2013年04月30日 [20:31]   京都サンガF.C. | スポーツ | Jリーグ/2013 

J2/2013 第11節 京都 vs 千葉

J2第11節。
ここ5試合を2勝1分2敗と五分の成績で、6位につける京都。
ここ5試合を2勝2分1敗だが、ここ3試合は勝ち星が無しで10位の千葉。
共に優勝候補であり優勝をする為に勝っておきたい試合。

Jリーグ2013 Division2 第11節
京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場/8,594人
京都 3-3 千葉
(京都) 久保裕也(25分)、横谷繁(33分)、バヤリッツァ(87分)
(千葉) 米倉恒貴(40分)、ケンペス(44分)、田中佑昌(81分)
ホーム京都のスタメンは、21 オ・スンフン、8 安藤淳、3 染谷悠太、20 バヤリッツァ、16 福村貴幸、19 田森大己、15 中山博貴、10 工藤浩平、7 駒井善成、17 横谷繁、31 久保裕也の4-2-2-2。
前節スタメンを外れた中山博がスタメン復帰。また、工藤浩もスタメンに復帰。
アウェー千葉のスタメンは、1 岡本昌弘、11 米倉恒貴、3 竹内彬、5 山口智、15 大岩一貴、7 佐藤勇人、16 佐藤健太郎、6 田中佑昌、10 兵働昭弘、39 谷澤達也、37 ケンペスの4-2-3-1。
前節と同じメンバーで挑む。

3-3のドロー
立ち上がりから、お互いに攻める気配の強い入りで、京都はパスを繋いで、千葉は一気に前線にボールを送る形で攻撃のスイッチを入れていく。
どちらが最初のゴールを奪うかという展開は、25分、良い位置で京都がFKのチャンスを得ると、横に流したボールを久保裕が鋭く、そしてGKから逃げるようなシュートが決まって京都が先制。
何とか1点を返す為に千葉が逆襲に出てきていたが、中盤でクリアボールをカットすると、左サイドに流れた久保裕が中にパス、これをニアサイドで工藤浩が斜めに飛び込んでDFを引き付けて、スルーか僅かに触って流すと、ファーサイドでフリーになった横谷繁がゴールに蹴り込み、33分京都が追加点を奪う。
しかし、千葉も40分、左サイドでのFKから一気に右サイドへと展開すると、完全にフリーで走り込んできていた米倉恒が、京都DFがつめるより前に見事なトラップからのシュートを決めて1点を返す。
更に千葉は、前半終了間際、米倉恒のオーバーラップからピンポイントのアーリークロスにケンペスが頭から飛び込んで、千葉が同点に追いつく。
後半に入っても、両チームとも攻撃の姿勢を緩めず、69分には、右CKのボールをファーサイドでもつれてゴールに吸い込まれて千葉が逆転かと思われたが、これはキーパーチャージでノーゴール。
京都も72分には素早く縦へと攻め上がって、横谷繁から宮吉拓へのクロスをダイレクトでシュートに行くが、GK岡本昌が止める。
どちらが次の1点を取るかと言う試合は、81分、中盤でのパス回しから素早く佐藤勇が縦にスルーパスを出すと、それに反応した田中佑が抜け出して、ゴールに流し込み、千葉がついに逆転。
ただ、これで終らず、87分に右CKから、千葉がクリアし切れず混戦になる中で、京都が最後パヤリッツァが押し込んで同点に追いつく。
この試合は、このまま終わらないかと思われたが、しかし、結局、試合終了。

攻め合いの試合
両チームとも昇格、そして優勝の為には、勝点を稼がないといけない上に、京都と千葉は、お互いに優勝や昇格の障害になる相手だけに、とにかく勝ちにこだわった試合だった。
立ち上がりから点を取りに行く展開で、最初は千葉が奪ったら一気に前線に送る為に、京都は得意とする高い位置でのプレスが機能せず、それを早い段階でピッチ上の選手たちが修正、ケンペスを狙うという所を逆手にとって、そこを狙う事で逆襲に入ると、京都がセットプレーから見事なゴールで先制。
千葉も同点に追いつきたい所で、横谷繁のゴールで京都が千葉を突き放す。しかし、千葉も逆襲に出ると、こちらもセットプレーから一気に逆サイドへと展開して京都の守備の隙をついて米倉恒のゴールで、1点を返し、更に前半終了間際には、米倉恒のピンポイントへのアーリークロスにケンペスが頭から飛び込んで同点に追いつく。
前半の内に同点に追いついた事で、千葉が後半は優勢にいくかと思われたが、京都も突き放す為に攻撃に出て行く為に、お互いにどこかでゴールが生まれるという可能性のある試合。
ただ、ゴールの可能性を感じさせるものの、両チームのGKがビックセーブを見せる事でゴールを許さなかった。
そんな守備面での頑張りもある中で、終盤に千葉が京都の一瞬の隙をついて逆転ゴールを奪った。しかし、これで終らない試合は、京都が粘りでゴールを奪い同点。
更に残り時間がある中で、どこかで4点目が奪えそうな気配はあったが、4点目は生まれず試合終了。
攻め合った試合は、両チームとも惜しくも勝ち切れない試合だったが、面白い試合だった。

対応力の高さ
京都はこの試合、対応力の高さを見せる事が出来た。
千葉が放り込んでくることで、京都の中盤からのプレスが通用しなくなったのだが、早い段階でチームとして対応方法を見出すと、とにかくケンペスにボールを入れさせない。
入れられたとしても、素早く潰す事で京都は千葉の攻撃を封じた。
その上で、球際で厳しく行く事で、千葉の攻撃は機能しなくなっていくのだから、京都ペースの試合に持ち込むことが出来た。
しかし、京都の弱点と言うのか、若い選手が多い事もあって、それを徹底できなかった事だろうか。
ボールを奪いに行くが、チームとしての隙が出来てしまって、1点目のシーンと3点目のシーンは、完全に自分たちが隙を作った結果だろう。
FKのタイミングで、完全に逆サイドへの意識が切れていたし、中盤でのパス回しに一瞬縦に入ってくる田中佑への意識が抜けていた。
若い段階からの経験の結果か、ここ数年若い世代を積極的に起用した事で、若いとはいえ経験は積んでいる選手が多く、試合の流れの中で対応する事が出来るだけの力はある。
ただ、それを維持する事が出来ないのは、経験が足りないからか、若いからか、どうにも90分間集中し切れていない試合があり、それが勝ち切れなかったり、負ける試合を作ってしまう。
この試合運びの改善が更に出来れば、京都が優勝争いに加わってくるだろう。

千葉の強さ
J2での得点王争いトップに立つケンペス。
昨季はC大阪で27試合で7得点と、悪くは無いが、特筆すべきと言うほどの活躍が出来た訳ではない。
しかし、千葉へと移籍した事で、ケンペスを中心とした攻撃がケンペスの強さを発揮させている。
千葉は、ボールを奪うと、まずはケンペスへと送り、そこでボールを受けると千葉全体が攻撃へとスイッチが入る。
狙い自体は単純な分、相手にも読まれ易いが、読まれた上でのプレーをしており、サイド攻撃へと展開する事も出来、後は、もっとチームとして、どうやってケンペスを活かすのか、そして、それを囮として、他の選手が、どうプレーするのか、この試合では、右サイドに入っていた米倉恒が一番後ろからの攻撃参加で上手く、チーム全体の広い攻めを作り出したが、こういう左右への広い攻撃で中央を薄くさせる事が出来れば、ケンペスならばあとは一人でゴールにいけるようにも思える。
そういう、展開力があれば、今の千葉の強さを支えるケンペスが更に機能するように思える。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。