2013年03月13日 [21:13]   ACL | スポーツ | ACL/2013 

ACL2013第2節 浦和 vs ムアントンU

ACL第2節。
初戦、アウェーで広州相手に完敗、最下位スタートとなった浦和。
2戦目の相手は、初戦で全北現代相手に引き分けたタイ王者のムアントンU。
グループ突破のためには、ホームでは絶対に負けられない試合。

AFCチャンピオンズリーグ2013 グループF
【M3】第2節 日本・埼玉 埼玉スタジアム2002/23,246人
浦和(日本) 4-1 ムアントン・ユナイテッド(タイ)
(浦和) 柏木陽介(8分)、関口訓充(64分)、原口元気(69分)、OG(78分)
(ムアントン) ダグノ・シアカ(90分)
ホーム浦和のスタメンは、18 加藤順大、46 森脇良太、17 永田充、5 槙野智章、14 平川忠亮、22 阿部勇樹、4 那須大亮、11 関口訓充、8 柏木陽介、10 マルシオ・リシャルデス、30 興梠慎三の3-4-2-1。
アウェームアントンUのスタメンは、28 ウィーラ・クードプッサー、2 アティット・ダオサワン、40 キム・ユジン、6 スリッティ・ノンシーチャイ、18 モンコル・ナムヌアド、23 ピヤポン・ブンタオ、21 ダグノ・シアカ、19 ピチットポン・チョーイチウ、20 マリオ・ジュロフスキー、10 ティーラシル・ダンダ、9 ローランド・リンツの4-2-2-2。

浦和快勝
立ち上がりから浦和が冷静にボールを回して、試合の主導権を握ると、8分、左CKからのファーサイドの深い位置、PAの角でフリーで待ち構えていた柏木陽がダイレクトでシュートに行くと、これが中途半端な当りで、逆にバウンドでDFの頭の上を越えてゴールに吸い込まれて、浦和が先制。
浦和は完全にゲームを支配、パスでポゼッションを有利に運ぶだけでなく、ムアントンのパスを素早い出足でカット出来ており、ほとんど攻められる場面も無く、優勢に試合を進めるが、パスが繋がる割には、ゴール前には入っていけない為に、浦和も得点の可能性を感じなかったのだが、29分、槙野智の切り替えしに23番ピヤポンが置いて行かれ、完全に槙野智に抱き着いて倒して、この試合2枚目のYCで退場、浦和が一人多い状況になる。
浦和が優勢で、後半には何度か決定機もあるがゴールが奪えず、嫌な予感もあったのですが、関口訓が左サイドでボールを受けて、中に切れ込みながらシュート、これがDFに当り少しコースが変わって、そのままファーサイドに吸い込まれて、64分浦和が追加点を奪う。
更に、69分には、素早いパス回しから右サイドの平川忠に繋ぐと、平川忠からピンポイントのクロスが入って、少し距離のある位置からの原口元の強烈なヘディングシュートが決まって浦和3点目。
浦和がほぼ勝負を決めている展開の中で、78分には、原口元がオフサイドにならず裏で完全フリーでボールを受けると、GKの動きをみて、ゴール前に上がってきた味方に出したパスを戻ってきたムアントンDFの足に当り、そのままゴールに蹴り込まれ、OGで浦和が4点目。
もう1点浦和にゴールが奪えるかとも思えたが、少し浦和はペースダウンしてきた所もあり、ムアントンも足が止まってきたので、このまま終わるかと思われた90分、左サイドを35番ウィーラウットにフリーで攻めさせてしまい、そこからのクロスを21番シアカがヘディングで合わせて1点を奪われる。
しかし、試合自体はそのまま終了して、浦和が4-1で快勝。

画竜点睛を欠く
快勝であることは間違いないが、しかし、最後の最後でゴールを許してしまって、完璧とはいかなかった。
ムアントンUは、タイのチームでもあるが、決して弱い相手ではなく、Kリーグ2位の全北現代を相手に初戦で引き分けている。
それだけ油断できない相手ではあるが、立ち上がりから、浦和はリズムの良いパス回しと攻守の切り替えの早さもあって優勢に試合を進めた。
ムアントンUはアウェーの雰囲気にのまれていた部分もあったのか、少しぎこちない立ち上がりのまま、浦和に主導権を握られてしまったという形だろう。
浦和は早々に先制した後も、ムアントンUが累積で退場して一人少なくなった部分もあって、余裕の展開になった。
それが良くなかったのか、少し迫力が無いままの展開で、優勢だが点が入らないようなまま時間が経過し、漸く、試合が動いたの64分の関口訓のゴール。
そして、すぐ後には原口元のゴールで3点目を奪って、試合を決定づけると、原口元は、途中交代で入った阪野豊にゴールをさせてあげようという意識もあったのか、安全策をとったパスでOGを誘発して4点目を奪った。
このまま、終えることが出来れば浦和にとって最高の結果になったものの、終了間際に、簡単に左サイドでの突破を許して、そこからのクロスにニアサイドでフリーにさせてしまった21番シアカにゴールを許して1点を奪われてしまった。
ま、当該対決で3点差と言うのは大きいものの、アウェーゴールなども含めて、失点だけは避けておかないといけない試合であり、0点に抑えれば完璧だっただけに、勿体無い結果になった。

機能した1トップ
浦和はペトロヴィッチ体制になる前から、1トップを志向するが、1トップの人材を欠いていた。
ワシントンがいなくなって以降、1トップで機能する選手がおらず、どうしてもやりたいサッカーと出来るサッカーの乖離が発生していた。
ただ、今季は興梠を獲得した事で、その部分の改善を狙った。
そして、その期待に応えるように、この試合の興梠は、浦和の攻撃を完璧なまでに牽引していた。
前線にどっしりと構えてという訳でもないが、縦横無尽に動いて、パスを引き出して基点となると、柏木陽だったり、関口訓という所が前に出て行くスペースを作り上げていった。
後は、自らが反転してゴールを狙えればベストですが、その前段階として、良い形で機能しており、そうなると、浦和のサッカーの全体のバランスが良くなる。
ACLも含めたハードスケジュールの中で、この試合も、那須大や平川忠、関口訓を起用するなど、選手を入れ替えてきているペトロヴィッチ監督ではあるが、ACL開幕戦で原口元の1トップはイマイチだった事も考えて、興梠には、今季浦和のACLとJリーグ制覇にフル稼働してもらわないといけないと感じさせるだけの出来ではあった。

攻守の切り替えの早さ
この試合の浦和は、結果ほどに内容が良かったとも言えない。
広州での試合と異なりピッチ状態は良かった分、ミスは減ったものの、それは無くなったわけでも無く、以前として中盤での不用意なパスを失うシーンも多かった。
そういうミスパスが多い試合ではあったが、しかし、広州相手にした時と異なり、大きな問題点にならなかった。
一つは、前線のタレントが広州ほどではなかったから、対応できたというのもあるだろう。
ただ、それ以上に浦和の攻守の切り替えが早かった事が大きい。
最終ラインのDFが上がって行くために、どうしたってリスクのある浦和のサッカーではあるが、しかし、阿部勇や那須大が上手くフォローするバランスに加えて、奪われたらすぐにボールを奪いに行く事が出来た。
それは、相手に奪われた後、次か、その次のパス辺りでカット出来ていたなどのシーンが多かった事も一つの証明と言うべきか。
リスクの高いサッカーではあるが、奪われたすぐには、その近くに味方や自分がいる訳で、すぐさまそこで守備に切り替えていけば、当たり前だが、移動距離も少なくボールを奪い返すことが出来る。
そして、そこで奪い返せば、カウンターのピンチがカウンターのチャンスに変わる事になる。
その意味でも、浦和の切り替えの早さが、この試合の、最大の勝因だったと言えるだろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。