2013年03月14日 [21:09]   なでしこジャパン | スポーツ | アルガルベカップ2013 

アルガルベカップ2013 日本 vs 中国

ノルウェー、ドイツに敗れ、デンマークに勝った日本は、3位でグループを突破、Bグループ3位の中国の5位決定戦を戦う。
今大会は、明らかに将来を考えての戦いになっているが、新しいなでしこジャパンが先に進むために、その対戦相手としては、中国と言う相手は、WCや五輪出場の為に倒さないといけない相手であり、対戦相手としては、良い経験となるかもしれない。

アルガルベカップ2013
[22]5位決定戦 エスタディオ・アルガルヴェ
日本 1-0 中国
(JPN) 大儀見優季(67分)
なでしこジャパンのスタメンは、こんな感じ。
アルガルベカップ2013日本vs中国
結局、全試合起用される選手はいなかった訳ですが、最終ラインで熊谷と長船のコンビに、中盤では川村と宇津木、そして2トップは大儀見と大滝のコンビと、新しい組み合わせのテストも兼ねてきている。
※試合が始まった後は、川村と山崎のポジションは逆のようだ。

前半
中国のキックオフで試合開始。
序盤から、中盤で激しいあたりがあるが、しかし、なでしこジャパンはリズム良くパスを回して中国のプレスをかわして行く。
ただ、ゴール前では中国のブロックの中に入れず決定機は作れない状況。
お互いに守備が良くて、攻撃に上手く転じれない中で時間だけが経過、20分過ぎには中国に連続でCKのチャンスがあるが、中で合わずにゴールを奪えない。
しかし、徐々に中国がなでしこのプレスを掻い潜ってゴール前に運んでくるようになってきた。
流れが中国に行ってきた中で、37分、早くもなでしこは大滝に代えて高瀬を投入する。
41分、中国も10番馬暁旭に代えて27番李影を投入。
42分、なでしこは川村のシュートからの粘りで最後は大儀見が押し込んで先制かと思われたが、大儀見はオフサイドでノーゴール。
結局、両チームともゴールは奪えないまま前半を折り返す。

守備は良いが攻撃に転じれない
この試合のなでしこは、序盤から集中していて、守備面では良かった。
特に、いつも通りの熊谷の強さだけでなく、長船のカバーリングで中盤の裏に抜けさせないのもあったが、それ以上に、この試合は右SBの加戸の出来が秀逸で、中国はサイドからの攻めの部分で、左サイドからの攻撃に関しては、なでしこは封じる事が出来ていた。
ただ、攻撃に転じる部分で、どうしても物足りないというか、上手く攻撃に移れない。
ミスがある分もそうだが、攻める方法を見出せていないという雰囲気があり、過去のなでしこであれば、宮間に預ければ、そこからパスが出てきてチャンスを作れるし、澤が押し上げて数的有利を作り出したりという事があったが、ここでは、そういう部分がほとんどない。
また、ではと仕掛ける選手も少なく、どうにも攻撃のアイデアが少ない感じが、どう攻めれば良いのか迷っている部分がある。
その中で、早い段階で大滝が交代したが、それも、大儀見は攻守両面で体を張って存在感を出していたが、大滝はそこで自分を見せられていなかったように思える。
もっと仕掛けるなり、動き出してボールを引き出すなりをしていかないと、現状で、大儀見が下がった時に攻撃に転じられない部分は、一つ、大儀見とコンビを組む選手の責任にもなりかねない。
この辺で、どうやって攻めるのか、点を取るアイデアを後半は一つで良いので見せて欲しい。

後半
なでしこは山崎と川村に代えて田中美と田中陽を投入、大儀見が中盤に下がって、前線は高瀬と田中美のコンビに変更。
中国は前半終了と変わらず、なでしこのキックオフで後半開始。
51分、なでしこは、長船に代えて田中明を投入し、宇津木が最終ラインに下がり、中盤は田中陽と田中明のコンビに変更される。
中国の足が止まってきて、なでしこは中国陣内に押し込めるようになって、なでしこが60分頃からペースを掴み出すと、67分、なでしこはFKのチャンスを得ると、中島依のキックがファーサイドまで流れ、大外を回り込むようにしてフリーになっていた大儀見がゴールに蹴り込みなでしこが先制。
完全に試合はなでしこペースだが、決定機は作れず、83分、なでしこは、大儀見に代えて小川を投入。
その後、なでしこの攻撃でゴールを奪う事が出来ないまま試合終了、1-0でなでしこが5位決定。

収穫と課題
今大会を通じて、なでしこは新戦力を試したり、新しい組み合わせを試すという事をやった。
結果を出しきる事は出来なかったものの、大会を通じて、色々と感じる所、出来た部分、出来なかった部分が見えた事は、非常に大きな収穫だったと言える。
特に、一番大きかったのは、各選手を試した結果、成長した選手もいたという所だろう。
元々の代表でも中心だった大儀見や熊谷なんかは、十二分に力を発揮していたし、川澄や鮫島も出来る事をやっていた。
そして、何よりもSBで起用された加戸の成長は大きく、特に守備面での貢献は大きかった。
攻撃参加に関しては課題となるが、守備に関しては、非常に効果が高い。
五輪での失敗と言うか、川澄と鮫島の縦の関係は、バランスが悪かったが、川澄の裏を加戸にすれば、バランスも良くなる気がする。
他にも、点を決めた田中美だったり、新戦力を試して、それなりに結果を出した事は大きい。
ただ、問題も多く、何よりも澤と宮間、そして阪口が抜けた結果、ゲームを組み立てる部分で課題となった。
一つは、中盤での基点として、ボールをおさめて展開する場が無かった事が、どうにも攻撃を単調にしてしまったわけで、この辺は、五輪で狙いどころとなってしまっていた宮間だったものの、その存在が大きいものだったという事だろう。
そして、中盤の底での守備面では、宇津木や田中明だったりが問題なくこなせていたものの、攻撃に転じた時に、ボールをおさめる事を出来ず、そういうポジション取りだったり、前が詰まった際のボールの受け皿や、タイミングを見計らった攻撃参加と言う面で、どうしてもバランス感を欠いていたようにも思える。
結果、これも同じことだが、攻撃パターンやアイデアの欠如と言う事になった。
宮間に関しては、まだまだ代表でやれるでしょうが、澤がそろそろ代表引退になるだろうと仮定した場合、やはり、中盤の底に人材が、特にボランチと言える選手を見出さないと、世界を制したなでしこのサッカーを取り戻せないだろう。
まだ期間はあるわけで、そこの戦力を見出す、もしくは成長させる必要があるだろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。