2012年09月05日 [01:00]   U20女子W杯 | スポーツ | U-20/日本2012 

U-20女子WC2012 日本 vs ドイツ

U-20女子WCも準決勝。
ここまで順当に勝ち上がってきた日本にとって、難敵ドイツが相手。
ドイツは前回大会優勝国であり、過去5回のU-20WCをアメリカと並び最多2回優勝と力関係ではヤングなでしこの上に行く相手だろう。
ただ、昨年の女子WCでは、開催国のドイツを準々決勝でやぶって勢いに乗って優勝を果たした。
ヤングなでしこにとっても、ここでドイツを倒して、一足先に決勝に駒を進めたアメリカに対して、なでしこのロンドンでの借りを返しに行きたい所だ。

FIFA U-20 Woman's World Cup Japan 2012
[30]Semi-finals 国立霞ヶ丘競技場/28,306人
日本 0-3 ドイツ
(GER) Melanie LEUPOLZ(1分)、Dzsenifer MAROZSAN(13分)、Lena LOTZEN(19分)
日本のスタメンはこんな感じ。
U-20女子WC2012日本vsドイツ
準々決勝の韓国戦と同じメンバー、同じシステムで挑む。

前半
ドイツのキックオフで試合開始。
開始早々、右サイドでボールを奪ってから、14番Dzsenifer MAROZSANの強引に突破からスルーパスを受けた8番Melanie LEUPOLZがGKとの1対1を冷静に決めて、ドイツが開始1分で先制。
更にドイツは浮き球をゴール前に入れてくると、木下栞が目測を誤って後ろにそらしてしまって、そこに抜けていた14番Dzsenifer MAROZSANがGKの動きを見極めてループシュートを決めて、13分ドイツが早々に追加点を奪う。
そして、19分には、右CKからのボールを11番Lena LOTZENが日本の守備の間でフリーになってヘディングシュートを決め、ドイツが3点目を奪う。
開始20分で3失点で、ドイツのプレスの前に攻め手を見出せない日本は、田中美に代えて横山久を25分に投入する。
日本はドイツの守備の前になかなか攻め手に欠け、ドイツは少しペースダウンしてカウンターを狙う戦いにシフトすると、そのまま前半終了、ドイツ3点リードで折り返す。

1点ずつ取り返す
立ち上がり早々とか、なかなかチームが乗れずに失点しやすい時間帯。
まさに、その立ち上がりでヤングなでしこがリズムに乗るよりも早くドイツが畳み掛ける攻撃で20分で3失点をしてしまった。
一瞬の隙とも言うべき所で失点をしてしまった。
また、攻撃にしても、ボールを前に運ぶことが出来ず、相手陣内に入った所からプレスで潰されてしまって、ヤングなでしこらしいサッカーを出来なかった。
とはいえ、前半も時間が進むにつれて、ドイツが若干ペースを抑えた部分もあるだろうが、何とか攻める機会を得る事が出来た。
それでも、今大会ここまで無失点で来ているドイツの守備を崩せてはいない。
まずは相手ゴールに向かう中で、ボールと選手共に、動いてギャップを作っていかなといけない。
圧倒的に力の差を見せつけられている部分もあるだけに、ここからは、1点ずつ、とにかくどんな形でも良いから早い段階で返す事、そこから一つずつ取り返していくしかないだろう。

後半
前半終了から両チームとも選手の交代は無く、日本のキックオフで後半開始。
立ち上がりから日本は仕掛けて行くと52分には左サイドを浜田遥が攻め上がってからのクロス、これをGKが弾いた所で日本の選手が詰めていくが、ゴールは奪いきれず。
日本ペースになった展開の中で、61分には、柴田華がドリブルで仕掛けてシュートまで行くものの僅かに枠を外す。
ここで、日本は田中陽に代えて道上彩を投入、西川明を中盤に下げて、道上彩の1トップにする。
64分、ドイツは最初の交代で9番Nicole ROLSERに代えて16番Anja HEGENAUERを投入する。
ドイツもカウンターを見せるものの、日本が攻め込み続ける中で、74分、ドイツは8番Melanie LEUPOLZに代えて3番Carolin SIMONを投入する。
日本はゴール前に放り込んで横山久がGKと競って潰れ、こぼれ球を道上彩が狙うがシュートはGKが止める。
80分、先にドイツが最後の交代で11番Lena LOTZENに代えて20番Lina MAGULLを投入する。
84分には日本は高木に代えて中村を投入する。
最後まで日本が攻撃の手を緩めないが、しかし、ドイツもゴール前を固めてゴールを奪えず、試合終了。

力の差を見せられる
正直、まだまだ大きな力の差を感じさせられた。
後半には、確かにヤングなでしこの攻撃、サッカーを発揮して、チャンスを作ったものの、ドイツはしっかりとゴール前を固めて、きっちりと跳ね返してきた。
一瞬の隙をつかれて失点したヤングなでしこに対して、その隙を突きたかったにもかかわらず、集中して隙を見せなかったドイツ。
そして、攻め込まれながらも跳ね返してカウンターを仕掛ける、ゲーム運びの一つ一つをとっても、色々な面で、ドイツの方が一枚ずつ上回っていたように思える。
この辺は、なでしこが未だにアメリカやドイツとの力の差があるように、この世代でもまだまだ力の差があるという事だろう。
ただ、それでも、なでしこはWCで優勝し、五輪で銀メダルだったように、一歩一歩追いついていく事、彼女たちの戦いは、これで終わりではなく、まだまだ、先がある。
そこで、ドイツを相手に差を詰めて、再びリベンジを果たすこと、今の力の差はあり、ドイツの方が全てで上回っているが、それを一つ一つ詰めていく事、まだまだ、これだけの先があるという事で、成長の可能性は見えている。
何よりも、この試合3点差あり、攻め切れない、ゴールを奪えないという展開の中でも切れてしまうことなく、最後のホイッスルが鳴る瞬間まで攻め手を緩めず、ゴールを、1点でも返して、そこから先に繋げていこうという意図のあるサッカーを見せた事は、本当にプラスになるだろう。
今大会は後1試合、ナイジェリア戦が残っている。
幸か不幸か、今大会ヤングなでしこのメンバーはアフリカ勢と戦っていない。
女子の世界では、アフリカ勢はまだ結果を出してはいないが、しかし、今後の彼女たちの成長を考えても、ここでアフリカ勢のサッカーを経験する事で、更なる糧にして欲しい。
その上で、勝利しての3位で終える事を期待したい。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。