2013年02月06日 [22:46]   サッカー日本代表 | スポーツ | A代表/2013 

キリンチャレンジカップ2013 日本 vs ラトビア

日本代表の2013年最初の試合。
ここ最近は、1月位から代表戦が行われたりしているのだが、今年は、若干スタートが遅くできた日本。
とはいえ、今年は3月のヨルダン戦でWC出場を決めることが出来るかどうかですし、CCと言うWCに向けての試金石の大会もあるなど、南アWCの結果を超える為に重要な1年になる。
その初戦、相手は現在ヨーロッパ予選でグループ5位の相手。
初戦ですから、良い試合をして欲しいですが、ザッケローニ監督がインタビューで答えたように、トライする姿勢も見せて欲しいものですね。

キリンチャレンジカップ2013
ホームズスタジアム神戸/
日本 3-0 ラトビア
(JPN) 岡崎慎司(41分、61分)、本田圭佑(60分)
日本のスタメンは、こんな感じ。
キリンチャレンジカップ2013日本vsラトビア
Jリーグ勢がシーズンオフという事もあって、欧州組でスタメンを組んできて、前田遼と遠藤はベンチスタート。
岡崎慎が1トップに入る形で、細貝萌が遠藤の代わりにCHに入っている。
ただ、CBだけは吉田麻しかいないですから、Jリーグ勢で今野泰がスタメン起用。


前半
日本ボールのキックオフで試合開始。
立ち上がりから日本がボールを支配して、パスを繋いでポゼッションをして優勢だが、ラトビアがしっかりとゴール前にブロックを作っているので、そこを崩すことが出来ず、シュートまで行く事がなかなかできない展開。
18分、最終ラインの吉田麻から早いパスを縦に入れると、これを本田圭がヒールで流して、右サイドを清武弘が突破、中央で岡崎慎が囮になって空いた下がり目のスペースに飛び込んだ香川真にクロスが合うが、シュートは大きく枠を外す。
完全に日本が押し込んで、後少しでシュートまでいけるようなシーンを作り出して、28分には、右サイドに流れた岡崎慎からの絶妙なクロスをファーサイドで香川真がヘディングに行くが、直接狙わず本田圭に落とした所でDFにカットされる。
オフサイドになるものの、裏に抜け出す動きが日本に出てきて、パスのスピードも上がって行く中で、徐々にラトビアが日本の動きについていけずに遅れるシーンが出てくる。
41分、右サイドでパスを回してから、清武弘が倒されながらも粘って出したパスを内田篤がシュート気味にゴール前に入れたボールに対して、岡崎慎がギリギリで足に当ててコースを変えるとポストに当たってそのままゴールに吸い込まれ、日本が先制。
前半終了間際にも左サイドを香川真が縦に抜けてから早いクロスを入れたが、ここはゴール前に3人入った日本の選手全員に合わずゴールならず、前半は1-0、日本リードで折り返す。

動きの良い日本
この時期、Jリーグ勢はシーズンオフで、どうにも動きが悪かったり、欧州組とのかみ合わせが悪くなったりするのだが、それを考えてか、思い切った欧州組でのスタメンを組んだザッケローニ監督の狙いが当たったというべきか、非常に日本の動きは最初から良かった。
ただ、守備を固めるラトビア相手に、なかなかシュートまでいけないので、嫌な展開とも言えるし、前日会見などで言われていたように、こういう状況下でどういう打開策を見せるのかと言うのが、この試合での課題になりそうである。
当初はミドルシュートとかと言う考えも出てきていたが、それよりも、日本らしい部分でパスで崩しにかかっていくという選択肢で、とにかくパススピードが上がって行くのと、日本の選手がスペーススペースに飛び出していく事で、徐々にラトビアの守備陣が遅れて、ギャップを作れるようになっていった。
この辺は成長と言うか、状態の良いメンバーで組んだスタメンが奏功したと言うべきだろう。
その中で、先制点を奪う事も出来たのもプラス材料。
相手のラトビアは、時差の影響なのか動きが重い。というか、試合の仕方と言うかサッカーを見ていると、元々こういう感じのサッカーなのかもしれず、ボールを奪ってからも遅く、引いて守って鋭いカウンターと言うわけでも無く、守る時は引いてブロックを作って跳ね返して、ゆっくりと押し上げていくというような雰囲気のサッカーをやってきている。
だからこそと言うべきか、日本の早いパス回しや動きの早さ、切り替えの早さについてこれていないように感じられる。
こういう相手に対して、後半、日本はリードした状態をどう考えたサッカーにするのか?
本当の意味で、日本が試合を支配する事が出来るかは、後半の戦い方にかかってくる。

後半
後半、スタートから細貝に代わって遠藤が、そして、清武弘に代えて前田遼を入れて、岡崎慎が右に回って1トップに前田遼と言う形。
ラトビアは交代が無く、そのラトビアのキックオフで後半開始。
後半、ラトビアが攻めに入ってきて、日本が前半よりも守備に回るシーンもあるが、しかし、攻守の切り替えの早い日本が優勢に試合を進める展開が続くと、60分、自陣から繋いで左サイドの香川真が、時間を作って、中に入れた所に走り込んだ本田圭が左足で狙いすましたシュートを決めで、日本が追加点。
更に、1分後、香川真が出したスルーパスに抜け出した岡崎慎がGKとの1対1を冷静にかわして無人のゴールに流し込んで、日本が3点目。
ここで、日本は内田篤と本田圭に代えて、酒井高と乾を投入、香川真をトップ下に入れて乾を左に回す。
立て続けにゴール前で香川真に得点チャンスが生まれるが、ゴールに押し込むことが出来ず。
65分、ラトビアは最初の交代で2枚、5番オリェグス・ライザーンスと10番アレクセイス・ビシュニャコフスに代えて11番ユリス・ジガイエフス、15番アルトゥルス・ジュジンスを投入する。
66分、今野泰に代えて伊野波を投入する。
71分、ラトビアは17番エドガルス・ガウラチュスに代えて9番マーリス・ベルパコフスキスを投入。
更に、7番ブラディミルス・カメシュスに代えて2番ビターリース・マクシメンコを投入する。
日本は、乾がドリブルで仕掛けてシュートまで狙って行く事で相手のDFを引き付け、前田遼が前線で囮になって、岡崎慎が裏を狙うなど、何度となく形を作っていく。
81分、日本は少し痛めたという話で岡崎慎に代えて、大津祐を投入する。
投入された途端に大津祐は、右サイドで相手DF二人を相手に自分一人で粘って突破を仕掛けて行って、最後はCKを得る。
日本は87分には、乾のシュートをGKが弾いた所で前田遼が詰めて押し込みに行くがシュートはギリギリでDFにクリアされる、その後右サイドの裏へと展開したが、大津祐と酒井高が被ってクロスは上げられず。
88分、8番アレクサンドルス・カウニャに代えて19番アランス・シニェリュニコフスを投入。
最後まで得点の気配はありながらも、最後の部分で精度を欠いたり、相手DFの頑張りなどでゴールは奪えず、3-0で試合終了。

新戦力が猛アピール
後半スタートから前田遼と遠藤を入れて、おそらく、現状でのザッケローニ監督の考える日本代表の形に戻して、追加点を奪うと、そこからは、新戦力を試すという部分にシフトした試合になった。
正直な印象で言えば、ラトビアとの力の差が見えてしまって、どうにも練習試合の様相と言うか、日本のためのテストマッチ的な試合になってしまって、特に守備陣の問題が見えない状態になってしまった。
また、攻撃に関しては、自由に出来てしまった分、点が取れない不満点が目に付いたが、アイデアと言うのが見えるのではなく、どうにもやる事なす事が簡単に通ってしまって、逆にもう少し、手応えが無いと良い面も出てこなかったように思える。
その意味では、この試合はどちらかと言うと新戦力がアピールできた試合だったように思える。
岡崎慎の1トップと言う試みは、試合後の岡崎慎自身のコメントのように、ボールが収まる訳ではなく、良かったとは言えないし、ちょっと考えすぎてしまった部分もあったかもしれない。
それでも裏を取る事でゴールを取って、後半になると、いつものポジションで前を向いて、下がった位置から前に出ることで裏を取れるという意味で、色々と試した事が成功した。
それと、前半で下がったものの細貝萌の出来も良かった。前に出て行く事が少なかったものの、下がってボールを受け皿になってポゼッションの要になって、バランスを取る形で上手く遠藤の代わりをこなせていたように思える。
そして、後半に入ったメンバーの中で、積極的に仕掛けて、自分の良さ、自分らしさを徹底的に見せつけた乾。ゴールが取れなかったのが残念と言うか、後一歩のところになったが、非常に自分をアピールしていた。
更に、最後に投入された大津祐に関しても、積極的なプレーを見せて、短い時間ながらもインパクトは残せたように思える。
酒井高にしても、守備に回る事が少なかった事で、高い位置でプレーをする事が出来て、持ち味を発揮する事が出来たように思えるし、とにかく新戦力が軒並みポジティブな結果を残せたのはプラスだろう。
代表のスタメンレベルでの上乗せは無かったものの、下からの突き上げのようなものを見せる事が出来た事と、終盤の切り札になりそうなプレーを見せた事も、良い結果だったと思える。



個人的な個人評
1 川島永嗣 5.5 プレーする機会がほとんどなし。
6 内田篤人 6.0 積極的な攻撃参加で先制点をアシスト。ただそれ以上に、守備面で冷静な対応を見せるシーンなど成長を感じさせる。
3 酒井高徳 6.0 守備に回る事がほとんどなく、高い位置でプレーを続けて、持ち味を発揮。
22 吉田麻也 6.5 上手い守備でのカバーだけでなく、最終ラインからパスで攻撃をアシストするなど良さも見せた。
15 今野泰幸 5.0 少しミスがあった事と、ボールを持ちすぎて危ないシーンを作ったりと、後半には修正してきたが前半はイマイチだった。
2 伊野波雅彦 5.5 ほとんどプレーをする機会が無く、無難な結果。
5 長友佑都 6.5 攻守共に左サイドを完全に制した。
17 長谷部誠 7.0 前線へと出る機会は少なかったが、バランスを取って、特にSBが積極的に仕掛けるのを助けた。
13 細貝萌 6.5 前線とも最終ラインとも良い距離感でバランスを取ってプレーできていた。この試合の出来で言えば、遠藤の代わりを十二分に出来そうだ。
7 遠藤保仁 5.5 ミスもあったが、流石のプレーを見せる部分もあり、まだまだ体が出来ていないと言う感じだった。
8 清武弘嗣 6.0 流石の気の利いたプレーで、上手く前線の動きをスムースにしていた。
18 前田遼一 6.0 前線で基点となれるプレーで、悪くは無かった。
4 本田圭佑 5.5 期待値が高いからこその辛口になるのかもしれないが、前半は少し岡崎慎との距離感が悪かった。もっと、出来るだろう。
14 乾貴士 6.5 積極的な仕掛けで惜しいシーンを何度も作って、日本の切り札になれる力を見せた。
10 香川真司 6.0 シュートの精度を欠いたが2アシストは見事。
9 岡崎慎司 7.0 前半は少しやりにくそうだったが、それでも先制点を奪い、後半は持ち味を発揮するなど、MOMの働き。
19 大津祐樹 6.0 思い切ったプレーで、自分をアピールできた。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。