2010年01月03日 [16:21]   第88回全国高校サッカー選手権大会 | スポーツ | 第88回高校選手権 

第88回選手権大会 山梨学院 vs 香川西

高校サッカー4日目、3回戦。
初出場ながら関東王者の肩書きに恥じないサッカーで、野洲、立命館宇治と関西勢を連破しての3回戦にあがってきた山梨学院。
対するは、初戦でIH王者であり、今大会優勝候補筆頭とも言うべき前橋育英に昨年のリベンジを果たしての3回戦進出をはたした香川西。
リズム良く力を発揮してきている山梨学院か勢いに乗る香川西か、ベスト8に進むのはどちらか?

第88回全国高校サッカー選手権大会
3回戦 さいたま市駒場スタジアム
山梨学院大附 2-0 香川西
(山梨学院) 中田寛人(41+分)、平塚拓真(66分)
山梨県代表山梨学院のスタメンは、1 松田ラン、2 井上拓臣、4 中田寛人、3 関篤志、12 藤巻謙、7 碓井鉄平、6 宮本龍、8 平塚拓真、9 鈴木峻太、10 伊東拓弥、19 佐野敬祐の4-2-2-2。
2回戦で左SBに入った5番諸井に代えて、初戦と同じく12番藤巻をスタメン起用してきた。それ以外はいつも通りの布陣。
香川県代表香川西のスタメンは、1 澤柳雄哉、2 田中集、3 米田昇平、4 花崎航、5 井上皓紀、7 伊藤星斗、6 佐々木卓弥、9 高橋佳汰、19 中谷純也、10 福家勇輝、11 大西晃広の4-4-2。
2年連続IH王者撃破の立役者である10番福家と11番大西の2トップが中心だが、19番中谷や6番佐々木なども得点感覚に優れるメンバーで構成してきた。

山梨学院初出場ベスト8へ
両チームとも良い攻めを見せるが、守備もしっかりと対応しており、点が奪えず、膠着状態に入って、このまま前半終了かと思われた40分、左CKを得ると、ニアサイドで上手く合わせた4番中田のヘディングシュートが決まって、山梨学院が先制。

後半、両チームとも得点を奪いにいくが、ゴールが割れず、前半と同じような膠着感が出てきた所で、66分、山梨学院は12番藤巻が高い位置でボールを奪うと、そのボールを受けた7番碓井が、ワンツーを返すようなキックフェイントでDFの逆をついて中へと流れながら中央の11番加部へとボールを入れ、そのボールを加部からダイレクトで走り込んできた8番平塚へと送ると最後は平塚がGKとの1対1をきっちりと決めて、山梨学院追加点。

何とか逆転したい香川西だったが、山梨学院も攻撃の手を緩めず、何度も見せた攻め合いの膠着状態のまま試合終了、2-0で山梨学院が勝利。

トータル的な差
初出場ながら関東王者であると言う肩書き、それに恥じないチーム力の差を見せ付けての3回戦突破でしょう。
大晦日の初戦から4日で3試合と言うスケジュールの中で、80分間運動量が落ちず、上手いプレッシャーのかけ方で体力を温存し、ここぞと言う所での前線への人数をかけるなど、強いサッカーをしている。
確かに単純な個々のタレントを比較すると、申し訳ないが香川西の方が劣る、だからこそ、山梨学院が優勢になるのは、ある種予想通りではあるのだが、それでも、香川西は、更にタレント豊富な前橋育英を倒しての3回戦進出であり、単純な数人の差が決定的な差になるような事は、サッカーのようなチーム戦では、ほとんどありえない。
ま、それこそWCでアルゼンチンがマラドーナのおかげで勝てたような、そのマラドーナのような次元の違う選手がいるなら別でしょうけどね。
そのちょっとした差、それをひっくり返させず、そのまま押し切る、その強さ、トータル的なサッカーの質が、香川西のキープレイヤーである2トップを思い通りにさせないために、バイタルエリアでブロックを作って守って、結果として、多少サイドを攻められても、1対1で負けないので、簡単に縦へはいかせずに済む。
その守備の安定が、攻撃へと繋がっている。
安定的なトータルな強さを発揮してきていると感じる、そんな山梨学院のサッカーだった。

2年連続3回戦敗退
昨年に引き続き、初戦でIH王者に勝ちながら、次の試合で敗退すると言う事を繰り返してしまった。
前回大会からコンビを組んでいる2トップだけに、その連携は完成していると言えるかもしれないが、しかし、この試合では、その2人の連携を完全に山梨学院に分断されてしまった。
結果として、個々で局面の打開をせざるを得なくなり、それでもゴール前まで攻め込める強さは発揮できたが、それだけでは山梨学院の壁を突き抜ける事は出来なかった。
また、サイドから攻めあがる、特に19番中谷などが積極的にサイドから縦や中へと攻め込み、チャンスを演出していた。
しかし、これも前線の他の選手とは分断されてしまって、なかなか次が繋がらなかった。
この辺、山梨学院が上手く香川西の選手を分断、各個撃破しており、それに完全にはまってしまった感じがする。
山梨学院を褒めるしかないのかもしれないが、しかし、その山梨学院のDFに対して、個々だけで、あれだけチャンスを作った香川西も、本当に良いチームだっただけに、残念な結果でしたね。

ふとした感想
全く試合の内容とは関係ないが、しかし、この試合を観ていて思ったのは、試合終盤香川西の中谷が足を攣ったシーンがあった、それを山梨学院のGKである松田が伸ばしてあげている場面があった。
何というか、こういうのが学生スポーツの良い所だなと思った一幕でしたね。
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2010/01/04 02:54:42[今、アッツイのはどこだ!?]

    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。