2012年12月13日 [04:37]   FIFAクラブワールドカップ | スポーツ | FCWC/2012 

FCWC2012 蔚山 vs 広島

今年のCWC。
残念ながら、我らが広島は準々決勝でアルアハリに敗れてしまって、本番とも言うべきベスト4での南米王者と対決する事が出来なかった。
しかし、今年の最後も韓国が相手かよ・・・

FIFA クラブワールドカップ Japan 2012
【M4】5位決定戦 豊田スタジアム/17,581人
蔚山現代(AFC) 2-3 広島(開催国)
(蔚山) OG(17分)、LEE Yong(95+分)
(広島) 山岸智(35分)、佐藤寿人(56分、72分)
アジア王者韓国の蔚山のスタメンは、1 KIM Youngkwang、2 LEE Yong、5 KWAK Taehwi、28 KIM Chigon、14 KIM Youngsam、8 LEE Ho、17 KO Seulki、11 LEE Keunho、13 KIM Seung Yong、9 KIM Shinwook、19 RAFINHAの4-2-2-2。
開催国日本の広島のスタメンは、1 西川周作、2 ファン・ソッコ、33 塩谷司、4 水本裕貴、20 石川大徳、6 青山敏弘、8 森崎和幸、16 山岸智、7 森崎浩司、15 高萩洋次郎、11 佐藤寿人の3-4-2-1。

広島逆転勝利
序盤から、どちらかと言うと思い切って前線からきている蔚山に対して、広島が多少劣勢になっている中で、17分、ラフィーニャを背負って水本裕がGKへのバックパスをコントロールミスで西川周の逆に出してしまいOGで蔚山に先制を許す。
先制を許した後、何とか攻めたい広島だったが中盤からプレッシャーをかけてくる蔚山の前になかなか攻撃に行けず、逆に蔚山は前線のKIM Shinwookに当ててというプレーで押し込んでくる。
ただ、広島も時間が経つにつれて縦にボールを一気に入れるプレーでチャンスを作り出すと、35分、森崎浩のFKでゴール前に入れたボールを佐藤寿が横移動で一気に中に入って、完全にDFの死角に入ってのヘディングシュート、これはGKが素晴らしいセーブを見せたものの弾いた所に詰めていた山岸智が押し込んで、広島が同点に追いつく。
後半に入っても、蔚山が攻め込むような展開で54分には、FKからGKの前でLEE Keunhoがコースを変えるヘディングシュートを狙うが、ここは西川周が素晴らしい反応で弾く、劣勢の広島だったが、56分、左サイドの山岸智にパスが通ると、そこからグラウンダーのクロスを入れると、佐藤寿がDFの前に素早く飛び込み、ギリギリにコントロールしたシュートが決まって、広島が逆転。
同点を狙って攻めてくる蔚山に対して、耐える展開になった広島だが、72分に、高萩洋が抜け出そうとしたところで一旦は止められたが、相手がカットしたボールが、相手DFに当りそのまま自分の足下に転がってくると、素早く中に流す、これを佐藤寿がゴールに蹴り込み、広島が追加点を奪う。
3点目を取った事で広島にリズムが出てきて、テンポ良くボールを回して、蔚山のDFを振り回しだす。
これで終るかと思われたアディショナルタイムでFKからゴール前に放り込んだボールをLEE Yongが合わせてゴール、蔚山の2点目が決まった瞬間試合終了のホイッスルで、広島が勝利で、5位で終えた。

劣勢の中の勝利
この試合は、正直広島は劣勢の中での戦いになった。
ボールを持っていたのは広島の方だったが、高い位置からのプレスでなかなかボールを回しきれず、奪われると、シンプルにゴール前に放り込んでくるプレーで、KIM Shinwookの高さやRAFINHAやLEE Keunhoのプレーで危ないシーンを何度も作られた。
それでも、OGでの失点だけで耐え抜いた広島が、数少ないチャンスを決めて見事な勝利をあげた。
準々決勝のアルアハリ戦ではチャンスを作りながら決め切れずに負けたのだが、その試合とは逆に、この試合は少ないチャンスでしっかりとゴールを奪っていけた。
特に両サイドは山岸智と石川大が起用されたが、その二人が徐々に持ち味を出しだすと、そこからチャンスを作れるようになっていた。
中央を縦に入れる、裏を取るのも広島のプレーの一つだが、それ以上にやはりサイドを狙って行くのが広島らしく、そして、その部分で両サイドの選手の攻守での頑張りが大きい展開だった。
また、何よりも、JリーグMVPでもある佐藤寿の動き出しの良さによって、2G1Aと3ゴールともに絡んでいったゴール前でのプレーが、この試合の勝因になったと言えるだろう。

高さは怖いが
確かに蔚山の高さは怖かった。
序盤から当りも強くて、広島は劣勢に立った。
モンテレイのように上手い戦い方が出来れば良かったのだが、そこまではこなれていない事もあって、KIM Shinwookが脅威になってはいた。
ただ、脅威にはなっていたが、正直、耐える事は出来るなと感じさせてもらった。
それは、前半の序盤こそ、RAFINHAが絡んでプレッシングで前に来ることで、厚みのある攻撃になっていたが、徐々に単発になっていった。
確かに、LEE Keunho、KIM Shinwook、RAFINHAのそれぞれが、それぞれの持ち味で怖さはあって、決定機を作られていたものの、本当の意味で失点しそうだと感じるシーンこそ少なかった。
一つには、あまりゴール前に人数がいなかった事もあるだろう。
やはり高さは怖いが遠い位置であれば、何とか対応できるわけですし、直接ゴールを狙える位置では十分対応できていたからだろう。
韓国勢の当りの強さや、こういうシンプルなサッカーは日本が苦手にするところではあるが、若い代表クラスと異なり、日本でもJリーグでケネディの高さがあったりと、高さや強さに十二分に対応する経験を積んできている。
だからこそ、怖いと思っても、危ないと思えるシーンは少なく、対応できていたという事だろう。

今回は5位
結果、今回は5位で終った。
そして、次は開催国ではない為に、広島が再びここに戻ってくるためには、ACLを勝ち抜いていかないといけない。
ここ数年、Jリーグ勢は、なかなかACLで勝てず、今年に至っては、GL敗退するクラブもあった。
Jリーグだけでも大変ではあるのだが、それでも、再びここに戻ってくるために、広島には、後一つも二つも力を上げていかないといけない。
一発勝負ではアジア王者の蔚山に勝てた。
ただ、蔚山は今季5位で、来年のACL出場はしてこない。そんな相手であり、そして、何よりもハードスケジュールになる中で、勝ち抜いていくための力をつけていく必要がある。
今の戦力でも、一発勝負ならそれなりの結果を出せるだろうが、年間を通しての戦いで力を発揮していくのであれば、一つも二つも戦力アップが必要という事になってくる。
残念ながら、CWCでの戦いは終わったが、来年のCWCに向けての戦いを始めていく必要があるだろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。