインで守備をして試合終了。
何と、2点差を跳ね返して、大勝利で残留を決めた。
今季を象徴する試合1
立ち上がりから、千葉の出来は決して悪くなかった。
ただ、シュートまで行くことが出来ず、最後の所で精度を欠き、逆にセットプレーからF東京に先制点を奪われた。
更に、これからだと言う後半立ち上がりにも、長友の強烈なシュートで2点差をつけられてしまった。
ここで試合が決まったかと思ったが、千葉は最後まで諦めなかった。
時間が進む中で、なかなかチャンスを作れず、終わってしまうかと思われたが、途中交代で入った新居がそのスピードを活かして、F東京の最終ラインを切り裂いた。
更には、こちらも途中交代の谷澤のゴールで同点、レイナウドが粘ってPKを得て逆転。
最後は、谷澤がとどめの4点目を決めて試合を決めた。
今季、途中で采配を揮うようになったミラー監督の采配がズバリと当たって、それまでチャンスも作れなかった所で、たった数回のチャンスを決めて勝利を引き寄せた。
今季を象徴する試合2
今季の千葉は開幕前から苦戦をし続けた。
主力選手が大量移籍、監督が決まらず、始まってみれば、GWまで勝ち星なし、中断期間前には2勝2分9敗というぶっちぎりの最下位。
そこで、千葉はミラー監督が就任、前半戦が2勝4分12敗だったチームが、後半戦、この試合も含めて8勝4分6敗と勝ち越し。それでも前半戦の借金の影響で最後まで降格圏内に留まる事になったが、しかし、最後まで諦めなかったチームは最終節、F東京に大逆転勝利。
他会場で行われた磐田と東京Vの試合が共に負けた結果、終わってみれば、何と一気に残留を決める15位でフィニッシュ。
今季を象徴する試合3
何度も書くようですが、本当にこの試合も、今季の千葉の1年間の苦労を象徴するように、攻撃するもののチャンスが作れず、逆にセットプレーとカウンターから失点すると言う苦しい試合展開。
良い試合をしても勝てない、良い試合の後にはひどい試合をすると言う千葉の1年間を象徴する試合展開だったのではないか?
しかし、2点差をつけられても諦めない。ミラー監督の采配を信じ、更に自分たちのサッカーを信じて、最後まで逆転を狙った事が、新居と谷澤のゴールに繋がったのだろう。
そして、その粘りがレイナウドのPKへと繋がったのだろう。
本当に、昨季の鹿島の優勝と同じ、いやそれ以上に劇的な結果だったと言えるのではないかな?
とにかく、最後に本当に感動的な結果を千葉には見せてもらえて、これが、勝負事の醍醐味でしょう。
今季も面白いシーズンだったと言える、その象徴が千葉と言うチームの形で見れたように感じる。
それを象徴する面白い試合でした。


