2012年12月12日 [04:40]   個人的な映画の感想 | 映画 | 実写映画感想 

カラスの親指を観てきました

先日、「カラスの親指」を観てきました。
しかし、今年は本当に毎週のように映画を観に行っているなぁ。
当たり外れはあるのですが、それだけ興味を引く映画が多いって事か。

さて、いつも通りネタバレもありますので、この後はご注意。
うーん、終わった後は微妙ですね。

確かに映画と言うか、ストーリーとしてはあのラストが必要だと思うのですよ。
ただ、病院での村上ショージの演技があまりにも下手すぎて、折角の話が折れてしまって、微妙な感想のまま終わってしまった。
それくらいなら、最後の別れた所で、エンディングでも良かったように思えるんですよね。
そうなると、話として完結しないというか、この話の意味が無いのですが、ただ、終わった後の感想としては、ここまで消化不良と言うか、モヤッとした気持ち悪さは感じなかったかもしれない。

ストーリーとして、とにかく河合光輝によって、詐欺師である自分の罪滅ぼしも込めて、娘たちと、更にその娘たちに対して罪悪感から詐欺師としての成果を貢いでいたタケとの間を取り持とうという事で、それによって、娘たちへの罪滅ぼしだけでなく、タケに対しても恩返しをするって事だろう。
そういう意味では、確かにラストのネタ晴らしは絶対必要なんですけどね。
そうなると、やはり村上ショージの演技の拙さはなぁ。
そこまでの新米詐欺師と言う感じであれば、あんな感じと言うか、彼のような頼りなさと言うのが合うんでしょうけども、全ての黒幕で、分からないように操っていたという大物となるとなぁ、台無しでしょう。
それなら、何と言うかもう少し演技の上手いベテラン俳優っていう選択肢は無かったのかな?
それこそ、阿部寛や鶴見辰吾、それだけでなく、同じ芸人でも古坂大魔王が良かっただけに、勿体無いなぁ。

と言う微妙な後味ではありますが、内容的には良かったと思いますよ。
特にヒグチを罠にはめるための詐欺なんかは、非常に練っていましたかね。
本当に貫太郎は、本物の銃を持っていて、ヤクザもん相手に復讐する為に撃つのかとも思いましたしね。
それが、その前に時計をチェックしたり、ソファーをチェックしたりした時に火薬を仕込んでいるとか、お見事としか言えませんね。
落ちてという部分に関しては、姉妹と言うのを利用したのだろうというのと、紙袋に入れさせた事も、すり替えのためだろうというのは予想できましたが、あそこの貫太郎の演技に関してだけは、本当に騙されました。
しかも、その前段階で公園で銃声(のような音)が聞こえるという伏線で、本当に本物の銃をもっていたんじゃないかと思わせたのも上手いですね。
その部分に関しても、本当に面白かったのですが、うーん、やっぱり、それ以前に出会いから全てコントロールされていたって言うのはなぁ、詐欺師の域を超えているんじゃないかな?

それと、微妙と言う意味では、ヒグチを騙す必要があったのかどうか?
一応、もしかしたらヒグチが復讐してくる可能性があるから先手を打っておこうという事だったようだが、そもそも、そんな気も無かった可能性も高いですよね。
ま、悪人を潰す分にはOKって言う事にしているのかもしれないが、自分の命と生活を守る為に仕方なく戦うというのではなく、もしかしたらで潰したのだとしたら、正直、それはやり過ぎではないかって気がしてしまう。
その意味でも、折角の詐欺で見事お金を奪い取って、綺麗に別れた所で、終わっていれば、こんな気持ちになる事もなく、爽快な勝利で終ってめでたしめでたしになったんじゃないかな?

ちょっと残念な、もう少し上手く練れば良い作品になったのだろうなと思える作品だったと思いますねぇ。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。