2013年09月16日 [19:49]   ジェフ千葉 | スポーツ | Jリーグ/2013 

J2/2013 第33節 千葉 vs 京都

J2も残り10試合を切った第33節。
前節福岡相手に勝利して、5試合ぶりの勝点3を獲得、ここ5試合が1勝2分2敗と足踏みしての4位千葉。
こちらも前節熊本相手の勝利で、6試合ぶりの勝点3、ここ5試合を1勝1分3敗で順位を下げた6位京都。
共に昇格圏、PO圏内で争う両雄、今後の昇格POの事も考えても負けられない一戦。

Jリーグ2013 Division2 第33節
フクダ電子アリーナ/10,187人
千葉 1-2 京都
(千葉) 田中佑昌(16分)
(京都) 安藤淳(66分)、山瀬功治(77分)
ホーム千葉のスタメンは、1 岡本昌弘、11 米倉恒貴、3 竹内彬、5 山口智、33 高橋峻希、7 佐藤勇人、8 伊藤大介、6 田中佑昌、28 町田也真人、39 谷澤達也、37 ケンペスの4-2-3-1。
アウェー京都のスタメンは、21 オ・スンフン、8 安藤淳、2 酒井隆介、20 バヤリッツァ、16 福村貴幸、4 秋本倫孝、18 倉貫一毅、10 工藤浩平、7 駒井善成、9 三平和司、14 山瀬功治の4-2-2-2。

京都が逆転勝利
序盤はほぼ互角よりもやや千葉有利か、京都はなかなか最後まで行く事が出来ず、逆に千葉の方がコンパクトに保って厚みのある攻撃を見せる。
16分、右CKからファーサイドに入れたボールをケンペスがDFにマークされながらも上手く味方を使ってマークを外して頭で落とし、それを田中佑が頭から突っ込むように押し込んで千葉が先制。
先制を許した事で、京都は山瀬功を中心に多少強引にでも縦に出て行こうとする事で、少し逆襲していくが、最後の部分でゴールを奪うにはいたらず。
後半に入ると千葉の守備がズレてきて、京都の動きについていけなくなってくると、64分、右サイドからのクロスに工藤浩がオーバーヘッド、これはポスト直撃、こぼれ球を中村祐が押し込みに行くが、これは千葉が一瞬早くクリア。
そして、66分、左サイドから山瀬功が粘って崩して、シュート気味のボールをニアサイドで秋本倫がGKより早く触ってからシュート、これをギリギリで千葉は跳ね返したがクリアは小さく、詰めていた安藤淳の前に転がり、安藤淳がゴールに押し込んで京都が同点に追いつく。
更に京都が77分、左サイドの裏へと抜け出した中村祐がそのままゴール前にボールを送ると、走り込んだ山瀬功がインサイドで豪快に蹴り込んで京都が逆転。
結局、そのまま京都が勝利。

前半は千葉、後半は京都
前半の試合の主導権を握ったのは千葉。
全体をコンパクトに保って、その上で、素早いプレスで京都のパス回しを封じた上で、縦へと早い攻めを見せた事で、千葉が京都のサッカーを封じた。
そして、その中でケンペスと田中佑という狙い通りのところでゴールを奪う事が出来た。
ただ、優勢に試合を進めていたものの、千葉もケンペスが激しいマークに合っていて、それを嫌ってゴール前から離れた事で、千葉の攻撃が決定的なシーンとなる事はその後はほとんどなかった。
対して、京都は劣勢だったものの1点で抑えると、後半は、動き、特に縦への動きを多くすることで、千葉の守備にギャップを作り出し、千葉自体は前半と変わらずプレスを掛けていたが、そこを強引に縦に抜けた。
しかし、徐々に京都の動きが千葉のプレスをかわすようになると、千葉の動きが落ちてきた事もあって、京都の動きについていけなくなる。
そうなると、試合の流れは一変して、京都が優勢に試合を進めて、サイドからの攻撃でチャンスを作り出した。
そして、左サイドから連続でゴールを奪うと、そのまま京都が優勢なままで試合を締めた。
前半優勢だった千葉は、自分たちの武器を途中から封じられて、後半、京都がペースを握った後は、サイドからの京都の攻めに千葉が対応しきれなかった。
それが、勝敗を分けたという所だろう。

流れを失った千葉
正直千葉にとっては勿体無い試合だった。
前半は完全に試合の主導権を握っていたのだが、後半途中から、徐々に京都の攻撃の前に劣勢に立った。
京都のサイド攻撃に対して、千葉は、本来サイドからの攻撃を武器にしていて、米倉恒と高橋峻が機能する事が鍵になる。
両名とも、本来は前線の選手であり、それだけに攻撃のセンスも高く、攻撃に転じた時に、ビルドアップだけでなく崩しでも機能する強みがある。
ただ、同時に、攻撃への武器となる分、どうしても上がった後の裏にスペースが出来る。
そして、徹底して京都にそこをつかれた結果、ピンチを繰り返して、失点をした。
千葉のサッカーの特徴となっている両SBではあるが、同時に弱点となっている部分もあり、この試合は、その弱点が露呈してしまったとも言えるだろう。
SBが弱点にならないような戦い方、中盤でのフォローもそうだが、攻撃へと突っ込んだ場合の攻め終り方と言うのも含めて、千葉はこの戦い方をまだまだ突き詰める必要がある。さもなければ、この試合のようにそこをつかれて一気に流れを失う事に成り続けかねない。

山瀬功治
この試合の勝因の一つは山瀬功の仕掛けであろう。
劣勢の中で京都は何とか打開策を見出したかった所、しかし、パス回しは素早いプレスに封じられてしまっていた。
そこで、プレスに来た相手を山瀬功が強引に突破を見せる事で少しずつギャップを作り出していた。
そうやって、相手を引き付けておいてサイドを活かす攻めを選択していくことで、千葉の守備陣が前に出てこれなくなって、結果、そこまでコンパクトに保っていた守備が広がっていった。
更に、得点シーンにしても、サイドでボールを受けて粘ってから、シュートなのかクロスなのか微妙だが、のボールによって同点ゴールが演出されたのだが、それ以上に逆転ゴールのシーンでは、一気に中盤から前線まで出ると、そのスピードを緩めないまま、手前で少しバウンドして難しいボールになったパスを見事に抑えてゴールに蹴り込んだ。
簡単にやったように見えるが、勢い余ってふかすか、もしくはGKの正面に蹴ってしまう結果になるのを、見事に頭の上を狙いすました用に貫いたシュートは、衰えぬ技術の高さを見せてくれた。
ここ最近結果が出なかった京都ではあるが、この試合で山瀬功がみせた強引にでもゴールに向かう姿勢、それによって、京都にとっての一つ殻を破る契機になりえるかもしれない。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。