2012年12月02日 [13:24]   ヴィッセル神戸 | スポーツ | Jリーグ/2012 

J1/2012 最終節 神戸 vs 広島

J1もついに最終節。
今季は再び残留争いに巻き込まれ、15位の神戸。
前節見事にJ1初優勝を決めた広島。
神戸は、勝てば残留確定、引き分け以下の場合、G大阪と新潟の結果次第で降格と言う状況で、優勝を決めた広島相手に勝利をしないといけない。

Jリーグ2012 Division1 最終節
ホームズスタジアム神戸/22,224人
神戸 0-1 広島
(広島) 森崎浩司(52分PK)
ホーム神戸のスタメンは、30 徳重健太、25 奥井諒、4 北本久仁衛、19 伊野波雅彦、3 相馬崇人、24 三原雅俊、27 橋本英郎、8 野沢拓也、10 大久保嘉人、9 都倉賢、13 小川慶治朗の4-2-2-2。
都倉賢が出場停止から復帰してスタメン、逆に田中英が出場停止で三原雅がスタメン。
アウェー広島のスタメンは、1 西川周作、24 森脇良太、5 千葉和彦、4 水本裕貴、20 石川大徳、6 青山敏弘、8 森崎和幸、27 清水航平、15 高萩洋次郎、7 森崎浩司、11 佐藤寿人の3-4-2-1。
千葉和とミキッチが出場停止から復帰、千葉和はスタメンで起用。

神戸敗退
立ち上がりは互角だったが、徐々に中盤でのプレスが効いて神戸が優勢に試合を進め、何度か広島ゴールに迫るが、最後の部分で人数が足りずゴールを奪えない。
劣勢だった広島だったが、少しずつボールを繋がりだすと、神戸の足が止まってきたというか、なかなかボールに迫れなくなって、前半終盤は広島がペースを握りだす。
後半何としても点が欲しい神戸ですが、51分、右サイドの石川大の突破からクロスにDFの前に入ってボールを受けた佐藤寿を北本久が足を引っ掛けて倒してしまいPK、これを森崎浩が右下隅に狙ったキックは、GK徳重健が触ったもののそのままゴールで、52分広島が先制。
勝たないといけない神戸が、前線の枚数を増やして攻めて、69分には、左サイドの突破から森岡亮と田代有で決定的なシーンを作ったが、これはGK西川周がビックセーブを見せる。
更に75分には右サイドに開いた田代有がボールを受けて中に切れ込もうとしたところを思い切った飛び出しで西川周が止める。
結局、最後まで神戸は広島の守備を崩せず、広島が最終節を勝利で飾る。

神戸降格
引き分け以下では、他の試合の結果次第になってしまうので、何とかして勝たないといけない神戸だったが、しかし、結局、終わってみれば広島に対して力負けを感じさせる試合だった。
立ち上がりこそ五分でしたし、序盤は広島相手に中盤でリードして優勢に試合を進めた。
ただ、その序盤の勢いをいなされた後は、広島がペースを握って行くと、神戸は何とかゴールを奪いたくても、広島の守備を崩しきる事が出来なかった。
PKだけの得点と言う事で、大きな差は無かったのかもしれない。
でも、この試合の結果だけでなく、今季を終えた所で、広島は優勝、神戸は降格、その差がどこにあったのか、その基盤と言う部分、例えば点の取り方だったり、攻め方だったり、守り方だったりと言う基盤の部分で、神戸と広島に明確に違いがあったのかもしれない。
広島は優勝するに足るベースが出来たサッカーをしていたのに対して、結局、神戸は、堅守速攻から変化を狙いながら、自分たちのサッカーを見出すことが出来ないままで終わった。
広島は、降格した結果、自分たちのサッカーを作り上げて、そして、現森保監督のもとで進化させて優勝してきた。
であれば、神戸は自分たちのサッカーを見出すことが出来るかどうか、1年での復帰以上に、それが重要になる。

迷走した神戸
先に書いたように自分たちのサッカーを見失った。
神戸のサッカーは、やはり堅守速攻であり、高い位置からのプレスで奪って早い攻めでゴールを奪うというものだろう。
ただ、ポゼッションを狙って戦った結果、ゴールへと時間が掛かって点が取れなくなった。
正直な感想で言えば、毎年のように大型補強と言うか補強にお金をかけており、しかも、例えば今オフに関して言えば、昨季セットプレーで点が取れなかったという事で、キッカーとなる野沢拓、そしてターゲットとなる田代有を獲得という事をしていた。
また、ポゼッションの為にG大阪から橋本英を獲得など、決してオフの活動と言うか獲得した選手の方向性は間違っていなかった。
ただ、毎年のように獲得した選手が機能しきれず結果が出せない。
ポゼッションを狙ったり、獲得した選手に引っ張られて自分たちのサッカーを見失っている結果が、迷走になっているのかもしれない。
極論、田代有と都倉賢と言う大型FWを抱える神戸であれば、その二人を前線に並べるというやり方も、相手には非常に嫌な形ですし、事実、点を奪いたい時にツインタワーとなった時に相手DFが嫌がっている。
確かにバランスとしては悪いし、極論9人守って2人で攻める、野沢拓のようなキッカーがいるのですから、放り込みでも勝つためには良いでしょう。
降格した事を良い機会として、新しい選手を獲得するよりも、思い切って今のサッカーを作り直すのも良いだろう。

守備の良かった広島
昨季までは攻撃は良いが、守備に穴があった広島だったが、森保監督が、見事に昨季までのサッカーベースに守備力を付加する事が出来た。
この試合も、神戸の攻撃に対して、危なげなく守り切って、今季の総失点が34点、横浜Mが33失点と上回るクラブもあったものの、1試合平均1失点という守備力は、広島の優勝に貢献したと言えるだろう。
守備の際には5バックになる守備の仕方などは、昨季までと大差が無いが、しかし、しっかりとゴール正面でブロックを作り上げる形、それによって、ゴール前に放り込まれたボールはきっちりと跳ね返す。
また、今季の西川周は当っていたというのもある。
この守備力の高さが、今季の広島を支えた。
試合後のインタビューで佐藤寿が、前節の優勝からインタビュー尽くしで、あまり休めなかったという苦情(?)を出したのだが、その意味では、チーム状態としてはこの試合はあまり良くなっただろう。
その中でも、守備が良い事もあって、神戸に攻められても落ち着いて自分たちのサッカーに戻していく事が出来た。
点はPKのみだが、それでも嫌な流れから自分たちの流れに変えて、そして、勝ち切る強さがあったのだから、広島の優勝できる強さになったと言えて、それが、今季付加された守備の良さになるだろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。