2013年01月17日 [21:20]   Jリーグ | スポーツ | サッカー全般 

J3開催には慎重論

今オフのJリーグの理事会では、2つの大きな議題。
一つは、秋春制への移行に向けての課題等。
そして、もう一つがJ3の設置。
ただ、J3は、少々慎重論が出てきている。
今季と言うか、もう昨季になるのか、2012年のシーズンからJ2も降格する事になった。
現状では、J2からJFLへの降格と言う事になるのだが、JFLがアマチュアリーグである事もあって、J2からの受け皿としてのJ3というのは、以前から想定されていた。
但し、やはり、現状では難しいと言わざるを得ないだろう。

要因の一つは、金銭面である。
今回の実行委員会では、財政面での裏付けという事が問題になっていた。
現状では、J2の各クラブが、やはり金銭的に厳しい状況にある。
クラブ経営状況(Jリーグ公式ページ)[PDF]
入場者数の平均で1万5千人から2万人のJ1と比較して、J2はそれこそ5千人前後、多いチームで1万人を動員するが、どうしても、大きく入場者数が凹んでしまう。
その上で、更にその下のJ3となると、下手すると、千人前後と言う事になりかねない。
場合によると、なでしこリーグのような、無料入場とか、そういう事をしていく必要が出てきて、収入の部分で、他とは違う構造を作らないといけない。
ただ、J2やJ1と異なる財政形態を作った場合、J2に昇格した際に、収入の仕組みが無いクラブが出来てしまう。
その辺の所を、どうやっていくのか、ただ、これってJ3をどうこう云々以前に、現状ではJ2でも問題が多いし、J1だって、クラブ規模とスタジアム規模があっていなくて、収支が不均衡を起こしてしまっているクラブもある。
こういう面での改善と言うのは、まず必要になってくるだろう。

そして、もう一つ、今回のニュース等では触れられていないが、何より重要なのは、個人的には人材面ではないだろうか?
例えば、J3が12チーム作られたとする。
すると、J1が18チーム、J2が22チーム、J3が12チームの合計、52チームのプロクラブが出来上がる、各クラブの最大人数が25名という事で、もし、最大限に各クラブが選手を獲得したとすると、1,300人のプロ選手が誕生する。
因みに、第1種登録選手数は、2011年度で160,396人ですから、サッカーをやっている20歳以上の人間の中で、約1割がJリーガーとなる。
うーん、そんなに人材っているんだろうか?
それこそ、セルジオ越後氏が常々語る、Jリーグが薄くなるという事に繋がる可能性もあると思うんですよね。
現実問題として、金銭的な問題もそうだが、全体でのクラブの数の最適解を探していく必要もあるんじゃないかな?

ま、とにかく、来年2014年からJ3を始めるのは、やはり拙速すぎるかもしれない。
もう少し、色々と裾野を広げた上でやるべきで、もしかしたら、ベストは2014年のブラジルWCで日本代表が活躍したという前提の下で、2015年が一番かもしれませんね。
・・・いや、2002年の日本のサッカー人気が最高潮の時にサッカーを始めた世代、とすれば、確かに、2014年って、当時10歳前後の子供がJリーガーになってきているタイミングになるのか・・・
逆言うと、この辺で出来ないと、日本では無理かもしれない気もしますね。

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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。