2012年09月03日 [04:43]   るろうに剣心 | 映画 | 実写映画感想 

るろうに剣心を観てきました

去る9月1日に『るろうに剣心』を観てきました。
いつもなら、初日に観に行くのですが、今回は都合により出来なかったので、一週遅れ。
とはいえ、いつも通りネタばれがありますので、ご注意を。
感想で言えば、脚本と言うかストーリー的には良かった。
元来のるろうに剣心の話を再構築して、組みなおした話の内容は、しっかりとストーリーが練り直されていて面白く作られている。
最後の敵、最後の戦いを鵜堂刃衛にしたことは、本当に話が分かっているから出来る事でしょうね。
剣心の敵と言えば、鵜堂刃衛、四乃森蒼紫、志々雄真実、雪代縁、それに齋藤一と言う所があるが、それぞれにとって、剣心にとって単純な倒す敵と言う以上の存在だったが、その中で鵜堂刃衛と言うのは、最も剣心にとって人斬りと殺さずの間で揺れた戦いでしたからね。

それを最後の敵にもってきた事は、本当に脚本や監督がるろうに剣心を分かっていると言えるねぇ。
内容的に、脚本として、多少後から削ったような可能性があって、場面と言うか、少し強引に飛ばした感じがあるものの、それ以外に関しては、本当に良かった。

とはいえ、難点が無いわけでも無く、結果として、るろうに剣心じゃないという感じもした。
飛天御剣流を実写でやるならば、あぁいう形しかないのでしょうし、るろうに剣心の実写で表すには、これしかないだろうという殺陣だったりと、作りとしては悪くない。
特に殺陣は、速さと高さと言うのが剣心の飛天御剣流の技なんですが、高さと言う部分はあまり見せなかった、剣心の得意技である龍鎚閃は二度しか出なかったが、速さの部分では結構見せていた。
また、何よりもこれは凄いなと思ったのが、道場での戦いで刀を抜かずに戦い抜いた、柔術の技だったり、木刀での殺陣だったりと言うのは、本当に凄かった。
実際の時代劇の殺陣とは違うが、るろうに剣心の殺陣と言う意味では、見事に表現できていたんじゃないだろうか。実写であることを活かした実際の殺陣と言うと表現がおかしいかもしれないが、漫画的でない部分での飛天御剣流の殺陣を見せる事が出来ていたんじゃないだろうか。

但し、キャスティングがなぁ。

剣心が恵よりも背が高いと言うのもあったり、弥彦が左利きかよとか、そういう微妙な所もあるが、それ以上に、今回のキャスティングの中で鵜堂刃衛の吉川晃司以外は、後は署長の斉藤洋介くらいしか、あわなかったなぁ。
例えば、先に書いたように剣心の身長だったり、弥彦の利き手の部分、これは、極端な話、仮想のキャラクターだから、この中ではこうだで良いだろう。
ま、それでも剣心は短身痩躯の赤い髪と言う設定は、るろうに剣心である以上避けたらだめじゃねぇか?
所々では、映像的に髪を赤く見せている部分もあったけどね。
確かに優男と言うイメージはあるんですけどね。

で、ここまでは百歩譲ってありだとしよう、但し、齋藤一が右手で刀を振るったらダメだろう。
彼は史実の人物で、実際に左利きだといわれている。
元来左利きは邪道と言う事もあるが、それを近藤勇が良しとした事で、齋藤一のコンプレックスを改善させた事で、齋藤一にとって左利きは誇りだったという事も言われている。
その彼が左腰に佩刀するはずがない。
唯一牙突のシーンだけ左利きだもんなぁ。
江口洋介がダメとか良いとか言う以前に問題だろう。
他にも山縣有朋の貫禄があまり無かったというのとかね。
ま、こちらは史実の山縣有朋がそこまで貫禄があった人物かと言えば微妙で、残っている写真と比較すれば、奥田瑛二ははまり役っぽく見えるが、しかし、齋藤一と剣心の戦いを止めるのに、もっと迫力が欲しかったな。

そういうキャスティングのあれこれ、更に言えば、先の齋藤一が一度も「悪即斬」と言う信念を語らなかった事、あの一言がるろうに剣心での齋藤一を表す言葉なんですけどね。
ま、それと左之助が維新志士をを嫌っていないという所もねぇ。赤報隊の話を入れない限り、それは唐突感があるが、それなら、何で剣心に絡んだのかと言うのもあるからねぇ。
・・・あぁ、強いからか・・・

そんな訳で、先に書いたようにキャスティングは、演技の上手い下手云々以前の問題でしたが、それを除けば、面白く観れるでしょうね。
ただ、そうなってくると、個人的にはもっとキャスティングにこだわったというか、キャスティングを変えたもので、同じ脚本の映画となるのか、もしくは、この脚本でアニメに戻してやるかと言うのを観てみたいですね。

・・・
ところで、漫画の際には気になっていなかったのですが、良く考えたら逆刃刀って、十分武器ですよね。
鉄パイプとか金属バットよりも、インパクト時の設置面積が小さい分物理的破壊力は、これらを上回りますから、所謂撲殺用の武器では無いかと・・・
ま、殺陣の流れの中で突きを柄でできる事が分かったのは面白いが、あれで殴れば殺せると思うんですよねぇ。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。