2013年04月06日 [22:36]   サンフレッチェ広島 | スポーツ | Jリーグ/2013 

J1/2013 第5節 広島 vs 横浜M

J1第5節。
昨季の優勝クラブで、開幕戦こそ落としたものの、2勝1分1敗で5位につける広島。
今季、ここまで4連勝、強い名門復活を見せている首位横浜M。
横浜Mの連勝はどこまで続くのか? 王者の貫録で、広島が止めるのか?

Jリーグ2013 Division1 第5節
エディオンスタジアム広島/10,554人
広島 1-3 横浜M
(広島) 高萩洋次郎(48分)
(横浜M) 富澤清太郎(42分)、中町公祐((74分)、マルキーニョス(80分)
ホーム広島のスタメンは、1 西川周作、33 塩谷司、5 千葉和彦、4 水本裕貴、14 ミキッチ、15 岡本知剛、8 森崎和幸、16 山岸智、9 石原直樹、10 高萩洋次郎、11 佐藤寿人の3-4-2-1。
ACLでの負傷で青山敏が欠場で岡本知がスタメン出場。
アウェー横浜Mのスタメンは、1 榎本哲也、13 小林祐三、4 栗原勇蔵、22 中澤佑二、5 ドゥトラ、8 中町公祐、27 富澤清太郎、11 齋藤学、25 中村俊輔、7 兵藤慎剛、18 マルキーニョスの4-2-3-1。
前節の出場停止から復帰したマルキーニョスがスタメンで、右SBにも小林祐がスタメン復帰。また、齋藤学が今季リーグ戦初スタメン。

横浜Mが5連勝
お互いに中盤が勝負所という所で、思い切ってプレスに行くと、雨の影響もあって、深く入りファールになるシーンも多い立ち上がりは、広島が良い形で攻める事が出来て優勢に進める。
ただ、徐々に横浜Mも前線での動きが出てきて、広島のミスからチャンスを作るなど、26分には、左CKからの中澤佑のヘディングシュートが惜しくもポストと言うシーンも生まれて、お互いに得点の可能性と雨の中で、失点の可能性を感じる展開になる。
すると、42分、クリアボールを拾った富澤清が思い切ったミドルシュートが、ファーサイドネットに突き刺さって、横浜Mが先制。
リードを許した広島だったが、後半、塩谷司から一気に逆サイドへと斜めにボールを通すと山岸智が間に合って、クロス、ファーサイドで石原直が落として、高萩洋がシュートを決め、48分、広島が同点に追いつく。
同点にしたことで、勢いが出てきた広島が、サイドの裏を狙う事で横浜Mの守備を崩していくが、横浜Mも徐々に対応するようになると、再び五分の流れになっていくと、74分、左サイドから中町公が一端兵藤慎に預けて中に切れ込むと、兵藤慎はDFを引き付けて足裏を使ってのパスでDFの逆をつき、中町公がこれを決めて、横浜Mが勝ち越す。
そして、80分、ドゥトラの強烈なミドルシュートを西川周が止めるが、キャッチできず弾いた所に、ただ一人反応していたマルキーニョスが押し込んで3点目。
その後、広島がペースを掴めず、横浜Mのペースのまま試合は終了。横浜Mが5連勝。

雨の中の試合
激しい雨と風によって、正直、ピッチコンディションは最悪の試合だった。
その中で、転がしたボールは、水溜りなどもあって、止まる部分があれば、そのまま流れてしまう部分もあり、プレスに行けば、滑って深く入り過ぎてファールになったりと、どうにも、両チームともやり辛いという雰囲気の試合。
その中で、アウェーの横浜Mの方が、この状況を味方につけて戦えていたように思える。
サイドに大きく蹴って基点を作ったり、左サイドはドゥトラと齋藤学の関係性で攻め上がり、中央の水溜りは回避する形で攻撃を展開していく。
その上で、広島は繋ぐのを意図する分、ボールが途中で止まったり、セカンドボールを横浜Mが拾う事が出来た事が、優勢に戦えた要因ではないだろうか。
共に、運動量は悪くなかったが、ただ、ピッチの状態で、ボールが止まったりする事も計算に入っていたかどうかは分からないが、こういう状況下での反応については、横浜Mが広島を上回っていて、その結果が、2点目だったり、3点目だったりに繋がったように思える。
また、広島は、どうにも雨の中のサッカーが中途半端になってしまって、そこをつかれての失点になってしまったようにも思える。

シンプルなサッカーで
広島のサッカーは、とにかく繋ぐサッカーを狙う。
ただ、雨の中で、水のたまったピッチ上では、そのサッカーは苦戦をする事になって、中途半端なボールが止まってカットされる事になったりする。
後半に入って、指示もあっただろうが、大きなボールを蹴って、裏を狙うサッカーを展開する事で、広島のいつものサッカーではないが、形として出来ていた。
得点シーンに関しては、裏に流れてしまった部分もあるが、山岸智が上がって行って、そこからのクロスと言う形を出来ていて。
他にも裏を狙う事で、何度もチャンスを作って、どちらかと言うと横浜Mの守備は混乱していた。
先の得点シーンにしても、大きくサイドを揺さぶられる事で、中央でギャップが作られて石原直のヘディングの後の高萩洋がフリーになる事が出来た。
確かに、広島らしいサッカーをする事も大切だが、状況に応じて柔軟に戦う事が出来るかどうか、広島クラスといよりも、優勝争いをするクラブならば、そういうサッカーが出来るようにならないといけない。
もしくは、自分たちのサッカーをやるのであれば、それを徹底する必要がある。
この試合の、広島はその部分が徹底できなかった事で、かえって、自分たちのサッカーを複雑にしてしまったように思える。

流動性と柔軟性
横浜Mは、前述の広島と比較して柔軟な戦い方が出来ていた。
この試合、雨でボールが止まる事があって、サイドに大きな展開をするなど、サイドを基点にするサッカーを展開する中で、中村俊がわざと下がって、かわりに中町公や富澤清に前に上がらせるなどのポジションチェンジを行った。
そういう柔軟性が、今の横浜Mの強さになっていて、トップ下の中村俊は、正直、ゴール前に入っていくようなプレーは少ないが、その分を、両サイドが絞ってトップとの関係で追い越すなどのプレーを見せるが、この試合には、それに加えて、中村俊が下がる事で、両サイドが絞るのではなく、CHの二人が前線に上がって行く。
そういう状況に応じた流動性が出来るのが、横浜Mの攻撃を機能させているという事だろう。
その結果が、3点のうち、2点が、富澤清、中町公のゴールだったり、マルキーニョスのゴールは、ドゥトラのシュートからだったりと、後ろの選手からの積極的な攻撃参加、そういう流動性に加えて、雨のピッチという状況に応じた柔軟な戦い方を身に着けていると考えると、今の横浜Mは、本当に強くて、今のままなら、連勝がどこまで続くのかと言う感じでしょう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。