2013年08月10日 [21:17]   横浜F・マリノス | スポーツ | Jリーグ/2013 

J1/2013 第20節 横浜M vs 鳥栖

J1第20節。
4試合負け無しで、中断明けの7月以降の成績が4勝2分1敗と好成績で再び2位につける横浜M。
対して、こちらは中断明けに1勝しかできておらず、昨季の好成績が嘘のように15位に低迷している鳥栖。
首位を追う為にも負けられない横浜Mに、降格圏に落ちない為に勝たないといけない鳥栖の一戦。

Jリーグ2013 Division1 第20節
ニッパツ三ツ沢球技場/13,427人
横浜M 2-1 鳥栖
(横浜M) 中村俊輔(23分)、マルキーニョス(76分)
(鳥栖) 早坂良太(56分)
ホーム横浜Mのスタメンは、1 榎本哲也、13 小林祐三、4 栗原勇蔵、22 中澤佑二、5 ドゥトラ、8 中町公祐、27 富澤清太郎、17 端戸仁、25 中村俊輔、7 兵藤慎剛、18 マルキーニョスの4-2-3-1。
アウェー鳥栖のスタメンは、31 藤嶋栄介、15 丹羽竜平、36 菊地直哉、20 呂成海、24 金井貢史、16 ニルソン、28 高橋義希、25 早坂良太、22 池田圭、10 金民友、11 豊田陽平の4-2-3-1。

横浜Mが競り勝つ
お互いに互角の展開よりも、やや横浜Mが優勢だが、鳥栖の守備も良く対応しており、逆に鳥栖の2列目からの攻撃にシュートこそうたせていないが、少し対応が遅れ気味になる横浜Mと言う中で、23分、左サイドに開いた中町公からのクロスにニアサイドでDFの前に入った中村俊がバックヘッドでフワッとループシュートが決まって横浜Mが先制。
横浜Mが落ち着いて試合をコントロールしている中で、後半、右CKからのボールをニアサイドで競ってファーサイドまでこぼれたボールを難しい体勢から池田圭がボレーシュート、これは榎本哲が触ってポストに当たるが、跳ね返りを菊地直がヘディング、落としたボールを早坂良がゴールに蹴り込んで、56分鳥栖が同点に追いつく。
完全に試合は勢いに勝る鳥栖が優勢に試合を進めだして、横浜Mゴールを何度も脅かすが、最後の部分で精度を欠くと、横浜Mが交代で入ったばかりの藤田祥に最終ラインからのロングフィードを入れると、ヘディングで折り返して、これをマルキーニョスがバイシクルシュートで決めて横浜Mが76分、勝ち越す。
その後、鳥栖が同点を狙って攻めるもゴールならず、横浜Mが勝利。

横浜Mに一日の長あり
試合自体は非常に盛り上がった試合だった。
ここの選手の競り合いもそうだが、ベンチワーク、采配も含めて、非常に良い試合になった。
序盤五分だったが、徐々に横浜Mが試合を支配して、先制ゴールを奪うと、そこからは完全にゲーム自体は横浜Mが落ち着いたボール回しを含めて、試合をコントロールしていた。
ただ、前半途中から2トップにシステムを変更して、後半はニルソンに代えて藤田直を投入してから鳥栖が加速して横浜Mに対して試合の主導権を奪って行くと、CKから同点ゴールを奪い取った。
更に、勢いが増す鳥栖だったが、この鳥栖が主導権を握った試合展開の中でも横浜Mは落ち着いていて、守備を立て直して、そこからボールを繋ぎ直していくと、藤田祥を投入して、2トップにシステム変更を横浜Mも行った途端、勝ち越しゴール。
その後も、鳥栖が押し込んでいくものの、横浜Mが慌てず落ち着いてボールをコントロールする事で、ゲームの要所をおさめて、試合終了。
平均年齢が高く、ベテランの多い横浜Mが、40歳の誕生日を翌日に控えたドゥトラを筆頭に、まさにそのベテランの味とも言うべき、落ち着きによって勝利を引き寄せた。

キレキレの中村俊輔
今季の横浜Mは、中村俊を効果的に使うためのシステムで挑んでいるのだが、それに応える中村俊の調子が良い。
この試合も、試合の流れを支配する横浜Mの中心として機能していて、前線への攻撃参加は少ないものの、押し込まれた展開であっても、彼がボールを落ち着かせる事で試合の流れを支配していた。
ゴール自体は、本人のコメントにもある通り、偶々である面もあるだろうが、一旦左サイドに流してから、一気にニアサイドに飛び込んでいくプレー、そして、本来の狙いはファーサイドへのパスたったのかもしれないが、それをしっかりとDFの頭の上を越すボールにする事が出来たプレー。
元々スピードは無い選手ですし、ドリブルで突破するというようなプレーは出来ないが、しっかりとキープしてからの落ち着いたボール出しを含めて、横浜Mを支えている中村俊と中村俊を支える横浜Mの各選手という関係性の下で、本当に良いプレーをしている。

バイタルでの守備
後半は押し込み、前線からのプレスもあって、あまり悪くなってはいないが、しかし、どうにも鳥栖の守備の面で微妙にポジションがズレる部分がある。
この試合は、最初は無理に前からいかないと言う点で、下がってブロックを作っていたのでしょうけども、結果としてバイタルの部分が空いてしまって、そこからの展開に抑えが効かなかった。
後半前からプレスを仕掛けながらも、バイタルのところの守備の甘さは残っていた、一番の問題点は、相手のCHの部分に対してプレスが甘い。
守る時に一旦下がる分、相手のCHを離してしまう、現代サッカーにおいて、試合の出来を左右するのはCHの出来である面が大きく、そこを相手が自由にプレーさせてしまうと、自分たちが苦戦する事になる。
誰がどう当たるのか、その辺を明確にしながら、相手のCHをどう抑えるのかという点を整理する必要がありそうだ。

中町公祐
この試合、先制ゴールの中村俊や勝ち越しで素晴らしいゴールを決めたマルキーニョス、さらに、途中交代で出場した直後に勝ち越しゴールをアシストした藤田祥という所の活躍もあったが、何よりも躍動していたのは中町公だろう。
27歳と決して若い年齢ではないが、今季、中村俊を補佐するためにも、後ろから支える選手として起用されているが、完全にチームの攻守の要になっている。
正直、中村俊が広く動くわけではなく、富澤清がどちらかと言うと守備面でのフォローをしているとすれば、中町公は攻撃のコントロールを中村俊と共に担って、広く動いてあちらこちらに顔を出している。
単純な技術と、運動量で、中村俊を助けるだけでなく、チームの要となってきた中町公と言う存在は、この試合、視察に訪れていたザッケローニ監督にも良い印象を与えたのではないだろうか。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。