2013年01月12日 [14:39]   第91回全国高校サッカー選手権大会 | スポーツ | 第91回高校選手権 

第91回選手権大会準決勝 鵬翔 vs 星稜

高校サッカーベスト4。
準々決勝から1週間空けて、快晴の国立と言う絶好の舞台での準決勝。
第1試合は、共にここまで1失点のみと守備の固い両チームの対決。
どちらが先に相手のゴールをこじ開けるかと言う勝負になるのか。

第91回全国高校サッカー選手権大会
準決勝 【M45】 国立競技場/19,483人
鵬翔(宮崎) 2(4PK3)2 星稜(石川)
(鵬翔) 小原裕哉(31分)、東聖二(83分)
(星稜) 寺村介(13分)、井田遼平(81分)
宮崎県代表鵬翔のスタメンは、1 浅田卓人、2 柏田崇走、3 原田駿哉、14 芳川隼登、7 日高献盛、5 矢野大樹、6 東聖二、8 小原裕哉、9 川崎晧章、4 澤中拓也、10 北村知也の4-1-3-2。
石川県代表星稜のスタメンは、1 置田竣也、5 松岡哲、3 掃部智寛、4 寺田弓人、2 森下洋平、6 植田裕史、7 小林想、10 井田遼平、19 寺村介、9 今井渓太、13 采女優輝の4-2-2-2。

互角の攻防
立ち上がり、どちらもバタバタした入りで、鵬翔は良い位置でFKのチャンス、そして、星稜もサイドからのクロスにゴール前での交錯もあって決定機がお互いに生まれるもゴールならず、どちらもペースが握れない中で、13分、右サイドで抜けると、そこからのクロスにニアサイドで9番今井はあわなかったが、ファーサイドに入ってきた19番寺村が完璧にフリーになっていて、星稜が先制。
先制を許した鵬翔もセットプレーのチャンスがあるが、キックの精度が悪く決まらなかったが、30分、ロングフィードを競ってゴール正面でファールを得ると、このFKで8番小原が壁の低い位置の上を抜いてゴールに突き刺さる素晴らしいシュートで、鵬翔が同点に追いつく。
後半に入っても、両チームとも主導権を握れず、どちらもチャンスがあり、攻守にめまぐるしい試合展開になっていく。
ただ、時間が進むにつれて、徐々に星稜のサイド攻撃からのチャンスの機会が増えていくと、試合の流れが星稜の攻撃に対して、鵬翔はカウンターと言う展開になっていくと、81分、縦に入れた後、右サイドに開いた所で、フワッと後ろから入る様なクロスに対して10番井田が上手く右足で合わせてゴール、星稜が勝ち越す。
しかし、鵬翔もすぐに、中盤でのFKで一気に前線に放り込むと、3番原田が頭で落とすと6番東が強烈なシュートを叩き込んで、鵬翔が83分、同点に追いつく。
同点に追いついたことで、鵬翔が勢いに乗って、一気に星稜ゴールに迫っていくがゴールは生まれず、決着はPK戦へ。

PK戦
10番井田遼平(星稜) ○ GKに読まれるもコースとスピードが良く左にきまる
5番矢野大樹(鵬翔) ○ GKの逆に左に決める
3番掃部智寛(星稜) ○ 左隅ギリギリサイドネットに決める
6番東聖二(鵬翔) × 右を狙うがGKが読んで止める
13番采女優輝(星稜) ○ 冷静に左上に狙い澄まして決める
14番芳川隼登(鵬翔) ○ 冷静に左下に決める
9番今井渓太(星稜) × 左上を狙ったシュートはバー直撃
8番小原裕哉(鵬翔) ○ GKが触るも左下隅に決まる
6番植田裕史(星稜) × 上に大きく外す
1番浅田卓人(鵬翔) × 上に大きく外す
15番村上駿(星稜) × バー直撃
9番川崎晧章(鵬翔) ○ GKの裏をかく正面に決める
PK戦は、4-3で鵬翔が勝利。

守備の良い試合
両チームとも守備意識が高く、守備の良さがある分、なかなかチャンスが作れない。
ただ、バランスを取って、星稜はサイドから、鵬翔は早い攻撃を仕掛けて行く。
ここまでの試合で、両チームとも失点が1と言う結果から、守備には自信を持っている部分もあって、お互いに崩しきれない中で、テンポだけが早まっていく。
それでも、その攻撃の中では、お互いに持ち味を出して、鵬翔はセットプレーから、序盤は国立の芝に苦しんだのかもしれないが、ボールの精度が悪かったが、3度目でアジャストして、凄いシュートで同点、更に、後半に失点したすぐ後も、中盤でのセットプレーで精度の高いボールをゴール前に入れた事で、競り勝って落としたボールからのシュートと言う同点ゴールとなるように、セットプレーでゴールを奪えば、常に先手を取った星稜の方もサイド攻撃の良さ、SBとCBの間に縦にボールを入れるという狙いから、基点となってゴールを奪う。
1点目は、ニアサイドで囮となって、完璧にファーサイドでフリーになれば、2点目に関しては、10番井田が素晴らしい技有のゴールを奪うなど、技術の高さも見せた。
守備が良く、点が取れないと思える試合の中で、攻撃でも持ち味を出し切って、どちらかと言うと、落ち着かないまま終わった感じもある試合だが、しかし、両チームの試合としてこれ以上ない位の面白い試合だった。

勢いを手にした鵬翔
PK戦は運の部分がある。
ただ、勝負事である以上、どこかに流れのようなものが存在するのもやはり事実であり、良くあるパターンは、優勢だった方がPK戦で負けるという事が多い。
しかし、この試合に関して言えば、特に後半、押されるようななかで勝ち越しゴールを、素晴らしいゴールで奪われた直後に、同じく凄いシュートで同点に追いついた事で、鵬翔は勢いに乗る事が出来た。
同点ゴールの後の、10分前後は、ほぼ鵬翔ペースであり、どこかでゴールが生まれていてもおかしくない展開だったが、そこでゴールを奪えなかった。
場合によると、PK戦では一転運が移る可能性もあったし、先に外したのは鵬翔だった事で、星稜にやはり流れが言ったかと思ったのだが、3人目の14番芳川が、体も軸足も右方向に蹴るように見せかけながら、裏をかく左サイドへと決めるという素晴らしい駆け引きでゴールを奪った事で、鵬翔が勢いを取り戻して、その後の星稜は3人連続で外すという結果になった。
守備が良い両チームの戦いだった分だけ、お互いに主導権を握れない展開ではあったのだが、同点に追いつく展開だった事で、鵬翔の方が勢いをもっていたという事なのかもしれない。

自信が過信になったか
90分間の試合内容では、勝つことこそ出来なかったものの、自分たちのサッカーは出すことが出来た。
その上で、PK戦は、準々決勝の東海大仰星戦で5人全員が完璧に決めた事で自信があったのかもしれない。
通常、PKでは、余程の事が無い限りは、上を狙わない。
GKも左右に山や読み合いを見せるが、基本的に上は捨てざるを得ない、だからこそ、上に蹴れればゴールの可能性は高いのだが、しかし、上はそれだけゴールを外す可能性が高くなる。
それを、準々決勝では決める事が出来た為に、この試合も狙う選手が多かった。
しかし、90分間戦い終わった後の状態で、そして、国立と言う舞台、更には決勝進出を賭けたというプレッシャーが重なって、狙いは大きく外すことになった。
自信はあったと思うのだが、しかし、それが下手すると過信になっての狙いすぎという結果になったのかもしれない。
前回のベスト4まで進んだ星稜も、そこでPK戦で終ったわけですが、今回もPK戦で終る事になった。
残念ではあるが、PK戦は運の部分もあり、そして、90分間の内容は良かった。
次は、勝てると過信にならず自信をもって戦ってくれることを期待したい。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。