2013年05月20日 [20:17]   ジュビロ磐田 | スポーツ | Jリーグ/2013 

J1/2013 第12節 磐田 vs 川崎F

ついに20周年を超えたJ1、その2013年の第12節。
ここまで未だに1勝のみ、今季はいつも以上に大苦戦中で早々に監督解任も17位の磐田。
序盤の勝てないという悪い流れを、徐々に払拭、ここ5試合は、3勝1分1敗で、13位に順位を上げた川崎F。
新監督になる前にも少しでも上向けたいためにも、磐田は勝ちたい。

Jリーグ2013 Division1 第12節
ヤマハスタジアム/10,429人
磐田 2-4 川崎F
(磐田) 前田遼一(43分)、チョ・ビョングク(80分)
(川崎F) 小林悠(4分)、レナト(6分)、ジェシ(77分)、矢島卓郎(89)
ホーム磐田のスタメンは、1 川口能活、5 駒野友一、24 チョ・ビョングク、33 藤田義明、13 宮崎智彦、6 田中裕人、7 小林裕紀、23 山本康裕、11 松浦拓弥、10 山田大記、18 前田遼一の4-2-3-1。
伊野波が負傷欠場で、宮崎智を久々にスタメンで起用。
アウェー川崎Fのスタメンは、1 杉山力裕、3 田中裕介、15 實藤友紀、5 ジェシ、22 福森晃斗、14 中村憲剛、6 山本真希、16 大島僚太、10 レナト、11 小林悠、13 大久保嘉人の4-2-2-2。
杉山力が久々にゴールマウスを守り、また、レナトがスタメン復帰で、福森晃が今季リーグ戦初スタメン。

川崎Fの勝利
開始早々、カウンターで右サイドへと展開して行って、大久保嘉からのパスを受けて大島僚が上げたクロスをファーサイドで、小林悠が少し後ろに飛ぶような形の悪い体勢ながらもヘディングで叩き付けて、川口能の指先をかすめてゴール、4分に川崎Fが先制。
更に、その2分後、今度はボールを繋いで、小林悠からのパスを受けたレナトが強烈なシュートが決まって、6分川崎Fが追加点を奪う。
2点を取り勢いに乗る川崎Fが磐田相手に押し込んで、思い切りの良い攻撃を見せるなど、リズムに乗るのに対して、磐田は、なかなかボールをキープできず、前田遼にボールが入る機会が無い。
しかし、25分を過ぎたあたりからサイド攻撃を主体として、33分には、駒野友のクロスに前田遼が飛び込むが、わずかにGK杉山力がパンチングでクリア。
川崎Fも再び攻勢を仕掛けるが、43分、最終ラインから一気に前線へとボールを放り込むと前田遼がDFと競り合いながら強引に飛び出してくるGKよりも一瞬早くシュートをすると、これは無人のゴールに吸い込まれて、磐田が1点を返す。
1点を返したことで磐田が勢いに乗って攻めかかり、川崎Fもカウンターを見せて、両チームとも得点の気配がある中で、時間が経過、どちらが次の1点を取るかと思われた77分、右CKの跳ね返しを拾って、もう一度中村憲に預けてクロスに完璧に合わせた矢島卓の強烈なヘディングシュート、一旦は川口能の素晴らしい反応で止めたものの、弾いたボールをジェシが蹴り込んで川崎Fが3点目を奪う。
すぐに逆襲をした磐田は、左CKからの流れで組み立てなおして左からのクロスにチョ・ビョングクのヘディングシュートまで行くが、ここはGK杉山力が好セーブ、しかし、これで得た右CKで、ファーサイドでDFよりも頭一つ競り勝ったチョ・ビョングクのヘディングシュートが今度は決まって磐田が80分、再び1点差にする。
磐田が同点に追いつくために攻勢を仕掛けて行く中で、GKが蹴ったボールが一気に前線へ、それを藤田義が胸トラップからGKへとバックパスしようと思った所で、矢島卓が狙い澄まして奪ってゴールに流し込み、89分、留めとなる4点目を奪う。
その後、川崎Fが守り切り、2-4で川崎Fが勝利。

攻撃対決
両チームとも攻撃力を持ち味と言うか、守るよりも攻める事を意識しているという事で、共にゴール前での攻防と言うか、点の意識の高い試合になった。
早々に川崎Fが2点を奪って、試合の流れを取り、その後も川崎Fが優勢に試合を進め、高い位置からボールを奪って、そこからの攻めを見せる為に、磐田はなかなか前線へとボールを繋ぐこと自体が出来なかったのだが、ハイペースであった事もあって、磐田がリズムをつかみ出すと、完全に両チームともゴールの可能性が高くなっていく。
そんな中で、前半終了間際に前田遼がストライカーらしい強引さでゴールを奪って1点を返した。
これで、後半の試合の流れが分からなくなったように、お互いに思い切りの良い攻め、勢いのある攻撃を見せた為に、惜しいシーンも何度もあって、どちらが次の1点を取るかと言う流れの中で、川崎Fが追加点を奪う。
磐田の攻撃に関しては、杉山力が好セーブを見せていたが、再度1点差に詰め寄って、本当に次の点がどうなるのかで分からない展開になった。
良く2点差は危ないという都市伝説を真面目に語る解説者がいたりもするが、それは必ずしも正しいとは言えないとはいえ、この試合は、1点で勢いが変わった。
2点差だからと言うよりも、1点を取る事での勢いで磐田が勢いに乗って惜しいシーンが作られた。
点を取りに行く勢いのある試合で、非常に面白い試合になったが、最初の2点がものをいって、川崎Fが勝利をおさめた。

少し足りない
この試合を観ても磐田に関しては、悪くないサッカーをしている。
序盤は、川崎Fの勢いにやられて、なかなかボールを持つことが出来ず、前に進めなかったのだが、徐々に、それをいなしていくと、サイドからの攻撃で前田遼のゴールに繋がっただけでなく、良い形での攻めが見えていた。
しかし、後少し足りない部分があるのかもしれない。
良い形で攻めていたが、決め切れなかった。
その部分で、特に前田遼が、この試合で漸く今季2点目と言う状況、上手く前田遼を活用できていない、元得点王である前田遼に、もっとゴール前で勝負させる事が出来るかどうか、その意味では、この試合で見せていたサイド攻撃をもっと効果的にみせる事が出来るかどうかだろう。
ただ、それ以上に守備面での問題が課題か。
川口能の好セーブもあったが、最後の1点は、とにかく守備陣のミスだったので、言い訳のしようもないだろうが、それ以外の部分でも、2点目のレナトのゴールは少し仕方が無いとはいえ、3点目のジェシのシュートに関しては、折角川口能が止めたにもかかわらず、磐田の選手はだれも反応できていなかった。
だからこそジェシのゴールになったのだが、磐田の選手は、もしかしたら、攻守共に一歩の出が遅いのかもしれない。
その一歩を思い切って出せるか、そこが今の少しだけ足りない部分の改善に繋がる気がする。
新監督に関塚氏が決まったという事ではあるが、川崎Fを育て上げた関塚氏が、この試合、その川崎Fとの試合で磐田のサッカーをどう感じて、どう修正してくるのか、最後の一歩を埋めてくれるか。

先手を取った川崎F
正直、采配自体は疑問符のあった川崎Fであったが、大島僚に代わって矢島卓を投入して、結果として、終盤の2点は、矢島卓のシュートによってだったものの、疑問はあった。
しかし、チームとしては、常に磐田の先手を取っていた。
序盤の高い位置からのプレッシャーで、磐田の攻撃を封じて、ハイペースが祟って、ペースダウンした所で、磐田の逆襲を喰らう事になったが、チームとしては守りを固めるよりも攻めていく。
1点を返されて、相手の方が勢いが出てくる中で、冷静に跳ね返して、カウンターを狙う川崎Fの戦い方は、磐田に対して、常に一歩上に立った。
勝った以上に、戦い方として、上回った川崎Fのサッカーが見事だったと言えるだろう。
ただ、2失点をするような展開は、やはり、いただけないかもしれない。
関連記事

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する 
名無し及び発言のたびにHNを変える(固定名を使わない)、元の記事に関係の無いコメントなど一般的なマナー違反が発覚した場合、もしくは、公衆良俗に反するような記述など、管理人の判断で、記入者の了解を得ず、一方的に削除いたします。

    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。