2013年05月30日 [22:42]   サッカー日本代表 | スポーツ | A代表/2013 

キリンチャレンジカップ2013 日本 vs ブルガリア

日本代表にとって、WC出場を決める重要なオーストラリア戦の前のキリンチャレンジカップ。
対戦相手は、ブルガリアと、正直、個人的に相手の強さとかは分からないので、仮想オーストラリアとなるのかも不明だが、オーストラリア戦に思い切って戦う為に、現状の、特にほとんどシーズンが終了した欧州組の状態を含めて、チェックする必要もある試合。
とはいえ、ブルガリアも欧州予選で2勝4分でグループ2位につけている事から、十二分に強い相手でしょう。

キリンチャレンジカップ2013
豊田スタジアム
日本 0-2 ブルガリア
(BUL) スタニスラフ・マノレフ(3分)、OG(70分)
日本のスタメンは、こんな感じ。
キリンチャレンジカップ2013日本vsブルガリア
前情報の通り、3-4-3を試してきた日本。
本田圭はベンチ入りもせず、長友佑はベンチ入りしているが大事を取ってスタメンは駒野友を選択。
前線のコンビは、前田遼を中央に、元C大阪の香川真と乾のコンビを選択。最終ラインには栗原勇が起用されてきている。

前半
日本のキックオフで試合開始。
開始早々に日本はゴール前で相手にFKを与えると、2番スタニスラフ・マノレフの蹴ったボールは無回転で大きく変化した事で川島永が処理できず、そのままゴールで、3分ブルガリアに先制を許す。
立ち上がりはブルガリアに押し込まれていた日本だったが、ブルガリアは守る時に下がっていくために、少し落ち着いてボールを回すことでリズムを取り戻していく。
日本がリズムを作り出すと、24分にはオフサイドになったものの乾の飛び出しに合わせた遠藤の絶妙なスルーパスだったり、27分には、後ろから一気に上がってきた駒野友がこぼれ球をシュートに行くなど、攻め込んでいく日本が押し込んでいく展開になる。
日本が優勢に攻め込んでいくが、最後の部分で決め切れない展開の中で、40分、ブルガリアの16番イリヤ・ミラノフが負傷でピッチを離れて、3番アレクサンデル・アレクサンドロフと交代する。
日本が優勢に進めていたものの、前半終了間際には、再びセットプレーから立て続けに危ないシーンが生まれるが、何とかゴールを許さず、前半は0-1で折り返す。

立ち上がりの隙をつかれた
ま、考え方は色々あるかもしれない。
ただ、確かに素晴らしいキックでしたし、止められなかった川島永よりも、蹴った選手の方を褒めるべきであると言えるだろう。
しかし、それでもあえて言えば、やはり世界レベルであれば、頻繁ではなくても、あのレベルのシュートが来ることはある。であれば、最低限前に落とす事はやって欲しいという所だろう。
前半のサッカーに関して、序盤の隙をつかれた形で、セットプレーを与えて失点する事になったが、これまで何度か試した中では、最も良い形での3-4-3だったと言えるだろう。
序盤こそ相手にペースを許したものの、最終ラインでのボール回しを含めて、パスを回すことで自分たちのリズムを取り戻した事は良かったし、何よりも、これまでは少しフォーメーションやシステムを意識するあまり窮屈なサッカーになっていた3-4-3だったが、この試合では、こなれた形で、連動したプレーが出来ていた。
特に左サイドの駒野友の攻め上がりを含めて、そこから香川真や乾が前田遼を中心に流動的にポジションを変える。
そして、遠藤が下がってボールを散らす事で、長谷部が前に出て狙って行く事で、上手く前線に人数をかける事が出来ていた。
何よりも、先に書いたように香川真と乾のコンビが過去にC大阪でやっていた事もあって、お互いを知っているという面もあるのだろうが、非常に連携できている。
ブルガリアの最終ラインがここぞという部分を抑えてくるので点が取れていないが、駒野友が絡んで良い形の攻撃が出来ている。
後は、右サイドからの攻撃と前田遼がもう少しゴール前で勝負できるようになれば、十二分に同点に追いつけるだろうし、この状態から追いつくことが出来れば、チームとして3-4-3が一つのオプションとして自信をもって選択できるようになりそうだ。

後半
日本は、前田遼に代えてハーフナー・マイク、内田篤に代えて酒井宏、駒野友に代えて長友佑、吉田麻に代えて清武弘を投入し、ハーフナー・マイクを1トップにして、清武弘を右に乾を左にして、トップ下に香川真と言う形で3-2-3-1に変更。
ブルガリアは交代が無く、そのブルガリアのキックオフで後半開始。
後半も日本がパスを繋いで、良い形を作り上げていくと、ブルガリアは55分、18番ブラディミル・ガジェフに代えて7番フリスト・ズラティンスキを投入。
更に59分には、8番スパス・デレフに代えて19番イリアン・ミカンスキを投入。
しかし、日本は前線の香川真に、清武弘と乾が上手く絡む形で攻め込んでいくが、なかなかゴールを奪う事が出来ない。
ブルガリアは65分に9番イベリン・ポポフに代えて17番ゲオルギ・ミラノフを投入。
68分に、22番ゲオルギ・イリエフに代えて20番ステファン・ベレフを投入する。
なかなかゴールネットを揺らせない中で、徐々にブルガリアが持ち直してきた所で、日本は、69分、乾に代えて中村憲を投入し、香川真を左に回してトップ下に入れる。
70分、右サイドでFKを与えると、ゴール前に放り込まれたボールが、相手選手がブラインドになったのか、裏に入っていた長谷部に当ってゴールに入り、OGで2点目を許す。
ブルガリアが押し返してきて、日本は少しペースダウンをしてきた分もあって、五分の展開になってきているが、その中でも、ハーフナーのヘディングシュートなど惜しいシーンは作っている。
ブルガリアは最後の交代で79分、2番スタニスラフ・マノレフに代えて5番ヨルダン・フリストフを投入。
日本も80分、長谷部に代えて細貝を投入。
日本は、攻め手を見出せないまま時間が経過していく中で、ブルガリアは、負傷者を出して10人での戦いになるが、ゴールを奪えず、最後の最後で、長友佑がゴールを割ったかとも思えたが、これはオフサイドでノーゴール。
結局、試合は、0-2で日本完敗。

課題の出た試合
収穫としては、得点こそ奪えなかったものの、3-4-3が今までよりも機能した事だろう。
もう少し、こなれていけばという所と、香川真と乾のコンビは良いのですから、後は、もう一枚、彼らに絡める選手が入れば攻撃へのリズムは良くなりそうですね。
ただ、それ以上に課題が多く出た。
ま、課題が出たのは収穫になりますが、正直、今までの日本らしくない面が目に付いた。
先にも書いたが、先制点のシーンは、確かに相手のシュートが素晴らしかった、そして、2点目にしても、相手に上手くニアに入られていて、そこから抜けたボールだったから処理が難しかったのもあるだろう。
しかし、セットプレーから2失点、しかも、どちらもこれからを考えるなら、それは処理しろよと言うレベルでないと厳しいだろう。
川島永は、止められなくとも前に弾くことは絶対できないといけないし、長谷部は止まれないとは思うが、とっさにスルーする事が出来ないといけないだろう。
そして、守備に関しても、前半よりも後半の方が、リズムが悪くなった。
だからこそ、攻撃のスピードが無くて、相手にきっちりとブロックを作られてしまって、そうなると、例えハーフナーでも簡単に勝てなくなるし、香川真や清武弘のは言っていくべきスペースも無くなった。
本来ならば、4-2-3-1にしたことで、リズムを戻さないといけないのが、スピード感が出てこなかった。
この辺、選手個々の体調の部分もあったかもしれない。
遠藤にしても、確かに効果的なパスを出していたが、結構ミスも目立っていた。
何と言うか、全体として歯車が狂ったような状態であったと言えるだろう。
色々と微調整をしないといけない部分があるが、何よりも、セットプレーの部分で、オーストラリアも日本相手には、単純に放り込んでくるような事をしてくるだろうし、セットプレーを狙ってくるのは見えている。
だからこそ、それに対処できるようになる必要がある。
いつまでも同じことを繰り返している訳にはいかないのでね。



個人的な個人評
1 川島永嗣 4.0 失点シーンは何とか前に落とせるようになってほしいものだ。
22 吉田麻也 4.5 3バックに不慣れな面で、攻撃への絡みが乏しかった。
8 清武弘嗣 5.5 他のメンバーとの連動も良く、切り札として機能している。
16 栗原勇蔵 5.0 悪くは無かったが、もう少し最終ラインからの攻撃へのパスも欲しい。
15 今野泰幸 5.0 少し前に引っ張られて、変にスペースが出来る部分があったが、左サイドは機能していた。
6 内田篤人 4.0 SBの時よりも前にポジションをおいている割にはタイミングを掴めていなかったのか、攻撃参加が乏しかった。
21 酒井宏樹 4.5 無難なプレーに終始。負けているのだからもう少し思い切っても良かったように思える。
17 長谷部誠 5.0 前半は攻撃、後半は守備と良い働きをしていたが、OGは見えていなかったのか?
13 細貝萌 4.5 長谷部の代わりに入った後なら、もっと攻撃に出て欲しかった。
7 遠藤保仁 4.5 良いパスや攻撃を牽引しているのだが、ミスも目立った。
3 駒野友一 4.5 左サイドに偏った事もあって攻撃参加も出来ていたが、精度を欠いていた。
5 長友佑都 5.0 積極的な攻撃参加、怪我の具合は問題なさそうだ。
19 乾貴士 5.5 得点こそ取れなかったものの、チャンスの大半に絡み、好調を維持。
14 中村憲剛 5.5 強引過ぎてリズムを悪くしたが、しかし、個人的にはこれ位いって欲しい。
18 前田遼一 3.5 広く動いて何とか打開を図っていたが、ボールの展開が出来ずテンポを狂わせた。
11 ハーフナー・マイク 5.5 きっちりと競り勝っていたが、決めて欲しかった。
10 香川真司 6.0 自分で仕掛ける部分だけでなく、全体をみて、上手く流れを作ろうとしていた。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。