2013年10月08日 [23:03]   ジェフ千葉 | スポーツ | Jリーグ/2013 

J2/2013 第36節 千葉 vs 神戸

残り7試合となる、J2第36節。
現在6位で、ギリギリPOの圏内にいる千葉。
前節のドローで久々の首位に立った神戸。
共に今季の昇格を狙っているが、神戸は優勝の為に、千葉は6位以内をキープする為にも負けられない試合。
ただ、共に残り試合と勝点から、勝点1でも最低限度の目的は達成できる試合。

Jリーグ2013 Division2 第36節
フクダ電子アリーナ/9,557人
千葉 2-1 神戸
(千葉) 田中佑昌(52分)、ケンペス(65分)
(神戸) 小川慶治朗(26分)
ホーム千葉のスタメンは、1 岡本昌弘、11 米倉恒貴、20 キム・ヒョヌン、5 山口智、15 大岩一貴、7 佐藤勇人、16 佐藤健太郎、10 兵働昭弘、28 町田也真人、6 田中佑昌、37 ケンペスの4-2-3-1。
アウェー神戸のスタメンは、30 徳重健太、25 奥井諒、19 岩波拓也、5 河本裕之、3 相馬崇人、27 橋本英郎、6 エステバン、13 小川慶治朗、8 マジーニョ、10 森岡亮太、7 ポポの4-2-2-2。

千葉が逃げ切る
立ち上がり早々、千葉は岩波拓から町田也がボールを奪って決定機になるが、これは神戸DFがクリア、その後も、千葉は前への攻めを見せて優勢に試合を進めるが、神戸も奪ってからは一気に千葉の守備の裏を狙うロングボールを入れて攻撃に行こうとする。
ただ、神戸の攻めは何とかボールを繋いでいる部分もあるが、前線で基点が作れず、攻め切れない。
試合はどちらかと言うと千葉のペースの中で、24分には、パスを繋ぎ、最後は町田也からエステバンへのオフサイドギリギリのパスが入って、ゴール正面でフリーでGKと1対1という決定的なシーンが生まれるが、GK徳重健が素晴らしい反応で止める。
逆に神戸は、26分、縦に早く繋ぐと、左サイドの相馬崇に入れて、素早くクロス、これをファーサイドで走り込んだ小川慶がシュートは当り損ねながらもゴールに押し込み神戸が先制。
これで勢いが出た神戸は、今度は右サイドで回してから縦に入れて29分には橋本英が抜け出してゴールネットを揺らしたが、その前のプレーでオフサイドの判定でノーゴール。
後半に入ると、再び千葉が攻勢に出ると、52分、右サイドでの粘りからのクロスにファーサイドでケンペスが競り勝ちこぼれたボールを田中佑が押し込んで、千葉がで追う点に追いつく。
足が止まってきた神戸に対して、優勢に試合を進めだす千葉が、65分、カウンターから左サイドに待ち構えていたケンペスにボールが入ると、ケンペスはそのまま縦に行くと見せかけての中へのフェイントからシュートを決めて、千葉が逆転。
その後も千葉が優勢に試合を進める中で、76分、ケンペスが中盤での競り合いで相手の顔に肘か手を当てた事で、この試合2枚目のYCで退場、残り時間はある中で、千葉は一人少なくなる。
これで一気に神戸が押し込み出して、千葉は、ボールを奪っても攻めるよりも時間を稼ぐという形で粘って、時間が経過、結局、そのまま千葉が逃げ切って試合終了。

妥当な結果
正直、内容的に言えば妥当な結果だったと思える。
大きな力の差は無かったと思うが、どちらかと言うと神戸が動き出しが悪いのに対して、千葉の方が勝ちに対する意識が強かったように思える。
この辺の所は、既に神戸はほぼ昇格を掌中にしていて、後はおまけと言うべき優勝争いの中なのに対して、千葉は、ほぼ大丈夫とは言え、POの圏内が現在の3連敗という流れの中で何としても勝ちたいと言う意欲があったように思える。
それが、序盤から積極的に出てきた千葉に対して、神戸が受け身に回った部分だろう。
ただ、その中で神戸が先制した事で、試合は面白くなるかと思ったが、勢いの出た神戸も後半の立ち上がりで、完全に受けに回って守り切っていきたいという意識になったのが、再び千葉の攻勢にさらされる感じになって、失点を重ねてしまった。
終盤、千葉が一人少なくなった所で、漸く神戸の猛攻の時間帯になったが、そこは千葉が逃げ切りを狙って時間を稼いで勝利を引き寄せた。
単純に内容的に、プレーの一つ一つの思い切りにしても、完全に千葉が上回った試合であり、だからこそこの結果は妥当だと言えるだろう。

どう戦うか
神戸のサッカーと言えば堅守速攻であり、最近は、田代有や都倉賢と言う高さのあるストライカーがいる事で、カウンターに関しても前線に当ててというプレーを選択できた。
ただ、ここにきて負傷などがあった事もあって、田代有や都倉賢がベンチスタートなどスタメンに名を連ねない事も増えた。
その中で、前線は森岡亮やポポを起用して、裏を取りに行くプレーをするのだが、ロングボールを放り込んで、基点となる選手がいない為に、そこで攻め切れないと、どうしても単調な攻撃になってしまって、2次攻撃、3次攻撃と続かない。
その為に、素早く中盤の選手が押し上げる、コンパクトなサッカーが必要なのだが、それが出来ていない試合では、どうにも戦えない。
そして、まさにこの試合は、そういう展開になってしまった。
1年を通じて、常に走り続けるサッカーを展開できるかと言うと難しいだろう、そういう時に、高さを活かすというのもそうだが、何か次の手、第2、第3の手を作り上げていかないと、J1に上がっても苦しい戦いをする事になりそうだ。

形振り構わないサッカー
終盤のサッカーは、千葉の何が何でも勝たないとというサッカーを見せていた。
それはそれで、良しとすべきですし、3連敗の中で、何としても勝たないといけない。
その意味では、終盤のやり方も間違っていないし、まずは、勝つこと、そして、J1へと昇格する事を目指していくべきだ。
但し、今季のJ1で、昇格組が軒並み苦戦している事、特に、POで勝ち上がった大分が、最速の降格を決めたという事実は忘れてはならない。
勝ちにこだわって形振り構わないというのは、それだけでは間違った訳では無いが、しかし、それで勝ち続けることが出来るとは言い難い。
何よりも、自分たちのサッカーで勝ち切るのだという点、この試合ではケンペスを活かした事での2ゴール、サイドからの攻撃であるなど、千葉の狙いであるサッカー自体は出来ていた。
後は、それをどう洗練させて、J1でも通用するようにするのか、J1昇格が目標ではなく、J1で勝てるチームにならないといけないとすれば、この試合の勝ちへの執念と共に勝てるサッカーを作り上げる必要はあるだろう。
そして、今は、そこまで考えたプレーをチームとしてしていく時期であろう。
関連記事

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する 
名無し及び発言のたびにHNを変える(固定名を使わない)、元の記事に関係の無いコメントなど一般的なマナー違反が発覚した場合、もしくは、公衆良俗に反するような記述など、管理人の判断で、記入者の了解を得ず、一方的に削除いたします。

    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。