2013年08月14日 [21:36]   サッカー日本代表 | スポーツ | A代表/2013 

キリンチャレンジカップ2013 日本 vs ウルグアイ

東アジアカップでの新戦力のテストから、今回、今までのメンバーに新戦力を融合した日本代表。
まだまだ、プラスアルファと言う状況ではあるが、ここから新しい日本代表が見えてくるか。
対戦相手は、南米王者であり、先日のCCでも4位となったウルグアイ。
世界レベルでの相手に対して内容を求める試合。

キリンチャレンジカップ2013
宮城スタジアム/45,883人
日本 2-4 ウルグアイ
(JPN) 香川真司(54分)、本田圭佑(72分)
(URU) ディエゴ・フォルラン(27分、29分)、ルイス・スアレス(52分)、アルバロ・ゴンサレス(58分)
日本のスタメンはこんな感じ。
キリンチャレンジカップ2013日本vsウルグアイ
長友佑は疲労から、この試合の左SBに酒井高を起用。そして、それ以外が主力にしておいて、柿谷曜がその主力とマッチするのか、日本が次のステージに行くための新しい形を試すという意味合いで、前田遼とは全くタイプの違う柿谷曜の1トップを採用。
柿谷曜のテストと共に、ある種カウンターの威力を上げる日本の形をテストするという所だろう。

前半
ウルグアイのキックオフで試合開始。
立ち上がり早々、ウルグアイがCKのチャンスを得るが、しかし、ここを跳ね返して以降は、どちらかと言うと日本ペースで、何度か良い形でゴール前にボールが入るが、合わないシーンがある。
12分、少し最後が合っていなかったウルグアイは、中盤からのスルーパスに9番ルイス・スアレスが抜け出して、決定的なシーンを作るが、川島永が素晴らしい飛び出しで1対1を止める。
このシーンでウルグアイがペースを握るかと思われたが、すぐさま、本田圭のプレーから日本も形を作り出し、17分には、ゴールやや右からのFKでGKの好セーブに阻まれるも、惜しいシーンを作り出す。
両チームとも相手陣内まで良い形で入っていくのだが、しかし、最後の部分が合わずにシュートまでがなかなかお互いにいけないような展開。
ほぼ五分の展開だったのだが、27分、自陣から一発のパスで裏に抜けた9番ルイス・スアレスが吉田麻を置き去りにして左サイドを突破、最後は中に折り返したボールに10番ディエゴ・フォルランが酒井高のスライディングよりも一瞬早くシュートを決め、ウルグアイが先制。
更にゴールやや左でFKのチャンスを得たウルグアイは、これを10番が枠の右を抜いて、狭い所を抜いた見事なシュートを決め、29分に、追加点を奪う。
終盤にきて、日本が押し込まれてきて、危ないシーンが続くが、何とか耐えきって、前半は0-2のウルグアイリードで折り返す。

ミスが目立つ試合
序盤から、お互いにミスが目立つ試合になっていたが、徐々に修正したウルグアイと、修正しきれなかった日本の差が、前半の結果の差に繋がったように思える。
ミスがあって、日本もチャンスを作っていたのだが、最後の部分で合わなくて、惜しいシーンはあったがゴールは奪えなかった中で、ウルグアイの方が、最後の部分で合わないというのは変わらなかったが、個人の力の差をもってゴールを奪われた。
全体的に合わないながらも、本田圭が良い位置にポジションを取ってボールを引き出そうとしていたが、そこからの展開が正直上手くいっていないのと、遠藤の部分でのボールが収まっていない事もあって、日本は上手く攻め切れていない。
本田圭と遠藤は、正直、前半途中から完全に狙われていて、そこでボールを奪われる部分もあったし、攻撃に関して、序盤こそ柿谷曜の見せるシーンもあったものの、途中から前線はほとんど機能しなかった。
こういう展開で、どう攻め切るのか、そういう部分、まだまだ柿谷曜をどう活かすのかを見出しきれない状態ではあるが、ある種、フォルランとスアレスをウルグアイがどう使っているのかを参考に、柿谷曜と香川真、岡崎慎を活かす方法を見出す必要があるのではないだろうか。

守備に関しては、正直、個の力の差を見せつけられていると言える。
日本の弱点の高さではなく、平面のサッカーに対して、スピードで振り切られるシーンが多く、吉田麻が単純な駆けっこでスアレスに置いて行かれるシーンが何度もあった。
川島永の反応の早さに助けられている部分が多く、吉田麻には、今後もこういうスピードのある相手をどう止めるのか、それをしっかりと身につける必要があるだろう。
ただ、スピードで置いて行かれるから恐れて、終盤はラインが下がってしまっている。それでは、日本のサッカーが展開し切れない。
ウルグアイの攻めは、元来からスアレスとフォルランのみである部分があるのだが、だからと言って、これ以上簡単に二人にやられ過ぎては、攻めに転じることなど出来ない。
交代も含めて、最終ラインは梃入れが必要かもしれない。

後半
両チームとも交代選手は無く、日本のキックオフで後半開始。
開始早々、日本はカウンターから、相手のミスでフリーで岡崎慎がGKと1対1になったのだが、シュートは伸ばしたGKフェルナンド・ムスレラの手に当り、こぼれ球を香川真が狙うが、シュートはGK正面。
日本がペースを掴んで攻めていく展開だったが、しかし、16番マキシミリアノ・ペレイラのクロスを吉田麻がカットしたボールがクリアにならず、9番ルイス・スアレスがフリーでゴールに蹴り込み、52分、ウルグアイが3点目。
日本も、54分、繋いで、最後は左サイドに開いた遠藤が中に入れたボールを、岡崎慎が戻ってオフサイドギリギリで抜け出したタイミングに合わせた本田圭のパスに、相手DFとGKがぶつかり合って裏にこぼれた所で、香川真が無人のゴールに蹴り込んで、日本が1点を返す。
日本は、ここで吉田麻に代えて伊野波を投入する。
58分、ウルグアイが、今度は、フワッとDFの裏に落としたボールに飛び出した川島永よりも一瞬早く7番クリスティアン・ロドリゲスが中に折り返すと、これを20番アルバロ・ゴンサレスが押し込んで、ウルグアイが4点目。
60分、日本はFKのチャンスを素早く始めて、香川真に上手く入って、ターンでDFをかわしたのだが、GKが反応して止められる。
62分、ウルグアイは、最初の交代で、一気に2枚交代、14番ニコラス・ロデイロに代えて18番ガストン・ラミレス、5番ワルテル・ガルガノに代えて8番セバスティアン・エグレンを投入。
日本は、64分、柿谷曜に代えて豊田陽を投入する。
ウルグアイは、67分、7番クリスティアン・ロドリゲスに代えて11番アルバロ・ペレイラ、20番アルバロ・ゴンサレスに代えて21番クリスティアン・ストゥアニを投入する。
72分、ゴール正面やや右で得たFKを、本田圭が壁の上を越えてニアサイドギリギリに決めるシュートで、日本が2点目。
75分、日本は、長谷部に代えて山口螢を投入する。
78分、ウルグアイは、22番マルティン・カセレスに代えて6番ホルヘ・フシレを投入。
81分、ウルグアイは最後の交代で、3番ディエゴ・ゴディンに代えて4番セバスティアン・コアテスを投入する。
完全にウルグアイは、スアレスとフォルランのみのカウンター頼みで、全体が下がって守る形で、その間を日本がボールを支配してチャンスを作っていくが、後一歩、崩すことが出来ない。
日本は、83分、内田篤に代えて駒野友を投入する。
度々日本は、ウルグアイゴールに向かっていくのだが、なかなかゴール前にボールが入らず、ウルグアイもカウンターから決定機を作るが、こちらもシュートが枠に行かず。
最後は、カウンターからの強烈なミドルシュートを川島永がセーブして試合終了。

気を入れるのが遅い
3点差になって、ウルグアイが選手交代したからと言うのも多少はあるが、日本にエンジンがかかってくるのが、そのタイミングからだったというのでは遅すぎる。
明らかに、それまでと動きのリズムが違っているプレーが出来るようになったが、それなら、最初からやれと言いたくなってくる。
遠藤が前に出て行く事で、ボールを回せるようになって、ゴール前でのチャンスを作り出して行って、日本らしい良い攻めが出てきたのだが、それが最初から出来なかったのかと思えて仕方が無い。
また、攻撃に関して、問題点があるとしたら、豊田陽を投入しても、サッカーが変化していない事だろう。
豊田陽はファーサイドにポジションを取るようにしながら、何度も読んでいたが、ほとんどボールを入れる事が無かった。
放り込めと言うのではなく、折角逆サイドでフリーになっている豊田陽がいる状態で、豊田陽を活かすのであれば、ボールを当てて、そこで例えば右サイドから上げるなら、豊田陽が競って落としたボールを香川真が狙う、左サイドからなら岡崎慎が狙うというように、両サイドの選手が豊田陽と近い距離でのプレーを作る、まさに、東アジアカップで大迫勇がやっていたプレーを狙わないと、何の為に豊田陽を投入したのか分からない。
駒野友が入ってから、漸く、駒野友が豊田陽を狙うようになったが、それ以外ではボール回しが近い距離で終始した。
この辺、柿谷曜に対してもそうだが、それぞれ持ち味が違う、前田遼ともハーフナーとも違う、それを踏まえて、どう活かすのか、また、入った彼らも自分の持ち味を出すとともに、どうやってボールを引き出すのかと言うのが重要だろう。

守備は、正直、個の力の差を見せつけられたのと、ミスが目立った事、これは、とにかく、もう少し意識を入れ直さないといけないだろう。



個人的な個人評
1 川島永嗣 4.5 4、5点止める活躍を見せたが、4失点目は判断ミスだろうね。
2 内田篤人 4.0 いつになくミスが目立って、攻撃を停滞させるシーンもあり。
3 駒野友一 5.0 責任感が無い方が良いプレーをするな。とはいえ、いつになくクロスの精度は悪かった。
22 吉田麻也 3.5 マッチアップした相手が悪かったとはいえ、判断の悪さが目に付いた。
6 伊野波雅彦 4.5 上手く前に入って簡単に振り切られなかったが、個人技にやられる部分も。
15 今野泰幸 5.0 流石に一人で二人を見るのは無理でしたね。フォローに走るも間に合わない事が多かった。
16 酒井高徳 5.0 最終ラインで悪く無かったが、持ち味の攻撃参加では、見せ場を活かしきれず。
17 長谷部誠 4.5 簡単に前線にボールが入る状態で、もう少しゲームを落ち着かせたかった。
13 山口螢 5.0 展開的に中盤で抑えられたのは大きいが、攻撃の選択が安全策過ぎたか。
7 遠藤保仁 5.5 前半は狙われていたが、後半は高い位置で上手く攻撃を牽引。
9 岡崎慎司 5.0 決めて欲しいシーンもあったが、何度も裏を狙う動き出しは流石。
4 本田圭佑 6.0 上手くボールをキープしており、FKの精度も良く、唯一ウルグアイ相手に子でも負けていなかった。
10 香川真司 5.5 もう少し、柿谷曜や豊田陽との距離感をそれぞれで考えるべきだろう。
19 柿谷曜一朗 4.5 彼自身の問題だけではないが、機能しきれなかった。
11 豊田陽平 5.0 何度もチャレンジしたのは良いが、自分を活かしてもらうためのアピールも必要だろう。
関連記事

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する 
名無し及び発言のたびにHNを変える(固定名を使わない)、元の記事に関係の無いコメントなど一般的なマナー違反が発覚した場合、もしくは、公衆良俗に反するような記述など、管理人の判断で、記入者の了解を得ず、一方的に削除いたします。

    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。