2012年12月14日 [04:53]   FIFAクラブワールドカップ | スポーツ | FCWC/2012 

FCWC2012 アルアハリ vs コリンチャンス

CWCの準決勝第1試合。
初戦で、広島に勝利したアフリカ王者のアルアハリが、南米王者のコリンチャンスに挑む。
決勝に先に駒を進めるのはどちらか?

FIFA クラブワールドカップ Japan 2012
【M5】準決勝 豊田スタジアム/31,417人
アル・アハリ(CAF) 0-1 コリンチャンス(CONMEBOL)
(コリンチャンス) Paolo GUERRERO(30分)
アフリカ王者エジプトのアルアハリのスタメンは、1 Sherif EKRAMY、24 AHMED FATHI、6 Wael GOMAA、23 Mohamed NAGUIB、12 Ahmed KENAWI、3 Ramy RABIA、25 Hossam ASHOUR、11 Walid SOLIMAN、19 Abdalla SAID、15 GEDO、18 ELSAYED HAMDIの4-2-3-1。
南米王者ブラジルのコリンチャンスのスタメンは、12 CASSIO、2 ALESSANDRO、3 CHICAO、13 PAULO ANDRE、6 FABIO SANTOS、8 PAULINHO、5 RALF、20 DANILO、10 DOUGLAS、11 EMERSON、9 Paolo GUERREROの4-2-3-1。

守り切ったコリンチャンス
立ち上がりから両チームとも守備で相手の攻撃に対応する事で、お互いに相手の攻撃を潰す形で、なかなか両チームともチャンスを作れない。
ただ、徐々にポゼッションで上回るコリンチャンスが、アルアハリ陣内に攻め込んでいく時間帯が増えていくと30分、左CKから、一旦はアルアハリが跳ね返すも、それを拾ったコリンチャンスが、再び左サイドへと展開すると、10番DOUGLASが左足アウトサイドでクロスを入れると、少し流れながらという形ながらもファーサイドで9番Paolo GUERREROのヘディングシュートが決まってコリンチャンスが先制。
後半に入っても、両チームとも良い守備を見せて、お互いになかなか決定機が生まれない中で、アルアハリは、22番Mohamed ABOUTRIKAを投入すると、一気に試合の流れがアルアハリのものになり、決定機が生まれてくる。
試合が動くようになってきて、コリンチャンスも74分には、8番PAULINHOが前線にまで出て1人かわしてシュートに行くが、DFがギリギリでブロック。
何度となくコリンチャンスゴールに迫るアルアハリだが、シュートが枠にいかず、コリンチャンスの守備も対応している為に、ゴールが奪えず。
結局、最後までアルアハリはコリンチャンスゴールを奪えず、0-1でコリンチャンスが決勝進出。

高い守備意識の試合
両チームとも高い守備意識をもって、まずは守備からと言う戦い方に終始した試合になった。
アルアハリとしては、コリンチャンスが格上と言う意識もあってか、守りに回る事になるだろうというイメージもあって、守備から入ってきた。
対するコリンチャンスも、南米をその守備力でもって勝ち抜いてきた部分もあるだけに、まずは初戦という事で慎重な試合運びに終始したように思える。
それでも、序盤がアルアハリかと思われた所で、徐々にコリンチャンスはボール回しでリズムを作り出すと、セットプレーの流れから先制した。
そうなると、完全にコリンチャンスの狙い通りの試合展開になったと言えるだろう。
アルアハリも何とか点を取って同点にしたいという事で、選手交代も踏まえて、色々とやっていったのだが、最後までコリンチャンスの守備を崩しきれなかった。
とにかくコースに狙おうにも、チェイスが早い為に、なかなかアルアハリとしてはタイミングがつかめず、シュートは悉く枠を外した。
ただ、それはコリンチャンスも同じで、アルアハリの厳しい守備の前にチャンスをほとんど作れず、カウンターで仕掛けるもシュートは枠を外す、両チーム通じて、枠内シュートは得点の1本だけと言う所で、更にシュート自体が少ないというのは、それだけ守備をしっかりお互いがしていた結果だろう。
試合運びという事でコリンチャンスが上回って、順当な勝利とも言えるが、後半のアルアハリの猛攻など、決して余裕のある試合展開でもなく、コリンチャンスにとっては薄氷を踏むようなギリギリの勝利だったのではないだろうか?
それでも、勝てるのがある意味、まだまだ南米や欧州と他の大陸王者の差になるのかもしれませんね。

Mohamed ABOUTRIKA
広島との試合でも、途中交代で試合に登場すると一気に流れを変えた。
ベテランという所なのか、この試合も途中出場と言う形になったが、彼が投入された後のアルアハリの前線の動きは一気に活性化して、何度となく惜しいシーンを作り出した。
確かに、そんな彼がベンチに控えれば、チームとしても心強いだろう。
もしかしたら、体力的に90分間もたないという事なのかもしれないが、しかし、彼が入った後のプレーを考えると、どうにも勿体無いと感じて仕方が無い。
もし最初から出ていれば、と思えて仕方が無い。
とにかく、彼の所にボールがおさまる。チーム全体でボールを奪ってから彼に預ける事で、思い切った攻撃参加も出来るとともに、彼からの絶妙なパスも出るので、ゴールが近くなる。
その上で、彼自身がゴールに迫るのですから、相手に取っては脅威となりえる選手。
本当に惜しいところですが、彼の起用方法如何で、3位決定戦の行方が決まりそうだ。

守りのコリンチャンス
勝手な印象だが、南米のクラブと言えば攻撃的と思ってしまう。
ただ、この試合に見せたコリンチャンスのサッカーは守備を意識した、そして、しっかりとした守備を見せてくれるサッカーを展開していた。
それこそ、前線のGUERREROや日本では守備をしなかったEMERSONだって守備に奔走する事を厭わなかった。
その結果、後半は相手に押し込まれるような展開で危ないシーンもあったものの、セカンドボールを拾ったり、しっかりとコースを切っていたりと、枠に飛ばさせなかったし、波状攻撃を喰らう事も無かった。
また、守備意識が高いとはいえ、決して攻撃に出ないのではなく、攻撃に転じれば両SBが攻撃参加するだけでなく、CHの二人もゴール前に顔を出していくなど、厚みのある攻撃を仕掛ける事が出来る。
思った以上に、アルアハリの守備に苦戦したという印象はあるが、先制した事で、無理をしていなかったようにも見える。
さて、過去の欧州との決勝の結果を考えると、例えば、インテルナシオナルなど、守備意識の高いチームだった場合、付け焼刃的な守備的なサッカーではなく、しっかりと守備の意識のあるサッカーでもって欧州相手に勝利を掴んでいる。
その意味では、今回のコリンチャンスは、優勝の可能性の高い南米王者とも言えるかもしれない。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。