2013年06月23日 [06:21]   コンフェデ杯 | スポーツ | CC/2013 

CC2013 日本 vs メキシコ

CC2013の6日目。
先日のイタリア戦では良い試合をしたものの2連敗でGL敗退が決まった日本。
同じく2連敗でGL敗退が決まっているメキシコ。
共にCC2013最後の試合になるが、ここから1年後のWCの本大会に向けて、どこまで戦力アップできるのか、この最後の試合で更なる成長をしたい。

FIFAコンフェデレーションズカップ ブラジル 2013
[10]グループA 最終節 ベロオリゾンテ ミネイロン/52,690人
日本 1-2 メキシコ
(JPN) 岡崎慎司(86分)
(MEX) Javier HERNANDEZ(54分、66分)
両チームのスタメンは、こんな感じ。
CC2013日本vsメキシコ
日本は、出場停止の長谷部の代わりに細貝を起用。また、最終ラインでは、栗原勇と酒井宏を起用してきた。

前半
メキシコのキックオフで試合開始。
日本は、立ち上がり5分、中盤から日本らしいパスを繋いで、最後は香川真が抜け出すが、シュートはブロックされる。
日本が優勢に試合を進めて、10分には、右サイドからのクロスを本田圭が落として岡崎慎のシュートには行けなかったが、クリアボールを拾った遠藤のシュートを岡崎慎がコースを変えてゴールネットを揺らすも、岡崎慎がオフサイドでノーゴール。
序盤は積極的に前から仕掛ける日本が優勢に試合を進めたが、徐々にメキシコもボールを回すことでポゼッションを高めてリズムを作ってくる。
どちらも決定機が作れず、ボールを回す展開で、メキシコが少し日本を押し込むような展開になってきて、日本は序盤ほど前に出れなくなってきている。
少し日本が不用意なボールの取られ方をするシーンが出て、メキシコがリズムを作ってペースを握っていて日本は劣勢になるが、今野泰と栗原勇が集中していて防いでいる。
40分には、左サイドからの崩しからのクロスにニアサイドで完璧にフリーでの18番GUARDADOのヘディングシュートは、ポスト直撃。
日本は完全にペースを奪われて、日本にもチャンスはあったが、メキシコが優勢なまま前半は、アディショナルタイムが無く終了。

立て直す必要性
序盤は日本が積極的に出て有利に試合を進めたのだが、メキシコは劣勢の中で攻めてこずに、まずはボールを回してリズムを作って、そこでテンポ良くなってくると、そこからサイドを基点として攻めてくるようになった。
この辺は、メキシコの方が日本よりも経験値が上と言う事だろう。
劣勢の時に、無理に攻めに出るのではなく、ボールを回して、相手のやり口を調べて、攻守共にそこに対応するやり方を見出したら、その隙をついて攻めるようにしていく。
日本は、積極的に両SBが上がる為に、そのサイドを封じる意図で、メキシコがサイドを基点にするようになってきたように見える。
左サイドに関しては、今大会、ブラジルもイタリアも翻弄していたDOS SANTOSに対して対峙すれば長友佑が負けておらず、少し警戒して長友佑が上がりを抑えている部分もあって、対応できているのだが、右サイドの酒井宏は少し危なっかしい部分が多く、だからこそYCが出るような結果になってしまっている。
内田篤の成長もあって、再び酒井宏との差が開いているように思えるだけに、酒井宏には頑張ってほしいのだが、この試合に関してはまだまだだろう。
CBに関しては、押し込まれた中でポスト直撃を喰らったシーンを除けば、今野泰と栗原勇は冷静に対応できているが、この部分の前で止めておきたい。
とにかく、右サイドがいつもと違う組み合わせな分、隙が出来ているように見えるだけに、カバーリングの修正など、そこの改善は必要だろう。

攻撃に関しては、少しテンポが悪くなっていて、岡崎慎の裏に抜け出すシーンもあったが、序盤のように前田遼がもう少し前でボールを受けて基点になれれば、本田圭や香川真が前を向けるので、その辺の部分と、メキシコではないが、無理に行けないなら、ボールを回して、リズムを作って日本ペースの試合に戻す為に、ミスをしないようにしておくことは大切で、そこから隙をついていく事が出来るか、そういうわざと行かないという選択肢が出せるようになれるかどうか、その上で、前に出てこようとするところで裏を取りに行ければ、メキシコの守備の死角に岡崎慎が入れているので活かせるようになるだろう。
今大会あまりなかったが、乾のような強引に仕掛ける選手が入っても良いように思える。

後半
両チームとも交代は無く、日本のキックオフで後半開始。
後半開始から攻勢に出てきたメキシコに対して、日本は押し込まれ、危ないシーンが出てくると、54分、左サイドのGUARDADOからのクロスにフリーでニアサイドに走り込んだHERNANDEZが川島永の前で合わせてゴール、メキシコが先制する。
日本は、58分、酒井宏に代えて内田篤を投入。
日本が漸くボールを回してチャンスを作れるようになったが、なかなかゴールを奪えない中で、65分、日本は、前田遼に代えて吉田麻を投入する。3バックにしての3-4-3にする。
しかし、交代でマークが曖昧だった日本は、右CKから一旦ニアサイドでMIERにすらされて、ファーサイドでHERNANDEZがヘディングで押し込んで、66分、メキシコ2点目。
メキシコは、71分、18番A.GUARDADOに代えて3番C.SALCIDOを投入。
日本は、74分、DOS SANTOSの突破からシュートは、GK川島永が止めたものの、そこで競り合っていた長友佑が左ひざを痛めてピッチを出て、日本は一人少ない状態になる。
日本は、77分、長友佑が無理で中村憲を投入。今野泰を左SBにして、中村憲を右SH、岡崎慎の1トップにした4-2-3-1に戻す。
78分にメキシコは10番G.DOS SANTOSに代えて7番P.BARRERAを投入する。
メキシコは守りに入ってカウンターを狙う展開になってきているが、86分、左サイドで作って、香川真がファーサイドに入れると、これを遠藤が右足で落として、そこに抜け出した岡崎慎が押し込んで、日本が1点を返す。
90分、19番R.JIMENEZに代えて11番J.AQUINOを投入。
メキシコは、自陣から一気に蹴ってきたボールに14番と内田篤がもつれて倒れPK、このPK14番の蹴ったボールは完璧に読んだ川島永が止めて、更に押し込みに来るがシュートはバー、そこから一気にカウンターを仕掛けるが、ここは止められる。
日本の攻撃のギアが上がってサイドから攻めるが、メキシコは時間を稼ぎ、最後にチャンスを作りに行くが、跳ね返されて試合終了。日本は1-2で敗れる。

最後のプレーをするタイミング
後半早々に失点してしまって、日本は追う展開になった。
そして、終盤に守りを固めてきた相手に対して、何とか1点を返したものの、結局届かず敗れた。
今大会を通じて感じたのは、やはり行くべき所と言う、90分間での試合の流れと運び方だろう。
ブラジルにしても、イタリアにしても、そして、この試合のメキシコにしても、ここでと言う所で攻勢を仕掛けてくる。
サッカーにおいて、開始直後と終了間際、後はゴール直後は失点をしやすくなる。
それは、その瞬間と言うのは、どうしても集中が途切れやすくなるからであるが、逆に言えば、その時間帯に点を取りに行きやすいという事だろう。
日本は前半開始直後は攻める事が出来て、主導権を握った。そこで点が取れなかった事というのもあるが、ようは、そこで日本はギアを入れて攻める事、失点しないように守るのではなく、攻める事で、失点の可能性も減らす事と言うのも大切ですし、その攻めで逆にゴールを奪いに行く必要がある。
その上で、無理ならギアを落として、勝負所を見極める為に、ボールを回すという事も大切である。
イタリア戦で感じたように、相手に対して勝負を挑めば、勝てないまでも互角に近い戦いは出来るだけの力を、日本はつけてきている。
であれば、そのギアの入れ方の部分、昔から日本の課題である、緩急の部分、行く時と行かない時を見極めて、勝負どころでは一気呵成に攻める、行かない時は、ミスを減らしてボールを回す、とにかく回し続ける位のプレーを出来るようにならないといけないだろう。

もう一点、気になる部分があるとしたら、3試合をトータルに考えた時に、ブラジル戦はイラク戦からの疲れもあって、また、早々の失点の後、消極的過ぎて完敗であったが、イタリア戦での良いサッカーの後、メキシコ戦での動き出しは、イタリア戦と比較すると大分劣る。この辺は疲労と言うのもあったという事だろう。
但し、試合に関しては、WCだって短期間に3試合をして、勝てば、そこから先もある、そして、それに関しては、ロンドン五輪でもそうだったが、走って運動量で良い試合をした次の試合はガクッと落ちる。
この辺の疲労回復の手段、そういったトータルなフォローのような部分、今の所、日本はブラジルやイタリアのようなトータルで大会を考えての試合運びは難しく、勝つために、結果の為には、常に全力が必要だとすれば、どうやって回復するのか、そのスタッフ側のバックアップ体制の確立も重要だろう。
それこそ、全員の体力回復のための高濃度酸素カプセルの準備とかもね。

とにかく日本に必要なのは、局面局面の戦い方から、試合全体を通して考える戦い方、そういう経験を積んでいく事が大切であるという事だろう。最初から最後までトップギアではなく、全力で行けば世界のトップとも戦えるが、そのトップギアをメキシコのようにいなされると、体力を消耗するだけであり、試合の流れに応じてギアチェンジが出来る事、90分間をどう戦うのか、流れを読んでいく事が大切だろう。



個人的な個人評
1 川島永嗣 4.5 PKを止めたのは良かったが、右サイドを崩されている分でのコーチング不足か。
21 酒井宏樹 3.5 正直空回りをしていて、攻守共に機能せず。
6 内田篤人 5.0 本当に守備が良くなった。PKを取られたのは相手が狡猾だった。
16 栗原勇蔵 4.5 悪く無い守りをしていたが、先制点を許したシーンはひきだされてしまった。
15 今野泰幸 4.5 守備に関しては個人としては悪く無かった。ただ、失点は守備陣のミスである面が大きい。
5 長友佑都 4.5 DOS SANTOSなどに対して負けていなかったが、攻撃参加がいつもよりも物足りなかった。
14 中村憲剛 5.0 途中交代でリズムを作り出した。
13 細貝萌 4.0 攻守共に中途半端でリズムを崩していた。
7 遠藤保仁 4.5 フォローが無くて苦しんでミスも目立ったが、終盤、中村憲が入ってからは躍動。
9 岡崎慎司 5.5 得点シーンを含めて積極的で良かった。酒井宏とは合わなかったが、それでも右サイドからの攻撃を引っ張った。
4 本田圭佑 5.0 簡単に潰されないのは流石だが、動きそのものは少なかった。
10 香川真司 5.0 いつもほど左サイドでの存在感が無かったが、ここぞという所ではみせる。
18 前田遼一 5.0 前半途中はいつものように下がってしまったが、前後半序盤の前でボールを呼び込む動きは良かった。
22 吉田麻也 4.0 交代直後に失点。その後もバタバタして変更を上手くチームに伝えられていなかった。
関連記事

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する 
名無し及び発言のたびにHNを変える(固定名を使わない)、元の記事に関係の無いコメントなど一般的なマナー違反が発覚した場合、もしくは、公衆良俗に反するような記述など、管理人の判断で、記入者の了解を得ず、一方的に削除いたします。

    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。