2013年07月21日 [23:15]   サッカー日本代表 | スポーツ | A代表/2013 

東アジアカップ2013 日本 vs 中国

前日の女子に引き続き、男子の東アジアカップ。
WC予選、そして、CCを通じて、日本の中心メンバーが決まってきた中で、新しい戦力の発掘にあてた東アジアカップ。
勝ちを選手が狙うのは重要だが、それ以上に、今のスタメン陣を脅かすようなプレー、そして、切り札となりえるようなプレーと言う個人のアピールが大切になってくる。

EAFF東アジアカップ2013
[2]韓国・ソウル ソウルワールドカップ競技場
日本 3-3 中国
(JPN) 栗原勇蔵(33分)、柿谷曜一朗(59分)、工藤壮人(61分)
(CHI) Wang Yongpo(5分PK、81分PK)、Sun Ke(87分)


予想通りでしたが、選挙速報が邪魔過ぎる。
日本のスタメンはこんな感じか。
東アジアカップ2013日本vs中国
柴崎岳が離脱して代わりに徳永悠が招集されたという事で、徳永悠がスタメン起用されるかと思ったが、左SBには槙野智を起用してきた。また、中盤はある種予想通りのメンバーで、前情報通り大迫勇や豊田陽ではなく、柿谷曜を1トップで起用してきた。

前半
中国のキックオフで試合開始。
立ち上がり早々中国が右CKからの2番Li Xuepengが森重真の裏に足を伸ばしてシュート、これは枠を外すが、4分には、日本のクリアミスを拾われて22番Yu Dabaoを栗原勇が倒してしまい、中国にPKを与える。
これを8番Wang Yongpoが左下隅に決めて、5分、中国が先制。
序盤は激しく当りに来た中国に、日本はどうにも戸惑うように主導権を奪われて、守備には後手に回り、攻撃ではボールを繋げず、結果、押し上げる事が出来なくてラインが低くなるという悪循環の中に陥る。
19分、中盤の高萩洋から右サイドの工藤壮に繋ぐと、工藤壮のクロスに、上手くDFの前に斜めに入ってきた原口元が素晴らしいランニングボレーに行ったが、これはGKの正面。
徐々に日本代表がボールを回せるようになって、少しずつポゼッションからリズムを作れるようになってくるが、最後の部分で合わずに決定機を作り出しきれない。
日本は槙野智の粘りで左CKを得ると、ゴール前に放り込んだボールに中国がクリアしきれなかった所で工藤壮が中に折り返すと、それを栗原勇が頭で押し込んで、33分、日本が同点に追いつく。
中国の序盤のパワーが無くなってきていたが、42分、大きく左サイドにロングフィードを入れると4番Rong Haoがヘディングで落として、22番Yu Dabaoが中に入れると、18番Gao Linが粘って裏に抜け出した22番Yu Dabaoに絶妙なパス、このシュートは、西川周が何とか触ってゴールを許さず。
日本もサイドから攻めるものの、最後の部分で合わず、前半は1-1で折り返す。

連携できない日本
ある程度覚悟はしていたというか、予想はしていたが、日本はチームとしてはほとんど機能していない。
新しいメンバーが多いから仕方が無い部分もあるが、個々の選手が合わず、結果としてパスが繋がらない、繋げてもスピード感が無い形で、相手を崩すという風には見えない。
結果、裏に蹴って走らせるという事をやらざるを得ず、それを続ける所で、ゴール前では合わないので、決定機と言う事が作り切れない展開になった。
1トップで柿谷曜を起用してきたのだが、裏に走らせるという意図はチームとしても考えているのでしょうが、タイミングを見出せず合わない。
高萩洋あたりで基点としたかったのだろうが、前線でボールが収まらないので、どうにも攻撃のテンポが良くなかった。

そして、守備面でも連携が出来ていないので、栗原勇のファールでPKでしたが、それ以前に、クリアが中途半端だったことと、そのボールに対するアプローチ、守備へのいきかたがバタバタで、それが結果として栗原勇のファールに繋がってしまった。
CCでもそうでしたが、単純に序盤にガツンと来られると受け身に回ったのはいただけない。立ち上がりの入り方の重要性は、既に明確であり、何より前日の女子の試合でも中国は立ち上がりに一気に攻めてきていたのですから、同じ狙いで来る可能性は予想できた訳ですからね。
こういう個々の力とか、チームの組織力云々以前に、試合に対する姿勢、立ち上がりは集中して、日本が逆に仕掛けるような事が出来ないといけない。
後半の立ち上がり、再び中国が来る可能性があるが、それ以上にガツンと日本が相手の頭を叩き潰すつもりで一気にトップギアで行くような入り方をして欲しいものだ。

後半
両チームとも交代は無く、日本のキックオフで後半開始。
後半、お互いに攻める展開で、チャンスを作るがゴールが奪えない中で、55分、中国は11番Qu Boに代えて21番Zhang Xizheを投入する。
中国の足が止まってきていて、日本がボールを回せるようになると、ボールを動かして粘って、青山敏から左サイドの槙野智に出すと、ダイレクトでクロス、これを柿谷陽がニアサイドで上手くDFの前に入ってヘディングで少しコースを変えてゴール、日本が、59分逆転。
これで勢いがでた日本は、2分後に、ロングフィードを左サイドで受けた柿谷曜が中に切れ込み、それにクロスするように走り込んだ原口元がDFを引き付けて出来たすケースに待ち構えた工藤壮が冷静にGKの脇の下を抜いて、日本が3点目を奪う。
中国は、64分、22番Yu Dabaoに代えて14番Sun Keを投入。
完全に日本ペースになると、65分には、裏に抜け出した柿谷曜にボールが入ったが、タッチが大きくなりシュートまで行けず。
日本は、66分、青山敏に代えて高橋秀を投入する。
更に、日本は72分、原口元に代えて齋藤学を投入する。
日本ペースだったが、75分を過ぎたあたりで、少し日本がペースダウンして、そこで中国が仕掛けると、80分、8番Wang Yongpoの強烈なシュートがポスト直撃、跳ね返りに21番Zhang Xizheが飛び込んできた所で、駒野友が足を上げたという事で、この試合2度目のPK、再び8番Wang YongpoがフェイントでGKの逆をつく右側に決めて、81分、中国が1点差に詰めてくる。
中国が放り込んできて、日本が劣勢な時間が続き、栗原勇がピッチを離れている隙をつかれて、左サイドから4番Rong Haoが仕掛けてクロスにファーサイドで14番Sun Keが押し込んで、87分、同点に追いつかれる。
ここで、日本は、柿谷曜に代えて大迫勇を投入する。
アディショナルタイムには、日本が再び攻める時間帯が作れるようになるが、しかし、最後の部分でボールが合わずにチャンスを作れない。
中国は引き分け狙いに変わってボールを回し、結局、同点で試合終了。

幼稚なサッカー
正直、今の日本のサッカーはこんなものなのか。
あまりにも幼すぎる、つたなすぎるサッカーではないか。
後半、立ち上がりでリズムを掴むと、足が止まった中国相手に畳み掛ける攻めで、上手くボールを回していて、初めてのメンバーであることを感じさせないプレーも見せていた。
しかし、終盤、相手が放り込んでくるようになると、途端にバタバタして、右往左往するだけで、自分たちのサッカーを見失い、無理せず回してリズムを作り直すとか、ガツンと当たって、相手に単純に放り込んでも無理だと思わせるとか、何よりも、もっと落ち着けば、どうにでもなるような所で、ミスを連発するなど、日本を代表する、日の丸をつけてプレーをするようなレベルには達していない。
そもそも、確かに初めての代表だとはいえ、五輪代表やU-20、U-17といった代表で戦った経験だった李、そもそもJリーグでの経験もあるだろう。
A代表は別格だとしても、その別格な所で、どれだけ普段通りの自分が出せるのか、それが大切であり、また、浮足立ったメンバーに対して、ベテランと言うか、経験者である駒野友や栗原勇、そして、西川周がもっとチームを落ち着かせる必要があるだろう。
今回は、まだ初めてという事で、免罪符となるかもしれないが、しかし、次は無い。
個々で、良いプレーをする事は出来ていて、切り札的には使えるかもしれないが、しかし、こういうプレーをするのであれば、主力を脅かすどころか、バックアップとしても使う事は出来ないだろう。



個人的な個人評
12 西川周作 5.0 失点自体は仕方が無いが、もっとチームを落ち着かせる必要がある。
3 駒野友一 4.0 一番の経験者まで浮き足立っては、キャプテンマークの意味が無い。
16 栗原勇蔵 4.0 PK云々ではなく、チームを支える役目をこなせず。
36 森重真人 5.0 終盤の繋ぐのかクリアするのかの所で曖昧すぎた。
5 槙野智章 5.0 左SBとして、攻撃参加も出来て、アシストも出来たが、裏を取られる事も多かったのは課題。
17 山口螢 6.5 全体のバランスを取って良いプレーをしていたが、だからこそ、終盤の全体のコントロールが外れたのは勿体無い。
28 青山敏弘 6.0 守備面で少し不満もあるが、十分に結果をアピールできた。
20 高橋秀人 4.5 守備を締める事が出来ず。
9 工藤壮人 6.0 最初は連携が悪かったが、その中で裏を取る動きもあり、良い攻めを見せていた。
29 高萩洋次郎 6.0 上手く基点になれていて、全体の攻撃を引っ張っていた。
11 原口元気 6.0 序盤は連携が悪くて孤立するが、徐々に攻撃のスイッチになっていた。
32 齋藤学 -- 仕掛ける機会はほとんどなく、評価無し
30 柿谷曜一朗 6.0 序盤は孤立したりパスが出なかったりしたが、徐々に持ち味をだせた。
21 大迫勇也 -- 評価できず。

序盤は攻撃陣が連携が合わず評価が悪いが、後半の連動に関して言えば、十分に機能してきた。守備陣は序盤と終盤のバタバタがあったが、その部分で、何よりも出来が悪過ぎて、評価を急落させた。
終盤まで出ている選手ほど、評価は下げざるを得ない、それだけ、終盤のサッカーはサッカーでさえ無かった。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。