2013年01月03日 [15:08]   第91回全国高校サッカー選手権大会 | スポーツ | 第91回高校選手権 

第91回選手権大会3回戦 京都橘 vs 丸岡

高校サッカーも3回戦。
この試合の後、1日空いて準々決勝に駒を進めるのは、ここまで高い得点力で正智深谷、仙台育英と連破してきた京都橘か、2回戦からの登場で、初戦を強豪広島観音に逆転勝ちして勢いに乗る丸岡か。

第91回全国高校サッカー選手権大会
3回戦 【M38】 浦和駒場スタジアム/2,950人
京都橘(京都) 4-1 丸岡(福井)
(京都橘) 小屋松知哉(21分、52分)、宮吉悠太(54分)、赤澤祥平(61分)
(丸岡) 飯田啓祐(64分)
京都府代表京都橘のスタメンは、1 永井建成、2 倉本光太郎、3 林大樹、4 橋本夏樹、13 吉中波緒人、9 宮吉悠太、6 釋康二、8 伊藤大起、11 中野克哉、7 仙頭哲矢、10 小屋松知哉の4-2-2-2。
福井県代表丸岡のスタメンは、1 北山和来、18 高橋孝生、3 南元貴、5 坂口亮、6 五十嵐尭、13 牧野篤志、8 半田耕一、7 寺尾亮佑、10 飯田啓祐、15 荒井秀斗、14 前田亮の4-2-2-2。

京都橘快勝
立ち上がりは京都橘が優勢に試合を進めるが、徐々に丸岡もサイド攻撃でボールを運ぶようになると、試合は五分の展開で膠着するかと思われたが、中盤でクリアボールを拾った9番宮吉から7番仙頭がヘディングで繋いで裏に落とした所を10番小屋松がDFを振り切るスピードで一気にシュートまで行って、21分、京都橘が先制。
京都橘が優勢ながらも、追加点が奪えない中で、後半、7番仙頭のドリブル突破から、DFとGKの間に絶妙なクロスを、10番小屋松が合わせてゴール、52分に追加点を奪う。
そのすぐ後のプレーで、再び7番仙頭が仕掛けた所で、5番坂口が足を引っ掛けて倒し、この試合2枚目のYCで退場、2点リードを許す丸岡が一人少ない10人での戦いになる。
そのファールで得たFKで、54分、ゴール前に入れたボールに、ニアサイドに斜めに入った9番宮吉が頭で合わせて、京都橘3点目。
更に京都橘は、61分、6番釋がドリブルで仕掛けて、10番小屋松がダイレクトで左サイドにボールを出すと、代わって入ったばかりの17番赤澤が上手くファーサイドに流し込むようなシュートを決めて京都橘4点目を奪う。
4点のリードを許した丸岡だが、64分、中盤からのパスを受けた19番辻川がドリブルで仕掛けて粘ってからのラストパスを出すと、これを10番飯田が強烈なシュートでGKの手を弾いてゴールに決まり、1点を返す。
1点返したことで、丸岡もリズムに乗りかかるが、京都橘ペースの展開は結局変わらず、何度となく丸岡ゴールを脅かすがシュートが枠にいかず。
終盤になると丸岡が猛攻を仕掛けるものの、京都橘は耐え抜いて、試合終了、京都橘がベスト8へと進出。

京都橘がコントロールした試合
常に風上にたった京都橘は、前半は狙いでしょうが、後半は運でしょうね。
ただ、それは置いておいても、この試合の80分間は、ほぼ京都橘がコントロールしていたように思える。
序盤から京都橘がボールを支配していて、丸岡はカウンターを狙うも、前線にボールが入った所では、京都橘の選手が素早く潰す、丸岡としては10番飯田あたりに基点を作りたかったが、そこを狙われてしまって、思い通りに試合を運べず、逆に京都橘は、前線の二人だけでなく、11番中野と8番伊藤も自由に動いて、マークが追いつかない所で、9番宮吉や6番釋が前線に顔を出すという形で、ゴールに迫る。
その中で、小屋松のスピードで一気に抜け出して京都橘が先制すると、少し試合は落ち着いて、京都が攻めるも追加点が奪えない中、後半、今度は7番仙頭の個人技から、10番小屋松と言う2トップの個人技が合わさったコンビプレーで追加点を奪った所で、試合は決まったように思える。
その後、一人少なくなった丸岡から3点目、4点目と立て続けにゴールを奪う。
ここ2回戦まで、京都橘はほとんど選手交代をしてこなかったのだが、この試合に関しては、交代選手を使い切る形で、体力の温存も図るように思えた京都橘が、終盤は丸岡の攻勢を受ける形になったが、それでも、試合のコントロールは京都橘が行って、1回戦から3回戦まで、試合が進むにつれて京都橘が力を発揮できるようになっての勝利。

伊藤大起と中野克哉
京都橘の2トップが好調で、この試合は小屋松が2得点。仙頭はゴールこそ無かったものの動きも良くゴールへの演出が出来ている。
ただ、その二人にスポットライトが当たる中で、京都橘は、その後ろに位置する右の伊藤と左の中野の動きが良い。
2回戦でも中野のプレーからゴールを奪っているが、彼と伊藤が、前線からのプレスでボールを奪ってのショートカウンターでチャンスになるシーンも多く、更に彼らが前に仕掛ける事で、小屋松や仙頭が孤立せず、上手くフォローしていく形になっている。
逆に、彼らが下げさせられていた1回戦の正智深谷の試合などは、前線で小屋松が孤立する場面が多々あった。
京都橘は2トップの調子が良くて、そこにボールが集まってチャンスを作っているが、そこが単独ではなく、上手く後ろから押し上げてフォローしている伊藤と中野の存在が、京都橘の攻撃を機能させている。
攻守にかかる負担が大きいのだが、それだけに、彼らが攻守の肝になっている。

丸岡の良さが出ず
丸岡には悔やまれる一戦になった。
狙いは、悉く京都橘の守備の前に潰されてしまって、攻撃はほとんど機能せず、守備でもなかなか京都橘の前線の選手を抑える事が出来なかった。
広島観音相手に逆転勝利をしただけに、後半に先にゴールを奪って、追いついて逆転を狙いたかったのだろうが、後半も立ち上がりから、京都橘の攻撃の前に主導権を取り戻すことも出来なかった。
10番の飯田を筆頭に、個々の力では決して京都橘に劣るとは思えないのだが、しかし、チームとしての狙いの差、力の差が、結果に直接つながったように思える。
退場者を出したこともあって、残念な結果になった部分もあるが、しかし、最後まで諦めず、1点でも多く返そうというプレーを続けた事、この辺は、高校サッカーの良さなのかもしれませんが、最後までやり切った事での力を出し切った、だからこそ次に繋がる敗退だったとも言えるだろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。