2013年06月06日 [20:27]   個人的な映画の感想 | 映画 | 実写映画感想 

図書館戦争を観てきました

先日、6月1日、ファーストデーですので、漸く図書館戦争を観てきました。

今更ですが、ネタバレもあるかもしれませんので、この後はご注意を。
原作も好きですし、アニメも面白かったので、この図書館戦争は実写版も面白かった。
というよりも、これは、アニメよりも、こういう実写の方が映える作品だと思いますね。

作者の有川浩の考え方もあるのかもしれませんが、この話も、どこか図書館隊と言うのは、自衛隊を彷彿させるものがありますね。
彼自身と話した事は当たり前ですから無いので、彼自身がどう考えているのかは分かりません。
ただ、色々な原作を読む限り、彼自身は、自衛隊と言う存在の矛盾と自衛隊に対する理不尽な部分に関して、話を書いている。

アニメの際は、観るのが子供でもある部分もあってか、そういう自衛隊に対する考え方のような部分は見せないようにしていましたが、今回の劇場版は、そこを一気に掘り下げてきていますね。
その象徴が、戦闘シーンで、利用客を避難させる際に、「戦争ごっこ」とその利用客に言われる事でしょうね。

例えば、今日本の防衛は、紛れもなく自衛隊が守っている。
災害出動だけでなく、中国が強引な手を打たないのは国際世論の問題だけではない。
事実、国際世論を無視して、あの国はウイグルやチベットへと侵攻しているのですからね。
それを防いでいるのが自衛隊ですが、しかし、彼らはその力を雁字搦めに封印されている。
それは、撃たれるまで撃てない過剰なまでの専守防衛、通常ならばロックオンされれば撃ち返しても問題ないが、実際には自衛隊は撃たれるまで撃つべきではないし、一発撃たれた場合は、基本的には威嚇射撃が位までしか、後々の問題となる。
そんなギリギリの命がけの状態での仕事にも関わらず、一部の心無い大人は、例えば父親が自衛官の小学生に対して先生が、「あなたの父親は人殺しを仕事にしている」と言い放つ位ですからね。

彼らの命がけの仕事が、どれだけ自分を助けているのか、それを知らないからの発言だろう。

日本と言う国を守っている自衛隊が、不遇である。
そして、それと同じことを、規模を小さくして、異なる日本での、正化という世界で図書館の自由を守るという事で表現しているように思える。
言論の自由、表現の自由を抑制する事は簡単であるが、その結果、自分たちの生活に対して、どんな悪影響を与えるのか。
この図書館戦争の世界では、非常に暴走してしまっているが、それでも、今の時代、不用意に問題があれば、それを本の所為、ゲームの所為と思考停止して悪を決めつけた結果発生する事態としてあり得る話だろう。
つまり、これは、今のまま世界に対して、社会に対して無責任であれば、あり得る現実だろう。

さて、映画に話を戻すと、今回の映画、主役二人は、読者から選ばれたりした二人ですから、はまり役だとも言えるかもしれないが・・・一番のはまり役は、栗山千明だった気もするけどね。
武道をやっている岡田准一だからこそできる殺陣と言うのもあるでしょうが・・・演技自体は、まぁ、演技している感じはなかったので、それだけはまり役だったという所かもしれませんね。
少なくとも、原作のある映画で、良くある、何か違うというような違和感は感じなかった。
ま、話自体がしっかりとした世界観のある話ですから、面白いのですし、見事にその世界観を表した映画だったようにも思えます。
一見の価値はある映画だと思いますね。

そして、言うべき時に言うべき事を言わないと、やるべき時にやるべき事をやらずに、誰かが言ってくれるだろう、やってくれるだろうという考えが、どれだけ危険なのか、この作品は感じさせてくれるだろうね。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。