2013年05月13日 [21:41]   東京ヴェルディ | スポーツ | Jリーグ/2013 

J2/2013 第14節 東京V vs 神戸

J2第14節。
横浜Cとの対戦で、開幕戦以来の負けを喫したが、前節は勝利で10位の東京V。
対して、前節は、G大阪との首位攻防戦を制して首位をキープした神戸。
20年前のJリーグ開幕時に、この国立で横浜Mに敗れた東京V(当時V川崎)が、首位神戸相手に勝利を狙う。

Jリーグ2013 Division2 第14節
国立競技場/7,464人
東京V 2-1 神戸
(東京V) 高原直泰(18分PK、91+分)
(神戸) ポポ(49分PK)
ホーム東京Vのスタメンは、1 佐藤優也、26 井林章、5 金鐘必、6 福井諒司、19 森勇介、14 鈴木惇、2 石神直哉、11 西紀寛、16 飯尾一慶、7 中島翔哉、44 高原直泰の3-3-2-2。
刀根亮が負傷で、福井諒がスタメン復帰、また、西をスタメンに戻し、中島翔もスタメンに復帰してきた。
アウェー神戸のスタメンは、22 山本海人、25 奥井諒、19 岩波拓也、5 河本裕之、15 大屋翼、18 田中英雄、6 エステバン、8 マジーニョ、13 小川慶治朗、11 田代有三、7 ポポの4-2-2-2。
前節のG大阪戦と同じメンバーで挑む。

東京Vが競り勝つ
東京Vは奪ってから一気に前線へと蹴ることで神戸のプレスをかわしていくが、神戸の守備も最終ラインが冷静に対応していて、そこから繋ぐと、崩しきる前にゴールを狙ったり、早いクロスを入れていったりと東京Vゴールに迫る。
17分、劣勢だった東京Vが高い位置でボールを奪うと、高原直が強引に中央突破をして、最後はPA内で倒されてPK、これを高原直自らが鋭く左下隅に蹴り込んで、東京Vが18分に先制。
試合の流れは神戸のペースであるが、なかなか良い形でシュートがいけないのに対して、東京Vは、劣勢ながらも、ここぞという場面で高原直が個人技で仕掛けて40分には決定機を作る。
後半に入っても、神戸が押し込んでいる展開で、48分、FKでゴール前に放り込んだボールに対して混戦の中で、東京Vの福井諒の河本裕へのチャージが反則となりPK、これをポポが思い切って右隅に蹴り込み、49分、神戸が同点に追いつく。
同点にされた事で東京Vも出てきて、前線への放り込みがおさまるようになってきた事もあって、良い形で攻める事が出来るようになってきて、試合の主導権を一気に奪って、神戸ゴールに迫る。
しかし、神戸もカウンターから64分には小川慶の素晴らしいシュートがあったが、GK佐藤優のビックセーブで防ぐ。
早いペースでの試合だった所為で、徐々に両チームともペースダウンしてきた中で、76分には、神戸がFKからゴール前に入れたボールに田代がヘディングで折り返したボールを小川慶がスルー、それがゴールに向かって跳ねるが、ポストに当り跳ね返りを河本裕が押し込みに行くがシュートは枠の上に外す。
両チームとも疲労からか間延びしているが、しかし、奪ってからは早い攻撃を見せて、惜しいシーンを作り出せば、1対1で神戸が上回って、流れは神戸になってくると、88分には都倉の強烈なミドルシュートがポストを叩き、高柳一のシュートが惜しくも枠を外すなど、神戸が決める雰囲気が出来てくるが、アディショナルタイム、神戸がクリアし切れないままでいると、右サイドからのアーリークロスに対して、上手くマークから体を離して死角に入った高原直が胸でトラップからゴールに流し込んで、東京Vが勝ち越しゴールを奪う。
そして、試合はそのまま終了して、東京Vが勝利。

一進一退の攻防
共に早い攻撃をしていた事もあって、両チームとも動きの多い試合になった。
序盤は、互角の立ち上がりだが、神戸が東京Vの攻撃に対して冷静に対応しており、神戸の方がゴールへと迫っているという印象の展開になっていたが、高原直の個人技でPKを奪うと、東京Vが先制した。
この後は、ボールを持っているのは神戸だが、なかなか攻め切れないという展開で、逆に東京Vは、押し込まれながらも単発の攻撃で、高原直の突破などもあり、決定機を作れるなど、東京Vの方が良い感じの展開になって行く。
しかし、後半に入った所で、神戸が一気に点を取りに出た事で、東京Vを押し込み、少し東京Vにとっては厳しい判定だと思いますが、PKを獲得する事が出来て、それをポポが決めて同点に追いついた。
ただ、ここで逆に勢いに出てきたのが、勝ち越しを狙った東京Vで、一気に神戸を押し込んで、神戸の全体を押し下げると、何度となく神戸ゴールに襲い掛かった。
ハイペースの展開になった事で、運動量が落ちた終盤には、今度は一転して、一気に神戸が優勢に立ち、交代選手を中心に、1対1で有利に立った神戸が、何度も東京Vゴールを脅かし、後一歩という所まで行ったが、そこでゴールを奪えなかった事で、アディショナルタイムに高原直が技有のゴールで突き放した。
どちらも、点を取れる可能性も、試合を決める可能性もあったが、その中で東京Vが、最終的に一歩上回った試合だが、内容的には五分の試合だった。

好事魔多し
ま、これに尽きるんじゃないかな。
神戸は、決して守備も最後まで破綻していた訳でもなかった。
ただ、自分たちが良い形でペースを掴んでいる所で、何となく守備に回った所でゴールを奪われる結果になってしまった。
2点とも、自分たちが優勢な展開になっている時だっただけに、悔やみきれない所であり、ミスでもないのですが、だからこそ、一瞬の隙があったように思える。
サッカーは、攻撃と守備が表裏一体であることは今更言うまでもない事ですが、まさに、神戸の敗因は、この守備と攻撃の部分で、瞬間的な隙のようなものをつかれたように思える。
先制点に関しても、奪ってからここで攻めるぞと言う意識の隙をつかれたように鈴木惇のカットから高原直のドリブルでの仕掛けで、DF4人の真ん中を突破されてしまって、最後はPKを与えてしまった。
そして、最後の勝ち越しゴールにしても、跳ね返した所で、奪った森がすぐさまゴール前に放り込んで事で、高原直に決められた。
攻守の切り替えの早さと言うものの中で、こういう意識の部分での切り替え、自分たちが攻めるんだという一瞬の意識の切り替えの隙をつかれたという事になり、この辺は、どうするというのではなく、チーム全体が攻める時に守備を、守備の時に攻める部分が出来るようになる必要があるでしょうね。

高原直泰
試合後のインタビューで、体力的に厳しかったが、最後にワンチャンスある筈だからと力を溜めていたという発言があったが、その通り、最後に結果を引き寄せた。
こういう感覚と言うのか、試合を読むのは、ベテランの経験になるのだろう。
マスコミ風に言うと、所謂黄金世代と呼ばれる選手たちが、20周年を迎えた今季、各チームで再び躍動するように活躍している。
横浜Mの快進撃を支えた中村俊や中澤佑だったり、名古屋の玉田だったりが、結構、結果を出してきている。
更に、オーストラリアで小野伸が結果を出したりと、引退する選手も増えてきている世代であるが、言い方は悪いが最後の一花を咲かせようとするかのような活躍を見せている。
そして、この試合の高原直の活躍は、まさに、ピーク時に勝るとも劣らない活躍だった。
東京Vの攻撃で決定機は、ほとんど彼が絡んでいる。
現在のA代表では、前田遼を筆頭に、李忠成やハーフナー、他に大津祐などがいるが、この試合に見せた高原直のプレーは、今のA代表のFWに比べても遜色は無い。
先の状況を読む部分もそうだが、何度か個人で強引に仕掛けた際のバランスの良さとシュートのパンチ力、そして、何よりも、決勝点になった最後のゴールのシーンでのマークの外し方と言うのは、FWのお手本となるプレーだと思える。
今更、彼らが代表に返り咲くのは難しいと思うのだが、しかし、プレーの一つ一つで非常に勉強になるプレーをしているだけに、彼らを日本サッカーとして活かす方法と言うのも考えていけば、20年と言う歴史のJリーグが経験として蓄積できるようになるように思える。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。