2013年07月13日 [21:32]   柏レイソル | スポーツ | Jリーグ/2013 

J1/2013 第16節 柏 vs 鹿島

J1第16節。
前節、湘南相手に逆転勝利で、5試合ぶりの勝利、10位柏。
川崎Fに敗れたものの、前節は清水に勝利を納めて、5試合を3勝2敗、5位鹿島。
15日に発表されるという代表招集に向けて、両チームの若手の躍動と共に、チームとしても勝点3が必要な試合。

Jリーグ2013 Division1 第16節
国立競技場/25,904人
柏 2-1 鹿島
(柏) クレオ(67分、92+分)
(鹿島) ダヴィ(42分)
ホーム柏のスタメンは、21 菅野孝憲、4 鈴木大輔、3 近藤直也、5 増嶋竜也、27 キム・チャンス、20 茨田陽生、7 大谷秀和、22 橋本和、9 工藤壮人、11 クレオ、18 田中順也の3-4-3。
3バックを選択、また、茨田陽をスタメンで起用してきた。
アウェー鹿島のスタメンは、21 曽ヶ端準、22 西大伍、5 青木剛、4 山村和也、6 中田浩二、20 柴崎岳、40 小笠原満男、25 遠藤康、8 ジュニーニョ、11 ダヴィ、9 大迫勇也の4-2-2-2。
前節に引き続き、岩政大と野沢拓を外してきた。

柏が逆転勝利
お互いに早い攻めを見せる形だが、立ち上がりは、どちらかと言うと慎重な入りで、両チームとも前線に人数をかけてこない。
しかし、時間の警戒に合わせて、27分には、橋本和が左からクロス、一旦はDFにブロックされたものの、そのボールを再度ゴール前に上げるとファーサイドで工藤壮が飛び込んでヘディングシュート、だが、これは曽ヶ端が素晴らしい反応で止める。
対して、鹿島も29分には、左サイドをダヴィが突破から早いクロスを入れるも、大迫勇には少し合わず、ただ、徐々に鹿島が優勢になってきたような展開で、42分、右CKから跳ね返されたボールを拾って、右サイドで基点を作ってからクロスを入れると、ニアサイドで大迫勇が競って、中田浩が一杯に伸ばした足で後ろに蹴り上げることで、GKをかわすと、そこにダヴィが押し込んで、鹿島が先制。
柏が前に出ようとすると、鹿島がカウンターを仕掛けて、ジュニーニョからダヴィ、そして完全にフリーの大迫勇と繋がった49分のカウンターは、しかし、シュートが枠を外す。
鹿島が守備から切り替えの早さを見せて、試合の主導権を握ると、何度となくカウンターで柏ゴールを脅かしていく。
しかし、試合の主導権を握られていた柏も、右サイドからの攻めから、逆サイドに流れて、戻したボールを大谷秀がシュート、これをGKの目の前でクレオがコースを変えてゴール、柏が67分、同点に追いつく。
両チームともチャンスはあるがゴールは奪えない中で、アディショナルタイムに、左サイドからジュニーニョのクロスに大迫勇が飛び込むが一歩届かず、その後ボールを奪った柏の攻撃で、両サイドを使った攻撃が、最後は太田徹の切り替えしからのクロスをファーサイドで田中順が折り返し、中央でクレオが無人のゴールに押し込み、柏が逆転。
鹿島が同点を狙って放り込むもゴールは奪えず、試合終了、柏が逆転勝利。

カウンター対決
両チームとも奪ってから早く攻めるカウンターを持ち味にしているだけに、相手に先制点を与えたくないという事だろうか、立ち上がりはどうにも消極的な試合になった。
ただ、その中でも鹿島の方が、上手く主導権を握っていて、柏が前線に繋がらないのに対して、鹿島の方は前線が動いてボールを引き出していた。
とはいえ、シュートまではなかなかいけないのと、押し上げが少ない試合展開で、それが、徐々に試合が動き出した所で、鹿島が優勢に試合を進めるようになったという所だろう。
結果、鹿島が先制した後は、完全に主導権を鹿島が握って、柏が攻めようとすると、それを奪った瞬間に一瞬で裏に飛び出す前線に合わせてチャンスを作り出すという鹿島の狙い通りの試合展開。
しかし、何度となくあった決定機を決め切れなかった事で、逆に、柏に同点にされて試合を振り出しに戻されると、その後、再び鹿島ペースながらも、同じく決め切れず、最終的に敗れる事になった。
カウンターを得意とした両チームの対決は、鹿島が優勢でカウンターの鋭さも見せていたものの、決定力の差で柏が制する事になった。

主導権は握るものの
正直、試合は90分間鹿島が制していたと言える。
序盤も消極的ながらも鹿島の切り替えの早さが上回って優勢に立っていたし、何度か確かに柏にチャンスはあったが、試合の主導権自体は鹿島のものだった。
しかし、先制点を奪ったものの、その後のチャンスで決め切れなかった事が敗因だろう。
そして、この試合、おそらく代表入りを狙った大迫勇や柴崎岳、山村和であるが、最終的にアピール不足になったように思える。
確かに、大迫勇は前線で良い動き出しを見せていて、ボールを引き出してチャンスを演出していた。
但し、現状では、そういう前線での動きと言う意味合いでは前田遼に対する信頼を覆すことは難しいだろう。となれば、得点力で勝負しないといけない筈が、決定機を外し過ぎてしまった。
対する柏の工藤壮も外していたものの、この試合での大迫勇は、ザッケローニ監督の前でゴールと言うアピールが出来なかった。
また、同様に山村和も逆転を許す結果になった。確かにクレオの同点ゴールはオフサイドっぽく、微妙な判定ではあるが、それでもあそこでやられてしまってはアピールとしては難しいだろう。
唯一柴崎岳が、広い視野を見せたプレーがあったもののチームとして負けてしまっては結果としてアピールとはいかなかった。
若手にシフトしてきて、代表候補になりえる選手が増えてきたが、この試合は、チャンスを活かしきる事が出来なかったと言えるだろう。

メリハリ
勝つことが出来たものの、正直柏の勝利は運良くという面が大きい。
先に書いたように同点ゴールはオフサイドっぽい微妙な部分ですしね。
少ない決定機を決めて勝った事は大きいものの、柏のサッカーに関しては、鹿島の後塵を拝したと言える。
これは両チームともに言えるのだが、どうにもメリハリが足りなかったように思える。
先日までのCCを経て、再び、Jリーグでも個人的にメリハリがあるかに注目しているのだが、夏の暑さ、ピッチコンディションで気温36度と言う酷暑の中での試合ですから、体力を温存した戦いと言うか、ペース配分は重要になるだろう。
そして、両チームともカウンター主体のチームですから、立ち上がり慎重なのは分からないでもない。
但し、だからこそ、立ち上がりには積極的に思い切り行くべきだと思うのです。開始10分間だけでも、一気にたたみかける事で、相手にプレッシャーを与える事も出来ますし、それが相手のプレーに影響すれば、後は戦い易くなる。
ましてや点がもし取れれば、相手が出ざるを得ず、2点目3点目をカウンターで仕留めやすくなるだろう。
同じように終了間際5分の勢いと言うのなども見せて欲しい。
ようは、そういうここぞという部分での圧力の強さを見せる所と、相手をいなす戦い方を見せていかないと、折角のCCでの経験もJリーグに還元できていないという事になり、それは日本のサッカーの成長には繋がらないという事になる。
鹿島にしても、柏にしても、こういうメリハリのあるサッカーが出来ると思えるだけに、やって欲しい所だ。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。