2013年07月22日 [22:54]   ガンバ大阪 | スポーツ | Jリーグ/2013 

J2/2013 第25節 G大阪 vs 神戸

J2第25節。
千葉戦に完敗し、前節は北九州相手に引き分け、少々足踏みをした感じのある首位G大阪。
岡山に敗れた後は、愛媛、富山と連勝し、首位G大阪と勝点で並ぶ2位神戸。
首位攻防の阪神ダービー。前回は神戸がG大阪の今季初黒星を与えたが、勝点が並ぶ両雄、勝った方が首位に立つ重要な一戦。

Jリーグ2013 Division2 第25節
万博記念競技場/18,193人
G大阪 3-2 神戸
(G大阪) 宇佐美貴史(7分、39分)、遠藤保仁(54分)
(神戸) ポポ(6分)、田代有三(56分)
ホームG大阪のスタメンは、1 藤ヶ谷陽介、21 加地亮、5 丹羽大輝、8 岩下敬輔、4 藤春廣輝、17 明神智和、15 今野泰幸、19 大森晃太郎、7 遠藤保仁、10 二川孝広、39 宇佐美貴史の4-2-3-1。
加地が出場停止から復帰し、二川と明神もスタメンに復帰、また、Jリーグに戻ってきた宇佐美がスタメン起用。
アウェー神戸のスタメンは、30 徳重健太、25 奥井諒、23 イ・グァンソン、19 岩波拓也、29 林佳祐、27 橋本英郎、6 エステバン、13 小川慶治朗、8 マジーニョ、9 都倉賢、7 ポポの4-2-2-2。
こちらは前節と同じメンバーで挑む。

G大阪が勝利
どちらも主導権を狙う中で6分、左CKからのボールがゴール前での競り合いで流れた所で橋本英が拾って、ポポが強烈なミドルシュートを決め、神戸が先制。
しかし、G大阪もすぐさま逆襲、持ち味のパス回しで崩すと、最後は大森晃、二川と繋いだパスを遠藤がスルーして、宇佐美がフリーでシュートを決めG大阪が、7分同点に追いつく。
同点になった後も、両チーム互角の戦いで、神戸はショートカウンターを狙えば、G大阪もスペースを活かしてボールを動かしながら、前線の動き出しに合わせて縦に入れる。
若干、G大阪が押し込んでいるように感じる展開の中で、39分、左CKから一気にファーサイドに入れたボールを岩下敬が落として、宇佐美がボレーでゴールに叩き込んでG大阪が逆転。
後半に入っても試合の流れは変わらず、G大阪が54分、左サイドへと展開すると藤春廣がスピードで突破してからクロスを入れると、中央で遠藤がヘディングで合わせてゴール、G大阪が3点目を奪う。
しかし、今度は神戸がすぐさま逆襲、左サイドで粘ってフリーで小川慶がフワッとしたクロスを入れると田代有が頭一つ以上競り勝ったヘディングシュートを決めて神戸が56分、1点差に詰め寄る。
1点差に詰め寄った事で、神戸の攻撃はスピードを増していくのだが、G大阪もしっかりとした守りから縦に繋いでチャンスを作る。
お互いに得点チャンスはあるものの、しかし、最後までゴールは奪えず、3-2でG大阪が逃げ切る。

首位攻防戦
まさに優勝を争う両雄らしい試合になった。
立ち上がり早々に、両チーム共がいきなり得点を奪えば、前半終盤にG大阪が逆転、そして、後半開始早々にお互いに1点ずつ上げるという展開。
タイミングと良い、畳み掛ける時間帯と良い、非常に良い時に試合を動かしたと言えるだろう。
G大阪は、流れの悪さを変える為にシステムを変更して、遠藤をトップ下、宇佐美を1トップで起用すると、ボールが回るだけでなく、縦へと繋ぐことが出来て、非常にテンポの良い攻めを見せ、その上で、明神と今野泰が中盤の底で危機を潰すことで攻守共に良いリズムを作り上げた。
それに対する神戸も、持ち味であるボールを奪ってから早い攻めで一気にG大阪ゴールに迫っていく事で、G大阪を圧倒するシュート数に、後半は、神戸ペースの試合になった。
最終的にはG大阪が1本多く決めた事で勝利をおさめたものの、内容的にはどちらが勝ってもおかしくなく、そして、両チーム共が持ち味を出し切った、そういう面白い試合になった。

後少しの精度
神戸は開始早々ファーストシュートでゴールを決めたが、それ以降、攻めるものの最後の一手の精度を欠いてしまったように思える。
前線で都倉賢や後半は田代有が構えており、そこで基点を作る事が出来て、先制ゴールのポポの強さなどもあって、何度もチャンスを作り上げて、G大阪を上回るシュート数、チャンスを作ったものの最後の部分で決め切れなかった。
単純に精度を欠いたという事でもあるが、同時に、よくよく見ていると気になるのが、G大阪の守備で、ワラワラとスペースを潰すような守備をしている時もあるが、ショートカウンターを仕掛ける神戸に守備が間に合わない時もあった、そういう時には、明神か今野泰が一旦コースを切って、相手の攻撃を遅らせていた。
この決定的なコースを切るプレーをされた事で、遠回りになるか、強引に通す為に、非常に厳しいプレーをさせられたようにも見える。
更なる技術アップで、そういう際にも通せる技術を身につければと思わない事も無いが、しかし、この辺は神戸の攻撃の不備を指摘するよりも、G大阪の守備の狡猾さをたたえるべきなのかもしれない。

動きのある前線
この試合のG大阪は形を変えて挑んだが、それが見事にはまったと言えるだろう。
何度も書いてきたが、G大阪と言うのは縦にボールが動かなければ、ただ回すだけで攻め切れないチームに成り下がってしまう。
だからこそ、外国籍ストライカーのような強引にでも仕掛けるようなFWを必要とするのだが、それが無くても、G大阪らしい攻めは出来る、その回答がこの試合の動き出しだろう。
ようは、ボールは回せる、その上で縦に飛び出す選手が必要で、縦に飛び出せばそこにパスを通すことが可能。
この試合で言えば、1トップに入った宇佐美が、とにかく待ち構えるタイプではないので、裏を狙ったり下がってボールを引き出したりするプレーをしておいて、大森晃が追い抜いて行くなど、前線で縦の動きがあった。
その上で、遠藤を前に出すことで、広く動くというよりも、遠藤は中央付近での動きでボールを引き出して基点になってから、縦に動く。
ようは、ボールは横に動かしておいて、選手が縦に動くことで、相手の隙のあるタイミングや、味方選手とのタイミングが合って前にボールが出て行く、そうする事で相手を崩していく事が出来るだけに、この試合のG大阪のサッカーは、理想的な崩しが作れていたと言えるだろう。
こういう縦の動きが出来るかどうか、首位をこのまま維持して勝っていくためには、それがG大阪の攻撃の鍵になりそうだ。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。