2012年12月21日 [04:57]   個人的な映画の感想 | 映画 | アニメ映画感想 

ONE PIECE FILM Zを観てきました

先日、「ONE PIECE FILM Z」を観てきました。
いつも通りの初日の朝一でしたが、朝早くにもかかわらず、人が多かったですね。
ま、先日のEVAほどではなかったですが、ほぼ満員状態でした。

さて、いつものごとく、この後にはネタバレもありますのでご注意を。
さて、感想を言えば、うーん、少し肩すかしと言うか、イマイチでしたね。

今回の劇場版、昨年の3Dと言うのはあったものの、そちらは観たいとも思わなかったので観ていなくて、劇場版としては、STRONG WORLD以来という事になるのかな?
その分の期待があったのかもしれませんが、それにしても、話の質が悪かった。
何と言うのか、浅いというのでもないが、ストーリー的に無茶苦茶でしたね。後述しますが、デッサンも無茶苦茶でしたが。
監修と言うか、総合プロデューサーとして原作者である尾田先生が関わっている筈なんですが、これでOKを出したのが不思議と言うか、特にラストの構成などひどいものでしたね。

今回の敵役であるZこと、元海軍大将ゼファーは、家族を海賊に殺されながらも、それこそガープやセンゴクと同世代の海軍の将校として、若い海兵を育成して、現在の海軍の礎を作った人物。
ただ、彼が海兵を連れての実習船を海賊に襲われて、アインとビンズ以外が亡くなり、自身も右腕を失うという事態になったが、その後、その実習船を襲った海賊が、王下七武海となった事で海軍に絶望して、NEO海軍を組織したという事なのだが・・・
海賊に家族を殺され、大切な部下も殺されたにもかかわらずと言う事なのですから、絶望と憎しみにとらわれるというのは、ま、良いでしょう。
設定としては問題が無い。
そして、今の海軍が生温いとして、海賊を滅ぼすためには、エンドポイントを潰して、海賊だけでなく民間人でさえ犠牲にする事を厭わない作戦を実行していた。
にもかかわらずだ、最後にルフィと殴りあって、全力を出し切ったのか知らないが、それで、何故吹っ切れる?
それだけで海賊を許すのは何故だ?
一昔前の不良漫画じゃあるまいし、拳を交えたから、これからは友だって事か?
最終的に、ルフィたちを逃がすように海軍と一戦交えて亡くなったわけですが・・・
海賊を滅ぼすためには、民間人を犠牲にしても良いとまで至った人間が、ただただ殴りあっただけで、改心するなら、そもそも、そこまでの狂気には走らないだろう?
無理矢理最終的な予定調和と、少なくとも倒さないといけない理由を作るための両面を実現しようとした結果、支離滅裂なストーリーになっている。
最初から誰かに止めて欲しいと思っていたのなら、そういう描写でもしておけばいいのだが、海賊と分かった途端に、命の恩人だろうと襲い掛かる位までいってしまっている人間の最後にしては、無理矢理すぎるだろう。
そんな訳で、脚本が悪くて、イマイチの内容となっている。

そして、先に書いたようにデッサンもおかしい。
確かに麦わら海賊団の中で、ブルックは一番大きいが、それでもルフィ達の倍の身長だったか?
その上で、そのブルックと青雉の身長が同じくらいだったか?
ただ、ま、そこまでは良い。
問題は、サウザンドサニー号を修理した時のフランキーとサウザンドサニー号の大きさの対比がおかしすぎる。
甲板はもう少し広かったと思うのですが、なんだ、あの大きさの差は、一歩でフランキー移動できるじゃねぇか。
他にも色々と絵のバランスが悪い所が多く、それが気になってしまうレベルなんだよな。

最後に設定部分ですが、モドモドの実の能力者であるアインに触られると12年時が戻る。
それは良い。
ただ、何故、ナミ達は戻ったんだ? アインが気絶したから?
もし気絶でモドモドの効果が戻るのであれば、どういう条件の下で、悪魔の実の能力は維持されるんだ?
あちらこちらでの結果に対して、常に意識をしておかないとダメなのか?
では、アインが眠った場合は、戻らないのか?
これが、例えば死んだからと言うのであれば、まだ分かるんですが、そうではなく、気絶でだとすると条件が曖昧すぎる。
それとも、負けたと思ったらだとしたら、負かした相手の仲間が戻るのか、それともその瞬間、全てのモドモドの実の効果がキャンセルされるのか?
また、更に言えば、アインは、触るたびに12年戻ると言っていた。
とすれば、存在する前まで戻した場合、その後、もしキャンセルされたら、その存在はどうなるんだ?
生き返る(?)のか? もし生き返るとしたら、その場所は、消えた場所なのか?

何だろうなぁ、今回の映画は、問題点ばかりが目について、で、結果として、ストーリーが荒い事もあってのイマイチと言う所ですね。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。