2012年12月10日 [00:56]   FIFAクラブワールドカップ | スポーツ | FCWC/2012 

FCWC2012 広島 vs アルアハリ

CWC3試合目。準々決勝第2試合。
開催国枠で出場し、初戦でオセアニアのオークランド・シティに勝利して勝ち進んできた広島。
オークランド・シティと同じく今大会最多出場の4回目となるアフリカ王者のアルアハリ。
ここで、勝利する事で、最初の目標である南米王者と対戦する事が出来るだけに、広島は自分たちのサッカーをどこまでみせて勝てるか。

FIFA クラブワールドカップ Japan 2012
【M3】準々決勝 豊田スタジアム/27,314人
広島(開催国) 1-2 アル・アハリ(CAF)
(広島) 佐藤寿人(32分)
(アルアハリ) HAMDI(15分)、M.ABOUTRIKA(57分)
開催国の広島のスタメンは、1 西川周作、24 森脇良太、5 千葉和彦、4 水本裕貴、14 ミキッチ、6 青山敏弘、8 森崎和幸、27 清水航平、7 森崎浩司、15 高萩洋次郎、11 佐藤寿人の3-4-2-1。
アフリカ王者エジプトのアルアハリのスタメンは、1 S.EKRAMY、24 A.FATHI、6 W.GOMAA、23 M.NAGUIB、12 A.KENAWI、14 GHALY、25 H.ASHOUR、19 A.SAID、18 HAMDI、11 W.SOLIMAN、15 GEDOの4-2-3-1。

広島届かず
開始早々、お互いにチャンスを作ると、佐藤寿の飛び出しはオフサイド、逆にアルアハリもGEDOが裏に抜け出してフリーになると、西川周が思い切って飛び出しコースと消すことでシュートは枠を外れたが、そのプレーで交錯、顔面に膝が入った結果、プレー続行不可能という事で、GK交代で増田卓を投入。
広島も押し返しだしてきたが、15分、右サイドでワンツーでFATHIが抜け出してからライン際を中に一瞬切れ込んでマークを引き付けてから中に入れたボールをHAMDIが蹴り込み、アルアハリが先制。
25分には距離がある位置ながら広島にFKのチャンスが出ると、青山敏が蹴ったボールはDFに当ってこぼれたボールが水本裕の前に来るがシュートは、飛び出してきたGKに止められる。
裏を狙い続けてきた広島は、32分、GHALYが負傷退場して一人少ないアルアハリに対して、左CKから競り合ってこぼれたボールをミキッチがヘディングで前に落とすと、佐藤寿が小さい振り足のシュートがGKの足下を抜けて決まって広島が同点に追いつく。
37分には右サイドを抜け出しミキッチがGKを引き出してのクロスだったが中央で高萩洋がシュートに行くがミートせず。
その後も何度となく広島がチャンスを作るが最後の部分でゴールを奪えず前半終了。
お互いに裏を狙う展開が後半も続くと、何度も裏を狙っていたM.ABOUTRIKAが競り合いで千葉和の前に体を入れて辺りで競り勝ってボールを受けると、GKとの1対1を冷静に決めて、57分アルアハリが勝ち越す。
1点を追う広島は、左サイドから崩していくが、最後の部分で佐藤寿に合わず。
81分、広島は佐藤寿がオフサイドギリギリで抜け出して、GKと1対1と言う決定的なシーンになるが、シュートは枠を外す。
何度も広島はチャンスを作り上げるが、ラストパスが通らず、アディショナルタイム2分も経過し、広島は追いつけず1-2で、ここで敗退。

似たようなサッカーの応酬
どちらのチームも似たようなサッカー、ボールを奪うとゆっくりとしたサイドパスと早い縦パスを駆使して、相手の裏を狙う。
同じようなサッカーをしていたが、結果としてアル・アハリが勝利した。
とはいえ、内容的には正直広島の方が良かったと思うのだが、最後の部分での差が出たような気もする。
広島は、とにかく佐藤寿にパスが上手く通らなかったのに対して、アルアハリは、特に途中交代で入ったM.ABOUTRIKAが良い動きで、そこに上手くボールが入っていた。
その差が、結果として1点差になったのだろう。
お互いに似たようなサッカーだからこそ、そこに出来た差は、例え僅かであったとしても、勝敗を決めてしまう事になる。
先に書いたように内容的に負けていなかった、確かに負傷者が出て西川周を交代する事になった事は痛手ではあったが、ゴールシーンに関しては、どちらにしろ決められていただろう、それだけ決定的なシーンになっていたのですから、運云々ではなく、最後の部分の精度の差、その技術の差となってしまったように思える。

決められなかった広島
決定的なシーンの数で言えば広島の方が上回っていたように思える。
ただ、ほぼ決定機を決めきったアルアハリに対して、広島は決め切れなかった。相手のDF、両SBが中に絞って守っている事もあって、サイドで広島は裏を取る事が出来ていて、そこから崩しに行けていた。
しかし、そこまでは何度も上手くいくのだが、そこから最後のパスが合わなかった。
佐藤寿はCB二人がかりでマークされていて、なかなかボールが入らず、それでも上手くマークを外して決定機を作っていたのだが、そこが潰されているのですから、そこを囮に後ろに入るプレーなんかも欲しかったのだが、どうにもその辺のプレーが合わなかった。
裏を狙うプレーは広島もしており、伸びすぎて失敗する事も多かったものの、形としては何度も出来ていた。
後は決めるだけの部分だったが、そこを決められなかったから勝てなかった。
最後の部分の精度の差、それが差になったと言える。
大きな差ではないだろうが、その小さな差の積み重ねが世界との差であるのだろう。
内容的には負けていなかったとはいえ、試合で負けてしまい、第1試合で蔚山が負けた事もあって、アジア勢は敗退、世界とアジアの差が広がってきたのではないかと感じさせられる準々決勝になってしまった。

雪の中の勝利
この日の豊田スタジアムは雪の中の試合になった。
第1試合でも雪の中だったが、この試合は途中まで、積りこそしなかったもののTV画面上でも分かるほどの降雪だった。
流石に、たまにJリーグの試合でもあった反対サイドが見えない程の雪ではなかったが、エジプトのクラブであるアルアハリにとっては、やり辛い試合になったのではないだろうか。
確かに、試合前のインタビューで、欧州でやっていた選手もいるから、寒さにも慣れているという事を言っていたとしても、来日直前までは20度を超える土地から4度と言う一桁の気温で、しかも雪の中の試合は、彼らにとって苦戦は必至だったのではないだろうか。
でも、それを感じさせないプレーを見せてくれた事は、この試合のパフォーマンスでも分かる。
サッカーは世界中で行われるだけに、自分たちにとってやり辛い環境と言うのもあるだろう。
雪の中での試合でも、見事なパフォーマンスで勝利を奪ったアルアハリは、まさに勝利に値する見事なチームだったと言えるだろうね。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。