2012年12月25日 [04:34]   第92回天皇杯全日本サッカー選手権大会 | スポーツ | 第92回天皇杯 

第92回天皇杯準々決勝 名古屋 vs 横浜M

天皇杯準々決勝。
序盤に不調があり、負傷者が多くてなかなか本来の力が出ず、終盤で順位を上げてきて7位に終わった名古屋。
対して終盤までACL出場権を争ったが、残念ながら後一歩届かず4位に終わった横浜M。
Jリーグで3位以内に入ったクラブが全て敗れた為に横浜MとしてもACL出場のためには勝たないといけなくて、名古屋としてもACLを狙って勝ちに行く、お互いに本気の試合。

第92回天皇杯全日本サッカー選手権大会
準々決勝 No.83 名古屋市瑞穂公園陸上競技場/10,043人
名古屋(J1) 0(6PK7)0 横浜M(J1)
名古屋のスタメンは、1 楢崎正剛、32 田中隼磨、5 増川隆洋、4 田中マルクス闘莉王、6 阿部翔平、20 ダニルソン、10 小川佳純、8 藤本淳吾、18 永井謙佑、25 金崎夢生、11 玉田圭司の4-1-2-3。
横浜Mのスタメンは、21 飯倉大樹、13 小林祐三、22 中澤佑二、4 栗原勇蔵、5 ドゥトラ、8 中町公祐、27 富澤清太郎、7 兵藤慎剛、25 中村俊輔、14 狩野健太、10 小野裕二の4-2-3-1。

決着つかず
両チームとも、どちらかと言うと思い切った攻撃が出来ず、守備から入るような展開になり、なかなか攻め手を見出せない展開で、漸く試合が動き出したのは、30分、横浜Mが右CKからの楢崎正がパンチングで弾いたボールに対して中町公が素晴らしいダイレクトでのミドルシュートが名古屋ゴールを襲うが、ここはGK楢崎正が好セーブ。逆に31分には、名古屋が左サイドからの阿部翔のクロスに中央でつぶれてのファーサイドに入った藤本淳の足下にこぼれたボールをトラップからシュート、ただ飯倉大がコースを潰してシュートを止める。
前半終了間際には、中村俊が抜け出してのシュートまで行くが、ここも楢崎正が好セーブ。
後半に入っても、お互いにチャンスが生まれるものの、両チームのGKが好セーブを見せるなどゴールを奪えない、両チームとも交代選手を投入して、攻撃への梃入れを図るが、チャンスを活かしきる事が出来ず、0-0で延長へ。
延長に入ると横浜Mが、どちらかと言うと優勢に試合を進めていくものの、なかなかゴールを奪えない、アディショナルタイムには、中村俊が良い位置からのFKだったが、楢崎正見事な反応で止めて、結局、0-0で決着はPK戦へ。

PK戦
中村俊輔(横浜M) ○ GKの逆をつく右下隅に決める
藤本淳吾(名古屋) × 大きく左に外す
兵藤慎剛(横浜M) ○ GKの逆の左に決める
磯村亮太(名古屋) ○ GKの逆になる右に決める
マルキーニョス(横浜M) ○ 左下隅に早いボールで決める
田口泰士(名古屋) ○ 左下隅に早いボールで決める
中町公祐(横浜M) ○ GKの逆をついて右に決める
田中マルクス闘莉王(名古屋) ○ 豪快に左に決める
小野裕二(横浜M) × 右を狙ったシュートは楢崎正が完璧にブロック
玉田圭司(名古屋) ○ GKが一歩も動けず左に決める
栗原勇蔵(横浜M) ○ GKの逆の左に決める
永井謙佑(名古屋) ○ GKの逆の右下に決める
富澤清太郎(横浜M) ○ 思い切って上に決める
阿部翔平(名古屋) ○ タイミングを外すようにGKの逆の右に決める
中澤佑二(横浜M) ○ GKの逆の左下に決める
田中隼磨(名古屋) × 右を狙ったボールをGKがしっかりと止める

PK戦の末、名古屋が準決勝進出

GKの勝負
この試合、どちらも慎重に入ったというか、どちらかと言うと守備を意識した試合になっていた。
ただ、守備を意識しながらも先制点を狙っての攻撃で、どちらにもチャンスがあった。
惜しいシーンが何度となく生まれて、特に前半終了間際から、後半の序盤は、お互いに決定的なシーンがあったのだが、しかし、それをどちらもGKの好セーブによって得点を奪う事が出来なかった。
どちらも、GKが乗ってきて、なかなか得点が生まれず、それこそ1点勝負となる試合になってきたのだが、その中で、お互いに攻撃的にカードを切って、得点を狙うもののGKの守備を崩すことは出来ず、勝負は、延長、そして、PK戦にまで進んだ。
その延長戦では、横浜Mが優勢に試合を進めていたので、こういう勝負事では、耐え抜いた方が勝利を掴むかと思われたが、しかし、PK戦では、結局、楢崎正が一本止めたものの、飯倉大も一本止めた事で、勝敗の軍配は横浜Mに上がる事になった。
昨年と同じ結果になったわけですが、昨年以上に、GKの活躍が目立つ、つまり、0-0でありながらも守備的な膠着した試合と言うよりも、お互いにチャンスを作りながらも、後一歩、最後の部分で止められてしまうという白熱した試合になった。

策がはまるも
名古屋は、リーグ戦でも何度かやっており、ケネディが不在時の闘莉王のFW起用をこの試合もやってくるかと思われた。
しかし、闘莉王は最終ラインに構えて、前線は、流動的にポジションを変える5人で組み合わせて横浜Mの意表を突いた。
これがはまって、序盤は完全に横浜Mの攻守が混乱して、名古屋が試合の主導権を握っていた。
ただ、最後の部分での決め手を欠き、これまでのように放り込めばという事が出来ない名古屋も、崩しの部分でなかなかポゼッションは出来ても決め手になるパスが出なかった。
今季は、昨季までの武器になったセットプレーが、負傷者の影響もあった事であまり武器にならなかった名古屋だが、この試合でも、中澤佑と栗原勇がいる横浜Mの高さのある守備の前に、最後まで攻め手を見出すことが出来ず、相手の予想を外すことで有利に試合に入ったのだが、そこでゴールを奪う手が無かった事が、もつれる要因になったのかもしれない。
奇襲が決まった時に点が取れなかった時に、二の矢、三の矢と仕掛ける術が無かった事、闘莉王の攻撃参加もほとんどなかったように、予想を外すことは出来たが、しかし、それ以上の手が無かった事が、今の名古屋の状態の悪さを象徴してしまっていたかもしれない。

ゴールならず
名古屋が奇策ではなく、正攻法で来ることで、逆に予想を外されてしまった形になった横浜Mは、序盤は名古屋に試合の主導権を握られてしまった。
ただ、そこに慣れてくると、徐々に前線の小野裕が広く動いてスペースを作って、そこを活かして後ろの兵藤慎、中村俊、狩野健が仕掛けて行く事でチャンスを作っていった。
しかし、最後の部分で楢崎正のセーブに阻まれてゴールを奪えなかった。
後半には、マルキーニョスを投入して、何とかゴールをこじ開けにいくものの、結局最後までゴールを奪う事が出来なかった。
それでも、確かに点こそ奪えなかったが、何度も決定機があり、決して悪くない流れであった。
意表をつかれて中でも冷静に立て直して、自分たちが主導権を握って行く事が出来るようになってきている、今季の横浜Mがリーグ戦で惜しくも4位だったものの最後まで上位で戦い抜いたという自信が、名古屋相手にも格上と言うか、自分たちのサッカーを見せる事が出来たのは、大きく、強い横浜Mになっていると思える。
関連記事

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する 
名無し及び発言のたびにHNを変える(固定名を使わない)、元の記事に関係の無いコメントなど一般的なマナー違反が発覚した場合、もしくは、公衆良俗に反するような記述など、管理人の判断で、記入者の了解を得ず、一方的に削除いたします。

    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。