2012年12月19日 [04:45]   第92回天皇杯全日本サッカー選手権大会 | スポーツ | 第92回天皇杯 

第92回天皇杯4回戦 G大阪 vs 町田

天皇杯4回戦。
3回戦ではJ2の水戸を破ってきたG大阪と地域リーグの今治に勝った町田。
共に、今季で降格が決まり、J2とJFLへと来季の戦う舞台を変える事になった両チーム。
その前に、今年最後の大会で結果を出したい所だろう。

第92回天皇杯全日本サッカー選手権大会
4回戦 No.73 万博記念競技場/4,576人
G大阪(J1) 3-2 町田(J2)
(G大阪) 倉田秋(38分)、岩下敬輔(65分)、遠藤保仁(80分)
(町田) 北井佑季(27分PK)、鈴木崇文(56分)
G大阪のスタメンは、22 武田洋平、2 中澤聡太、13 岩下敬輔、15 今野泰幸、21 加地亮、17 明神智和、7 遠藤保仁、4 藤春廣輝、8 佐々木勇人、14 倉田秋、9 レアンドロの3-4-2-1。
町田のスタメンは、1 修行智仁、18 三鬼海、29 イ・ガンジン、5 田代真一、27 加藤恒平、16 庄司悦大、6 太田康介、17 鈴木崇文、19 北井佑季、25 平本一樹、20 鈴木孝司の4-2-2-2。

G大阪逆転勝利
立ち上がりからG大阪が押し込んでいるが、いつもと違うシステムの所為か、所々で安易なミスだったり、ゴール前への仕掛けが足りなかったりとゴールを奪えない。
G大阪の前に攻められなかった町田だったが、27分、G大阪の最終ラインへのプレスからボールを奪って、平本一がドリブルで仕掛けると、中澤聡が倒してPK、これを北井佑がGKの逆をつく右隅に決めて、町田が先制。
先制を許したことで、G大阪は慣れない3バックから、今野泰をCHに上げ、4バックに変化させ、遠藤をトップ下に置いた4-2-3-1へと変化させると、漸くボールの流れが良くなって、中央で遠藤から縦パスを入れると倉田秋がトラップから早い振り足でシュートを決め、38分、G大阪が同点に追いつく。
G大阪ペースの試合展開の中で、町田もしっかりと守っていると、56分、逆にその町田が、交代で入ったばかりの勝又慶が胸で落としたボールを拾った鈴木崇が素晴らしいミドルシュートを決めて町田が勝ち越す。
65分、左CKを得たG大阪は、その流れからクリアボールを拾った阿部浩のシュートが相手DFに当ってコースが変わった所で岩下敬が詰めていて押し込み同点に追いつく。
同点になって、町田も押し返して、お互いに五分の展開になっていくと、G大阪のカウンターが止められて一旦戻したボールを受けた明神に後ろからのチャージで、ゴール正面でFK、遠藤が蹴ったボールは、あまりコースは良くなかったものの吸い込まれるようにGKの指先をかすめてゴール、80分G大阪が逆転。
G大阪は、その後、立て続けにゴールのチャンスがあるが決め切れないと、レアンドロンに代えて武井択を投入し、逃げ切り体制に入り、ボールを回して時間を稼ぐ、そうなると町田はG大阪からボールを奪えず、試合終了、G大阪が逆転で準々決勝進出。

リードを守れず
町田は序盤は、少し相手がG大阪という事で慎重になっていたように思えるし、G大阪は新しいシステムに戸惑っているような展開で、どちらも想定外の立ち上がりになっていたように思える。
その中で、G大阪が優勢に試合を進めながらも、ゴール前に入ってこないという事で、町田の方が先に立て直して、攻勢を仕掛けて、そこでPKから先制点を奪う事が出来た。
これで、G大阪も目覚めて、3バックと言う実験はやめて、4バックに戻すと、距離感が改善されてG大阪らしいパス回しから、すぐに同点に追いついた。
G大阪の方が押し込んでいく展開ですが、町田の守備が、厳しいプレスでもってG大阪にペースを完全には譲らずいく事で、後半、鈴木崇の素晴らしいゴールで再び勝ち越した。
このまま逃げ切りに入るのかと思われたが、G大阪が岩下敬のゴールで同点に追いつく。
これで、G大阪ペースになるかと思われた試合は、一転して町田ペースの試合になって、何度となく攻め込んでチャンスを作るも、ゴールを奪えず、逆に、前に出た事でG大阪がカウンターからファールを誘って得たFKに遠藤のゴールでG大阪が逆転した。
共に自分たちがペースを握ってきた所で失点するという嫌な展開ですが、最終的には町田が逃げ切れずという感じで、G大阪が勝ったというよりも、町田が守り切れずという印象になった試合だった。

監督交代1
この試合は、町田は新監督の秋田監督が采配をふるった。
J2はJ1よりも1ヶ月近く早く終り、町田は降格が決まった事で、監督交代を早い段階で決断。
ただ、通常は、天皇杯を勝ち上がっている事もあって、天皇杯後にするところを、秋田監督の要望という事もあって、早い段階で監督が交代して、秋田監督が采配をふるった。
結果として、負けたものの、前半のサッカーなど、G大阪相手に良く戦えていた。
そこには、67失点した守備陣の立て直しを図った秋田監督の考えが良く浸透してきていたと思える。
最終的に、最後までもたなかったのと、相手が例えJ2降格をしたとはいえ、J1最多得点と言う攻撃力をもっていたG大阪だという事実を考えれば、非常に良いサッカーを見せたと思える。
来季はJFLという事で、少々、残念ではあるが、この試合で見せた町田のサッカーが、しっくりとものになってきたときには、J2でもそれなりの順位に行く事も可能に思えるし、現状で、JFLでの戦いで一歩有利に立っている事になりそうだ。

監督交代2
丁度、試合のあった15日にG大阪は来季からの監督として長谷川健太氏が承諾したという情報が出てきた。
少なくとも、松波監督は今季一杯で終了は確定している。
ただ、いち早く監督を交代した町田と違って、と言うかこちらが普通だと思うが、G大阪の交代は天皇杯後になるだろう。
しかし、そんな中でG大阪は新しい方法を試してきた。
これ自体、賛否両論あるだろう。
但し、色々と試そうとした結果が、今季の降格だと思えるG大阪だけに、ここでの新システムにどんな意味があるのか?
実際に、試合ではチグハグ感があって、どうにも機能していたとは言い難い。
新監督が、来季の戦いを意図して新システムを試すというのであれば分からないでもないが、ここでの試しは、天皇杯を戦う分でしかない。
G大阪としては、天皇杯優勝を狙って行きたいとすれば、逆に新しい事よりも、今のサッカーをしっかりとやる事で、勝に行く方が良いのではないだろうか。

ところで、J2降格チームがACL出場は、出来るのか? 過去に東京Vとかありましたが、ACL出場要件から言えば、微妙かなぁ。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。