2012年02月05日 [23:30]   ロンドンオリンピック | スポーツ | ロンドン五輪2012 

ロンドン五輪 アジア最終予選 シリア vs 日本

昨年最後のアジア最終予選第3戦、ホームでシリア相手に勝利をしたことで、五輪に近づいた日本。
大一番となるアウェーでのシリア戦。
日本は、勝てば出場に王手となり、負ければ逆に黄色信号が灯る。
最低限はドローで行けば、日本が五輪へと近づくことは間違いなく、負けないように、そして、勝ちを狙ってほしい。
開催地は、シリアの国情不安があって、ヨルダンでの試合。
その対戦相手のシリアは、昨年末に監督交代して、前回大会から選手を大きく入れ替えてきた。

ロンドン五輪アジア最終予選 GroupC
[31]第4節 ヨルダン・アンマン キング・アブドゥッラー・スタジアム/500人
シリア 2-1 日本
(シリア) OG(18分)、アフマド・アルサリフ(90分)
(日本) 永井謙佑(46+分)
日本のスタメンはこちら。
ロンドン五輪アジア予選シリアvs日本
清武弘が負傷で代表から離脱したが、この辺のメンバーは、前回のホームでのシリア戦と同様、山田直を中央において、右に東を持ってきた。
また、クラブ側から拒否されて合流できなかった大津祐はいないが、左に山崎亮を起用、1トップは最近の大迫勇ではなく、永井謙を起用し、このチームの主将である山村和が復帰して、山口螢とコンビを組む。

前半
シリアのキックオフで試合開始。
立ち上がり、なかなかパスを繋ぐことが出来ず、シリアのプレスの前に日本が思い通りのサッカーが出来ず、シリアの方も素早い攻撃で狙ってくるが、日本の最終ラインは粘り強く守って対応する。
15分、日本は、山崎亮が相手との接触で負傷退場、急遽、大迫勇を投入するが、18分、シリアのFKで7番モハンメド・ファレスが蹴ったボールを大迫勇がクリアしようと中途半端に触った事で、GKの権田修が弾きだしきれずに、そのままゴールに入って、シリアが先制。
先制を許した後も、日本が何とか攻め手を模索するが、なかなかボールを繋げず、中盤での選手の距離感が悪いのか、チャンスを作り上げる事が出来ないまま、逆にカウンターからピンチを招くなど、シリアペースの展開が続く。
終盤に入ってもなかなか、シリアのハイプレスの中で攻め切れず、それでも右サイドを主体で打開を狙うと、終了間際、最終ラインから一気に前線に送ったボールを、大迫勇が上手く相手DFのバランスを崩してボールをキープすると、そこからのスルーパスに永井謙がスピードに乗って裏へと抜け出すと、冷静にGKの動きを見極めてシュートを流し込み、日本が同点に追いつく。
シリアが再び前に出るが、日本は権田修がしっかりと守って、同点で前半を折り返す。

キレの無い日本
はっきり言って、日本の方の動きは悪かった。
ピッチの状態だったり、シリアの守備が高い位置からハイプレスを仕掛けてくる事で、リズムを作れない部分もあったが、どうにもパスが合わない上に、トラップなども上手く出来ておらず、シリアのプレスの前に焦りがあるのか、一つ一つのプレーの質が本当に悪かった。
もう少し、冷静に丁寧にやる事が出来れば良かったのだが、これが全くできていなかった。
失点に関しては、急遽入る事になった大迫勇が触った事で起こったのだが、それ以上に、どうにもギリギリでは守れているが、上手くシリアの攻撃陣に体を入れられて、前に出られたりしてしまっている。
ホームでの試合の失点もそうでしたが、DFの間を強引に突破されてしまうなど、そこは対応できないといけない。
攻撃に関しては、山村和や山口螢が、前線へと連動し切れていない。
また、山田直が少々ブレーキと言うか、狙われてしまっている部分があった。
それでも、終盤に何とか永井謙と大迫勇の二人の良さを発揮したゴールで追いつけた事は大きい。
これで、相手に嫌なイメージで前半を終わらせ、日本には希望を持って後半に挑むことが出来る。
後は、もう少しサイドチェンジのイメージも欲しいのと、もう一つは、大迫勇がゴール前で勝負が出来るように、全体的な押し上げをしていきたい所だ。


後半
両チームとも前半終了のメンバーがピッチに揃い、日本のキックオフで後半開始。
立ち上がり日本にもチャンスがあるも、やはりシリアペースで、前線が非常に勢いよく攻めてくる事で、日本の守備陣は劣勢に立たされるが、ここはGKの権田修が良い反応を見せていてゴールを許さず。
徐々に、日本が中盤でボールを奪えるようになると、中盤で五分に持っていく。
シリアが72分、11番マルデク・マルドキアンに代えて9番ナッスーフ・ナックダリを投入してきた。
75分、日本は山村和に代わって扇原貴を投入する。
両チームともチャンスはあるが、ゴールを生まれない中で、激しいボールの奪い合いとなっていく。
終盤になると、徐々にシリアの足が止まってきた事で、日本が攻め込み出して、大迫勇の基点を中心にサイドからの展開で、チャンスを作り出すと、個人技も発揮されて、日本のサッカーにリズムが出てくる。
劣勢のシリアは88分、7番モハンメド・ファレスに代えて6番モハマド・ワエル・アルレファイを投入。
終了間際のアディショナルタイムに入る直前に、シリアは2番アフマド・アルサリフが思い切ったミドルシュートが素晴らしいボールでゴールに決まって、シリアが勝ち越す。
シリアは17番ソライマン・ソライマンに代えて14番を投入。
日本が猛攻を見せるもゴールは割れず、結局2-1で日本敗退、2位に後退。

流れが掴めなかった日本
大迫勇が入った事で、前半途中から前線で基点を作れるようになって、後半に入ってからは、そこで良い形を作れるようになっていったのだが、しかし、全体的なやはり質の悪さが目に付いたまま、ゴールを奪いきる事が出来なかった。
但し、後半の出来はゴールを奪えなかった部分以外では問題とは言えないだろう。
失点のシーンは、あそこで寄せ切れないのは不満でもあるが、ゴール自体はシュートを褒めるべき部分であるから、そこはある意味仕方が無い。
とにかく、中盤が日本のストロングポイントである筈が、その中盤が最後まで落ち着くことが無かった。
前述の通り、大迫勇のおかげで、前線に基点を作って、永井謙が走るスペースが出来たり、後半には、その大迫勇が前に出る事が出来たが、しかし、最後の部分で決め切れなかった。
ま、シュートが決まらなかった事はアタッカーの責任ではあるが、それ以前に、崩すイメージが出来ていなかった。出来ていないというか、前に出る所で、他の選手との連携が悪かったのと、どうにも山田直、山村和、山口螢のトライアングルの部分での連動が悪くて、ボールの展開力が無かった。
ま、次は2月22日のホームでのバーレーン戦、この試合では、どうにもおそらく選手個々の出来というか、シーズン前の状態から抜け切れていない、合宿をしても動きの悪い選手と言うのは目に付いた訳で、そこを22日には改善されていると思えるので、そこで勝利をしっかり決めて行く。
残り2試合の連勝は必要ですが、得失点差、総得点で、シリアに1点負けている事を踏まえて、とにかく得点を奪って勝たないといけない試合になる。
どこまで自分たちらしいサッカーを出せるか、そうすれば、このチームのアタッカー陣のゴールを奪えるだろう、残念な結果ではあるが、だからこそ、立て直していくべき所だろう。



個人的な個人評
1 権田修一 5.0 失点は仕方が無いものの、出来ればはじき出す位はして欲しかった。
4 酒井宏樹 4.5 なかなか前に出れなかったが、右サイドで数的不利な中で耐える。
12 濱田水輝 4.0 粘り強さはあったが、プレスが遅くて、ピンチになるシーンも。
13 鈴木大輔 4.5 ギリギリのプレーがいつも以上に多かった。
5 比嘉祐介 4.5 攻撃参加が出来辛い展開だったが、守備面では耐えていた。
16 山口螢 4.0 単独で良い守備を見せるシーンもあったが、中盤の連動性はなかった。
8 山村和也 4.5 久々と言う事で、どうにも浮いているような、ボールに落ち着きを作れなかった。
3 扇原貴宏 5.0 途中交代で入って中盤を落ち着ける事が出来た。
10 東慶悟 4.5 良い動きを見せていたが、他のメンバーがついてこれていなかった。
15 山田直輝 3.5 正直ブレーキに、狙いは分かるが精度の悪さが目に付いた。
7 山崎亮平 -- 早い段階で負傷退場してしまった。
9 大迫勇也 5.5 基点となって、非常に良い動きをして、全体を動かしていたが、後半のゴールは決めないと。
11 永井謙佑 5.5 ゴールに関しては持ち味を発揮。前線でスピードを活かせたが、チームとして活かしてもらえなかった。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。