2013年05月09日 [21:47]   ヴィッセル神戸 | スポーツ | Jリーグ/2013 

J2/2013 第13節 神戸 vs G大阪

GW最後の日に行われるJ2第13節。
開幕ダッシュに成功して、首位をキープしているものの、ここ2試合ドローで足踏みをしている神戸。
開幕直後は勝てない試合も続いたものの、ここまで無敗で、悪いゲームがありながらも2位にまであがってきたG大阪。
優勝争いの天王山とも言うべき、首位攻防の阪神ダービーは、勝点3差であり、得失点差で首位が入れ替わる事もある試合。

Jリーグ2013 Division2 第13節
ノエビアスタジアム神戸/23,012人
神戸 2-0 G大阪
(神戸) 田代有三(49分)、小川慶治朗(65分)
ホーム神戸のスタメンは、22 山本海人、25 奥井諒、19 岩波拓也、5 河本裕之、15 大屋翼、18 田中英雄、6 エステバン、13 小川慶治朗、8 マジーニョ、11 田代有三、7 ポポの4-2-2-2。
橋本英と杉浦恭に代えて、エステバンと小川慶を起用してきた。
アウェーG大阪のスタメンは、1 藤ヶ谷陽介、21 加地亮、26 西野貴治、15 今野泰幸、4 藤春廣輝、27 内田達也、7 遠藤保仁、41 家長昭博、6 倉田秋、9 レアンドロ、13 阿部浩之の4-2-2-2。
前節と同じメンバー、布陣で、負傷欠場の岩下敬に代わりに今野泰がCBに下がっている。

首位攻防戦は神戸が制す
立ち上がりから高い位置からのプレスを仕掛ける神戸が試合の主導権を握り、神戸がG大阪ゴールに迫るが、G大阪はなかなか攻撃を仕掛けて行く事が出来ず、リズムが作れない。
ただ、G大阪も、徐々にパスを繋いで、前線のレアンドロに合わせる形でチャンスを作り出すと、30分を過ぎた頃からは、五分よりもややG大阪ペースと言う展開になって前半が終わる。
後半立ち上がり早々、中盤でボールを奪った神戸は、マジーニョが右から中に切れ込んでから縦に入れて田中英に当てて、田中英が落としたボールを田代有が思い切りG大阪ゴールに蹴り込み、49分神戸が先制。
このゴールで、再び神戸がリズムを掴み、前に出たいG大阪に対してプレスを仕掛けて、奪うとカウンターを狙う事で、G大阪のサッカーを封じていくと、65分には、再び、中盤でマジーニョから、今度は左サイドを走る小川慶にスルーパスが出ると、加地が追いついてくるよりも早くシュートレンジまでスピードを緩めず行って、冷静にゴールを決めて、神戸が追加点を奪う。
何とか押し込みたいG大阪は、徐々にゴール前に放り込むようなプレーも増えてきて、81分には、右CKから惜しいシーンも生まれるが、ゴール前に人数をかけた神戸の守備を崩せず。
結局、最後までG大阪は神戸を崩せず、試合終了、首位攻防戦は神戸が勝利。

淡々とした敗北
優勝を争う為の首位攻防戦であり、阪神ダービーと言う事もあって、もう少し激しい試合になるかとも思われたが、神戸が出足も鋭く、厳しいサッカーをするのに対して、G大阪は最後まで淡々とした試合だった。
この辺は、G大阪の特徴なのかもしれないし、実際に選手たちは違うのかもしれないが、しかし、正直、はたから見ていて、G大阪のサッカーは淡々としたものに見えた。
そして、これは、昨季の降格に関しても同じであり、終盤、本来なら何が何でも勝たないといけない筈が、淡々としたサッカーで敗れて、結果として降格した。
この辺、悪い意味で遠藤の存在感と言うか、落ち着き、マイペースがチームとして浸透しているのかもしれない。
序盤から神戸は前からのプレスでG大阪に思い通りのサッカーをさせないと、試合の主導権を握った。
ただ、G大阪も流石と言うべきか、前半の終盤には、上手くかわしてパスを繋いで攻めていく事で、リズムを掴んだが、後半に入って、再び神戸の圧力の前に、パスを繋げなくなった。
先制されて、しかも、ミスから2失点という事を考えると、それを取り返しに行かないといけないのだろうが、どうにも思い切りの良さが無かった。
確かに、終盤はパワープレイに出て、多少なりとも点を意識していたように思えるが、そもそも、前線に高さの無いG大阪が、そういう事をしたところで、相手には脅威になり辛い、それよりも、G大阪らしい、中盤から一本のパスで前線の選手が走るのに合わせるようなプレーが出てこなかった事の方が、問題だと思える。

中盤の守備の問題
結局、G大阪の敗因は、中盤にあると言えるだろう。
確かに、遠藤は日本屈指の選手であるが、その遠藤にどれだけ自由に仕事をさせる事が出来るかがG大阪の狙いになる筈が、その遠藤が守備に引っ張られてしまったりと、どうにも思い通りのプレーが出来ていない。
この辺、昔ならば明神がフォローをしていたが、明神自身が年からかやはり運動量が落ちている事もあるし、何よりも、その明神が負傷で出場できない。
そこで、今季、G大阪が調子が良くなったのは中盤で今野泰を起用した事による部分が大きい。それによって、守備面で効くだけでなく、今野泰からのパスもあって遠藤を自由にプレーさせる事が出来た。
それが、岩下敬の負傷で、今野泰が下がって、中盤に内田達を起用する事になったのだが、正直、彼がブレーキの部分がある。
ミスが目立ったのと、ほとんどゲームから消えていた事もあって、全く機能しておらず、その分、中盤で神戸に自由にやらせる事になった。
岩下敬が不在だから、今野泰を最終ラインに下げざるをえないとしても、内田達よりも武井択の方が機能するように思えるし、それ以上に、高さも含めて考えるなら、丹羽大を最終ラインに入れるのも一つの手ではないだろうか?
とにかく、中盤での守備の改善と攻撃への切り替え部分の修正は、今のG大阪にとって喫緊の課題だろう。

狙いがはまった神戸
神戸にとっては自分たちの狙いがはまった試合だろう。
G大阪にミスがあったのも確かですし、中盤での連動性が、いつもよりも乏しかったのも事実だとしても、自分たちの狙いである高い位置からのプレスが思い通りにかかって、試合の主導権を握る事が出来た。
更に終盤には、相手がパワープレイ気味だった事もあって、高さでは勝る神戸が跳ね返すのに苦労は無かったように思える。
G大阪の自爆に近い部分もあったものの、神戸の方のサッカーが機能したのは間違いなく、更に言えば、個々の選手の力関係がほとんど差が無い場合において、中盤からの神戸のプレスがはまったように、G大阪相手に優勢に戦う事が出来る。
つまり、現段階において、順位が神戸が上にいるだけでなく、紛れもなくサッカーもG大阪よりも神戸が上だったという事だろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。