2012年10月29日 [05:07]   ヴィッセル神戸 | スポーツ | Jリーグ/2012 

J1/2012 第30節 神戸 vs 川崎F

残り5試合となったJ1第30節。
4連敗の後、2戦連続ドローで、7試合勝ち星の無い結果、14位と残留争いの中にいる神戸。
勝点39と連年ならば安全圏となる勝点だが、今季は16位G大阪が32で、場合によると油断できない12位川崎F。
神戸としては全体負けられない試合であり、川崎Fも安全のためには勝点1は稼いでおきたい試合。

Jリーグ2012 Division1 第30節
ホームズスタジアム神戸/16,317人
神戸 3-3 川崎F
(神戸) 都倉賢(56分、82分)、田代有三(76分)
(川崎F) レナト(39分)、小林悠(65分)、楠神順平(69分)
ホーム神戸のスタメンは、28 嘉味田隼、21 茂木弘人、4 北本久仁衛、19 伊野波雅彦、3 相馬崇人、18 田中英雄、27 橋本英郎、8 野沢拓也、7 朴康造、11 田代有三、17 吉田孝行の4-2-2-2。
北本久が出場停止から復帰、代わりにイ・グァンソンが出場停止。また、前節欠場した伊野波、野沢拓と田代有、吉田孝がスタメン復帰。さらに大久保嘉がベンチ入り。
アウェー川崎Fのスタメンは、21 西部洋平、3 田中裕介、15 實藤友紀、5 ジェシ、35 山越享太郎、20 稲本潤一、31 風間宏希、14 中村憲剛、16 楠神順平、11 小林悠、10 レナトの4-2-1-3。
前節から山瀬功に代えて小林悠が久々のスタメン起用。

競り合いはドロー
立ち上がりから神戸の方が動きが良かったが、早々に吉田孝が負傷交代で都倉賢が投入され、今度は、高い位置からのプレスと前線で基点となる選手が増えた事で、神戸が優勢に試合を進める。
更に負傷で神戸は相馬崇に代えて奥井諒を投入すると、そのすぐ後、39分、バイタルでパスを横に繋いで、レナトがフリーになって思い切ったミドルシュートが、巻くようにゴールに突き刺さり、劣勢の川崎Fが先制。
後半には、神戸の2トップの高さに対抗するために、伊藤宏を投入して3バックにしてくると、川崎Fも自分たちのリズムを作る事が出来てきたが、56分、神戸が野沢拓がゴール前に入れたボールを、川崎Fがカット、しかし、クリアに行くところで足を滑らしたのかクリアできず、そこに走り込んでいた都倉賢がゴールに蹴り込んで、神戸が同点に追いつく。
65分、左サイドでのFKで、中村憲が蹴ったボールがファーサイドにまで流れると小林悠がDFの前に飛び込んでゴールに押し込み川崎Fが勝ち越す。
神戸のパスミスをカットした所で、69分、右サイドで楠神順が抜けて、ゴール前に入れたクロスがそのまま流れてゴールに吸い込まれて、川崎Fが3点目。
2点差をつけられた神戸だが、76分、奥井諒がラインギリギリを抜け出した所にスルーパスを入れると、すぐさまクロス、これを田代有が押し込んで神戸が1点を返す。
すぐさま、川崎Fも風間宏が決定的なシュートを放つが、これは嘉味田が素晴らしい反応で止める。
更に追い上げる神戸は、田代有が粘って、右サイドに流れながらボールを奪うと、朴がフワッとしたクロスを入れ、これに都倉賢がDF二人よりも頭一つ以上競り勝ったヘディングシュートを決めて、82分、神戸が同点に追いつく。
その後も川崎Fがチャンスを作るがゴールは生まれず、ドローで試合終了。

点の取り合いはドロー
試合自体は、どちらかと言うと神戸が優勢に試合を進めていたのだが、しかし、結果として、川崎Fが常にリードする展開で、神戸が追いつくという展開になった。
お互いに、特に勝点3が必要になる神戸の方だったが、終わってみれば、勝点1と言う最低限の結果と言うところだろう。
神戸が、ツインタワーで前線で基点を作って、そこにボールを当ててチャンスを作り上げていく形で、川崎Fを押し込んでいくと試合の主導権を握って戦えていた。
しかし、先制点は神戸のミスから川崎Fが奪った。
その直前に、負傷交代で神戸が最終ラインの変更を余儀なくされた為に、その混乱があったように思え、入ったばかりの奥井諒はまだ試合のペースに入れない中で、プレスが遅れて、そこでレナトの強烈なと言うよりも、狙いすましたようなコントロールされたミドルシュートを決めてきた。
ただ、神戸ペースの試合は、そのまま終わらすことを望まず、神戸が同点に追いつく。
すると、後半は川崎Fが流れを変える為に3バックに変化させて神戸のツインタワーを封じに行って、2点を奪って3-1にするという展開にすると、今度は神戸が逆襲で、同点にまで一気に追いついた。
最終的にドローと言う結果で、まさに痛み分けと言うのがぴったりの試合結果だが、内容自体は、色々と観るべき所もあった試合になった。

負傷者続出が好転
前節負傷欠場していた、伊野波以下が復帰してきた試合になったが、開始早々、吉田孝を負傷で交代する事になった。
元々、前線からのプレスの為に必要だった選手だったが、そこを急遽交代しないといけなくなった。
但し、そこで投入された都倉賢とのツインタワーで、狙いがシンプルに、一旦前線に当てるという事を徹底する事で試合の流れを掴んだ。
しかし、折角の優勢な試合展開の中で左サイドを制していた相馬崇が負傷退場、急遽、茂木弘を左SBに回して、右に奥井諒を起用する事で対応を狙ったものの、その交代直後の隙をつかれて失点をしてしまった。
ただ、後半、2点リードを許した後、裏を狙った素晴らしい飛び出しで、2点目のチャンスを作った。
西野監督的には、正直、前半の内に負傷で交代カードを2枚も切らないといけなくなった事は、完全に想定外だろう。
それでも、その交代選手によって、試合の主導権を握った事も事実であり、交代のタイミングと言うのは監督にとって試合をコントロールする為の重要な手札であるのだが、それを切るタイミングにおいて、負傷と言う不測の事態であったとはいえ、上手くいったとも言えるだろう。
この試合は上手くいった、とはいえ、今後の残り試合で選手を欠くことになるという状況は、残留を目指すうえで、非常に厳しい状況だろう。

勝ち切れなかった川崎F
前節のG大阪戦に引き続き、川崎Fにとっては悔しい結果だった。
G大阪戦は、先制を許して追う展開の中で、得点チャンスを決め切れなったのだが、この試合では、リードして優勢に試合を進める事が出来た時間帯で、更に得点を畳み掛ける事が出来なかった。
それでも、前節にあったような点が取れるはずの所で点が取れなかったというよりも、ほとんどチャンスの無い中で、一瞬の隙をついてゴールを奪えたことはプラスだろう。
前半良いようにやられた部分で、伊藤宏を入れて3バックにして流れを変えた後半は、良い形を見せる事が出来たものの、自分たちのミスで失点して同点を許した。
その後は、一時期は2点差にまでする事が出来たが、この試合の流れで2点差はかえってチームの戦い方を難しくしたように思える。
折角中盤を厚くしていたのだが、そこでチーム自体が二分、また、選手はどちらかと言うと1点差にされた所で逃げ切りを意識していたのか、3バックと言うよりも5バック気味の布陣になっていたのが、監督は登里淳を準備するなど攻撃を意図していた。
結果として、同点にされた後の交代になったので攻撃に変わるのは間違っていないが、チーム全体として、攻めと守り、それは、ピッチ上の選手間だけでなく、選手と監督の間でも差が生まれているように感じさせられた事、この辺が、勝ち切れなかった要因かもしれない。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。