2013年03月26日 [21:38]   カターレ富山 | スポーツ | Jリーグ/2013 

J2/2013 第5節 富山 vs 京都

J2第5節。
ここまで、2勝2敗、勝って負けてを繰り返しての9位となっている富山。
対して、ここまで負け無し、2戦連続ドローの後、2連勝で2位につける京都。
京都としてはアウェーとはいえ、ここで勝って首位に行きたい所だが、富山としても連敗は避けたい所。

Jリーグ2013 Division2 第5節
富山県総合運動公園陸上競技場/4,353人
富山 1-0 京都
(富山) ソ・ヨンドク(86分)
ホーム富山のスタメンは、1 飯田健巳、15 平出涼、3 御厨貴文、5 舩津徹也、6 森泰次郎、8 大西容平、13 キム・ヨングン、11 ソ・ヨンドク、30 木村勝太、7 朝日大輔、18 西川優大の3-1-4-1-1。
GK守田達が契約の都合で京都戦に出場できず飯田健がスタメン、また、西川優がスタメンに復帰。
アウェー京都のスタメンは、21 オ・スンフン、8 安藤淳、3 染谷悠太、2 酒井隆介、16 福村貴幸、4 秋本倫孝、10 工藤浩平、15 中山博貴、7 駒井善成、11 原一樹、13 宮吉拓実の4-2-2-2。
パヤリッツァが負傷欠場で酒井隆がスタメン、また、中山博が今季初スタメン。

富山が見事な勝利
お互いに立ち上がりからハイペースな試合で、高い位置からの潰し合いからの早い攻めを見せ合って、気を抜けばどちらも失点してしまいそうなピリピリとしたような試合展開。
両チームとも惜しいシーンはあるが、しかし、攻撃の意欲と同時に守備のプレッシャーも強くて、シュートまで行く事が出来ないなど、非常に緊迫しており、後半はどちらかと言うと京都が押し込むような展開になっていくが、57分には、カウンターを狙っていた富山が朝日大が抜け出してGKと1対1になるが、ここはオ・スンフンが好セーブを見せれば、57分には、今度は京都が左CKからゴール正面で秋本倫がヘディングシュートに行くも、今度は飯田健が素晴らしい反応を見せる。
京都のペースの試合の中で、富山は86分、自陣から右サイドへと展開すると木本敬のドリブル突破からスッとニアサイドに抜け出したソ・ヨンドクへとパスを通すと、ソ・ヨンドクがしっかりと決めて、劣勢の富山が先制。
1点を追う京都が攻勢を仕掛け、富山も守って逃げ切るというよりも前から勝負を仕掛けてきて、最後まで気が抜けない試合は、最後の最後で中山博のゴールで同点かと思われたものの、これはオフサイドの判定で、結局、これで試合終了、富山が京都相手に勝利。

緊迫した良い試合
両チームとも、立ち上がりから常に気を抜かないプレッシングを見せるハイペースな試合で、一瞬の隙があれば、ゴール前に迫ってチャンスを作るなど、本当に気の抜けない面白い試合になった。
両チームともハイペースだったことで、少しペースがダウンしてきた後半には、地力に勝る京都が優勢に試合を進めだしたものの、富山も一発のカウンターを虎視眈々と狙い、そこからチャンスを作るなど、どちらが点を取って勝ってもおかしくないという試合展開の中で、京都は、なかなか決定機をものにする事が出来ない中で、試合終盤に、京都の左サイドに大きく空いたスペースを狙いすましたように、富山の木本敬が仕掛けて行って、最後はソ・ヨンドクが見事に決めて先制点を奪った。
ただ、あの一瞬だけで言えば、ニアのソ・ヨンドクだけでなく、中央にも二枚入っていて、そこだけで言えば、数的にも同数という状況を作り上げた。
足が止まってきていた中で、そこまで攻め上がる事が出来た富山の選手の運動量、そして、先制した後、単純に守るのではなく、そこでも同じく前からプレスを仕掛けて奪ったら追加点を狙うという事で、最後まで面白い試合を作り上げた。
本当にエキサイティングと言う表現が合う、素晴らしい試合だった。

相性だけでない勝利
富山は京都に対して相性が良くて、未だに負けた事が無い。
ただ、この試合は、単純に相性だけでなく、結果として勝つべくして勝ったという事も言えるだろう。
立ち上がりからハイペースな試合展開の中で、最後まで全員が労を惜しまなかった事が、先制ゴールに繋がったという事。
そして、それと同じく、この試合を無失点に抑えた事が、勝利へと繋がった。
確かに、GK飯田健の見事なセーブもあったが、地力で勝る京都に攻められる展開の中で、しかし、結果として、0点に抑えたのは、京都の攻撃をしっかりと研究した守備陣の戦い方にあるように思える。
京都の2トップは、原にしても宮吉拓にしても、高さで基点となったりターゲットになるタイプではなく、裏に抜け出したり突破を狙う選手であり、そこで、富山は確実にラインコントロールをして、マークをして抑えるよりも、常に位置を把握しながらオフサイドトラップを仕掛けておいて、ドリブルで仕掛けてくる時にはすぐに二人三人と潰しに行く事で、京都の前線を封じ込めた。
この相手の出だしを見極めたオフサイドが、完全にはまって、最後の最後にも、中山博の抜け出しをオフサイドにしてノーゴールとして勝利を決めた。
京都に対する攻撃もそうだが、京都の攻撃をしっかりと読み勝った富山の守備陣が、この試合の勝因であり、それは、相性だけでなく、しっかりとした研究と練習によって掴み取ったものだろう。

打開策を見出せず
正直、力関係でいうと、地力でも、そして、この試合の内容にしても京都の方が上回っていたように思える。
しかし、結果は、富山の勝利。
一つには、京都のサッカーを研究されて尽くしているかのように、完全にはまってしまっていたように思える。
立ち上がりから強く当られた為に、序盤で主導権を握る事が出来なかったが、その後も、京都は自分たちのサッカーでチャンスを作り上げていくが、この試合、10個近くのオフサイドを取られたように、裏への抜け出しに関しては、完全に読まれていた。
そうなると原と宮吉拓では、正直厳しく、こういう場合、簡単に高さのある選手を前線に入れて、そこをターゲットにして、一旦当ててから、原や宮吉拓がそこを追い越していくようなプレーを狙いたい所だが、残念ながら、京都にターゲットマンになりえるような選手がいない事。
FW登録されている原、宮吉拓、三平和、久保裕、全員が170cm代であり、それどころか、この試合でベンチ入りしたFPの中で、180cmを超えているのはDFの黄だけである。後は、横谷繁と田森大が179cmあるものの、やはりターゲットとして期待するのは酷だろう。
富山の最終ラインも高さがあるわけでも無いので、高さで勝負できれば変わっていただろうが、2次元のサッカーでは、やはり厳しかった。
これは、京都と言うクラブの弱点になりえる状況かもしれないだけに、補強として、一つ考えておかないといけないでしょうね。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。