2012年11月03日 [19:09]   ナビスコカップ | スポーツ | NC/2012 

NC2012決勝 清水 vs 鹿島

今年のNCは、清水と鹿島。
今季のリーグ戦では現在4位、3位の浦和との勝点差が1で、ACL出場権が見えている清水に対して、13位と、どちらかと言うと残留争いの中、降格の可能性は多少低いとはいえ、今季は低迷している鹿島。
リーグ戦では好対照な両チームだが、鹿島としては、今季無冠で終らないために2連覇を目指したい所だ。

2012Jリーグヤマザキナビスコカップ 決勝
国立競技場/45,228人
清水 1-2 鹿島
(清水) 大前元紀(77分PK)
(鹿島) 柴崎岳(73分PK、93分)
清水のスタメンは、31 林彰洋、28 吉田豊、3 平岡康裕、4 カルフィン・ヨン・ア・ピン、33 李記帝、2 村松大輔、16 八反田康平、17 河井陽介、11 大前元紀、35 金賢聖、13 高木俊幸の4-1-2-3。
鹿島のスタメンは、21 曽ヶ端準、22 西大伍、3 岩政大樹、15 青木剛、23 昌子源、16 本田拓也、40 小笠原満男、20 柴崎岳、13 興梠慎三、25 遠藤康、9 大迫勇也の4-2-3-1。

延長の末、鹿島が2連覇
前半立ち上がりから、どちらかと言うと清水がボールを支配して、サイドから仕掛けて行き、高木俊の決定的なシュートなどもあったが曽ヶ端のビックセーブもあってゴールならず、対する鹿島も前線で大迫勇が競り勝っての特に遠藤康の仕掛けがあったが、しかし、こちらもチャンスを作る事も出来ず。
後半に入ると、鹿島は興梠に代えてドゥトラを投入すると、前線で動きが出てきて鹿島がリズムを作っていく。
ただ、清水も大前元が中にポジションを絞って右サイドを吉田豊が仕掛けて行くと、鹿島はマークがずれて、なかなか高い位置で止められない。
71分、中盤から右サイドに流れたドゥトラに出すと、ドゥトラは、簡単に中に入れる、これに一気に駆け上がってきた柴崎岳を李が後ろから倒してしまってファール、鹿島がPKのチャンスを得ると、柴崎岳が冷静にGKの逆の右に決めて鹿島が先制。
ただ、74分、清水が右CKのチャンスで、ゴール前の混戦の中で清水の選手が倒れていて、今度は清水がPK、これを清水は大前元が冷静に左下隅にインサイドキックで決めて、77分、清水が同点に追いついた。
この後、両チームともチャンスはあるがゴールは無く、勝負の行方は延長へ、その延長前半93分、西が縦に入れたパスを柴崎岳が走り込みながらトラップで相手の裏をとって、最後は冷静にゴールに蹴り込み鹿島が勝ち越す。
勝ち越した事で鹿島がペースを握り、何度となく清水ゴールに迫るが、104分には、サイドからの決定的なシーンを鹿島は作るが、林がビックセーブ。
結局、その後のゴールは無く鹿島が優勝を決める。

若い世代の台頭
ニューヒーロー賞は清水の石毛秀が獲得したのだが、それ以上に、この両チームの若手が台頭してきている。
ま、サッカー界で23歳前後、五輪世代が若いかと言うと、そうとも言えなくなってきているものの、両チームとも、その20代前半の選手がスタメンで起用されてきている。
その中で、清水ならば大前元と高木俊の存在感が出てきており、高校世代3大大会得点王と言う結果でJリーグに殴り込んできた大前元に、各世代代表の高木俊だったが、少々伸び悩んできていたものの、ゴドビ監督が使い続けた結果、非常に良いプレイヤーになってきた。
そして、30代の選手に支えられてきた鹿島だったのだが、五輪こそ出場を逃したものの、だからこその大迫勇の成長に、そして、何よりも遠藤康と柴崎岳の成長は大きい。
ベテランを蔑にするわけでも無いが、世代交代、若い世代の成長は、それぞれのチームだけでなく、日本サッカー全体にとっても非常に喜ばしい。

流れは掴むも
結局、今回も2位に終わってしまった清水。
それでも、試合内容で言えば、清水の方が鹿島を上回っていたように思える。
リーグ戦で4位と言う結果、順位で鹿島を上回っている事を証明するかのように試合の内容、狙いに関しては、清水が優勢に試合をしていた。
サイドを両SBが蹂躙、吉田豊にしろ、李にしろ、積極的な仕掛けを見せており、それこそ、流れの中では、村松大が最終ラインをフォローする事で、両サイドともに攻め上がっての3バックに見えるような展開になっていた。
そして、そこを上がる事で、大前元や高木俊が中に入ってプレーをして数的有利を作る。
テンポの良いサッカーを見せていたが、最後の部分での得点、シュートまで行く事がなかなか出来なかったのが苦戦の要因だろう。
それでも、先制点を許した直後に、PKとはいえ、すぐに同点に追いつくことが出来て、流れを失わなかった。
しかし、延長に入った直後に勝ち越しを許した後は、リズムを失ったのか、点を取る為に攻めが単調になった。
そこまでのサイドの攻撃にしても、深くに入らず、単純にゴール前に入れるだけ、足が止まってきたという事なんだろうが、ボールを奪って単純にゴール前に入れるだけだと、岩政大がいる分高さで勝てない清水では勝負にならなかった。
今回も2位と言う結果を考えると、勝負強さの差という事になるのか。

柴崎岳
学生時代から将来を期待している選手であった。
だからこそ、高2の段階で鹿島入団となった。
そして、現在の日本代表において、遠藤の後継者探しは必要であり、その有力候補の一人となるだろう。
最近では、前目のポジションでプレーをする事も多いが、そのサッカーセンスの高さと試合の流れを読む能力は、やはり非常に高い。
この試合、どちらかと言うと守備面で押し込まれてやられているような展開で、彼自身にとっては苦戦した試合だった。
大前元が中に流れながら、吉田豊が攻撃参加をしてくるために、柴崎岳は守備に回るという事になった。
それでも、得点シーンに関しては、下がり目の位置から一気に前線に抜け出して行く、2点とも、そういう流れの中で、ファールを受けてのPKと、そのままゴールと言う展開になった。
あそこから一気にゴール前に顔を出してこられると、相手に取っては嫌な事この上ない。
そんなプレーを選択できる強さと言うのは、柴崎岳の良さであり、だからこそ、遠藤の後継者となりえる存在だと言えるだろう。
小笠原をはじめ、ベテランから若手へとシフトしている鹿島の中で、野沢拓が移籍した事もあり、柴崎岳が、これからの鹿島を支える選手、そして、日本サッカーの中心になりえる選手になってくれる、そんな可能性も示したしあいだった。

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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。