2013年04月24日 [20:50]   横浜FC | スポーツ | Jリーグ/2013 

J2/2013 第10節 横浜C vs 神戸

J2第10節。
ここ5試合を1勝1分3敗、どうにも勝点を稼げず苦戦が続いていて18位の横浜C。
1敗しているものの、ここ5試合も4勝1分で首位にいる神戸。
1年で昇格を狙う神戸の快進撃を、こちらも昇格を狙う横浜Cが止める事が出来るのか?

Jリーグ2013 Division2 第10節
ニッパツ三ツ沢球技場/4,328人
横浜C 1-2 神戸
(横浜C) ペ・スンジン(74分)
(神戸) ポポ(50分)、吉田孝行(83分)
ホーム横浜Cのスタメンは、26 柴崎貴広、2 野上結貴、4 ペ・スンジン、3 森下俊、28 森本良、8 佐藤謙介、36 松下裕樹、14 武岡優斗、19 小野瀬康介、39 大久保哲哉、33 青木翔大の4-2-2-2。
小野瀬康と青木翔をスタメン起用。また、森本良が今季初スタメン。
アウェー神戸のスタメンは、22 山本海人、25 奥井諒、19 岩波拓也、23 イ・グァンソン、3 相馬崇人、18 田中英雄、15 大屋翼、20 杉浦恭平、8 マジーニョ、11 田代有三、7 ポポの4-2-2-2。
イ・グァンソンと杉浦恭がスタメン復帰。

神戸が首位キープ
立ち上がり横浜Cが良い形で入るが、10分良い位置でFKを得た神戸がポポの強烈な無回転シュート、これは、GK正面になって柴崎貴が何とか弾く。
徐々に、神戸が個々の力の差を発揮するように押し込みだすが、横浜Cも常にゴール前ではしっかりとブロックを作り、決定的なシーンは作らせず、横浜Cはカウンターを狙って行くが、こちらは神戸もコンパクトな守りですぐにボールを奪いに行く事で止める。
前半は共に狙いはあるが、それを封じあう形にもなったが、後半になると、横浜Cが大久保哲の高さを活かす為に、サイド攻撃を主体に押し込みだすと、横浜Cが優勢に試合を進めている逆を突くかのように、50分、中盤で田代有が基点となって、杉浦恭へと落とすと、ポポの動きに合わせて杉浦恭がパスを出すと、ポポがトラップでDFをかわして個人技を見せるシュートでゴール、神戸がワンチャンスで先制点を奪う。
先制をした後の神戸は、中盤でのプレスからのショートカウンターで攻め、何度となく決定機を迎えるが、GK柴崎貴の思い切りのよい守備でゴールを許さず、神戸が追加点を奪えないと、74分、神戸がクロスをブロックして跳ね返ったボールを再び野上結が拾うと、素晴らしいクロスを入れると、高い打点でペ・スンジンがヘディングで叩き付けるようにゴールを決めて、横浜Cが同点に追いつく。
ただ、すぐに神戸も攻勢に出ると83分、ゆっくりとボールを回して、隙を窺うと、吉田孝が上手くDFの間に飛び込んでいくタイミングで相馬崇がクロスを放り込み、これをヘディングで合わせて神戸が勝ち越す。
結局、この得点が決勝点となって、神戸が勝利。

持ち味の出た試合
両チームとも最初から狙いがはっきりと出ていて、非常に興味深い試合になった。
お互いに、ボールを奪ってからは早い攻めを見せるのだが、神戸は高い位置からのプレスからショートカウンターを狙えば、横浜Cは、下がった位置で潰して一気に前に出て勝負する。
ただ、どちらも守備がしっかりしている事で、狙いはあるが、シュートまで行く事が出来なかった。
そのまま前半が終わると、後半は、横浜Cの方が修正をしてきて、ボールを奪ってからサイドからの攻撃で、ゴール前に入る大久保哲の高さを活かす方向で勝負をする事で、徐々に押し込みだす。
しかし、横浜Cが押し込んで前に出た分、全体のラインが高くなって、後ろが薄くなった所で、ポポが個人技で切り裂いて先制点を奪った。
その後は、神戸が落ち着いた試合運びを見せていたが、追加点が奪えない所で、横浜Cが、そこまでの狙いが見事にはまって同点に追いつくという展開になり、このまま終わるかとも思えたが、今度は、神戸がゆっくりとした攻めで、ギャップを作って吉田孝がそこをついてのゴールで勝ち越す。
最初から最後まで、お互いに狙いははっきりと見えて、それが真っ向からぶつかり合った試合になったが、最後は、地力で勝る神戸が押し切ったという感じの試合だった。

もう少し
内容的に言えば、神戸よりも横浜Cの方が良かったように思える。
先に書いたように、お互いに持ち味を出した試合だったが、狙いが明確にサッカーに反映させていたのは横浜Cの方だった。
失点してしまって、勝つことこそ出来なかったが、しかし、内容的には次につながる。
相手の攻撃を上手く封じて、奪ってから一気に前線へと繋ぐ、大久保哲の高さがあるので、そこを狙って当てて、全体を押し上げる事が出来たし、後半には、サイドへと展開して、大きくサイドチェンジなどを駆使して、サイドを制したうえで、先の大久保哲の高さをゴール前で有効に使おうという意図が見えた。
しかし、神戸は、決定機自体は少なかったというか、横浜Cの守備が良くて、決定機が少なくて、得点シーン以外では2回位。
つまり、合計4回のチャンスできっちりと2点を取った神戸に対して、後少しで決定機を作り切れなかったなど、ゴール前での精度を欠いた。
この辺の、精度を上手くしていけば、もう少し上がっていけるようになるだろう。

強い神戸
これで、神戸は首位をがっちりキープ。
ここにきてG大阪が調子を上げてきているので、油断は出来ないが、しかし、勝ち切れる強さが神戸にはある。
どこか調子が良くなくても勝ち切れるというのは、優勝するチームには重要な部分かもしれないが、その強さが神戸にはある。
それは、この試合でも、横浜Cの方が多少なりとも内容が良かったが、そこは、個々の力の差、特にやはりポポの個人技を一瞬の隙で出し切った。
チームとしてというか、サッカーの内容で横浜Cに上を行かれたとしても、神戸は個々の力で押し切れる強さを見せた。
神戸はJ2でも屈指の力があるのですから、そういう力で押し込んでしまう強さと言うのは、持ち味だとも言えるだろう。
但し、これでJ2を勝ち切ってもJ1で通用するのか、ここから先には、J2で勝つだけでなく、J1の中に入ってもやって行けるような、これが神戸のサッカーだと言えるものをもっと精度を高めていく必要があるだろう。
J2で強い神戸ではなく、J1でも強い神戸になれるかどうかが、ここから先の神戸の課題だろう。
関連記事

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する 
名無し及び発言のたびにHNを変える(固定名を使わない)、元の記事に関係の無いコメントなど一般的なマナー違反が発覚した場合、もしくは、公衆良俗に反するような記述など、管理人の判断で、記入者の了解を得ず、一方的に削除いたします。

    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。