2013年10月19日 [21:31]   FIFA U-17 World Cup | スポーツ | U-17/UAE2013 

U-17WC2013 ロシア vs 日本

UAEで開催されている2013年のU-17WC。
4大会連続出場の日本の初戦は予選を兼ねたU-17欧州選手権1位のロシア。
ロシアと言えば、どうしても2002年のWCで、稲本潤のゴールで日本がWCでの初勝利をあげた相手。
先日決まった2020年東京五輪の日本代表となりえる世代であるU-17日本代表として、この初戦を勝って、GL突破の一歩を、そして、世界への第一歩を記して欲しい試合。

FIFA U-17 World Cup UAE 2013 GroupD
[8]第1節 UAE・Sharjah Sharjah Stadium/3,135人
ロシア 0-1 日本
(JPN) 瓜生昂勢(15分)
日本のスタメンは、こんな感じ。
U-17WC2013ロシアvs日本
スタメンは、4-3-3と言うよりも、3トップの真ん中が存在せず、中盤をダイアモンド型にしたような形で、前回のU-17WCでも吉武監督がやったようなシステムで挑んでいく。

前半
日本のキックオフで試合開始。
立ち上がりロシアが攻めてくるかと思われたが4分、日本も中央の狭いスペースでボールを受けた小川紘が一瞬の隙をついて鋭い左足のシュートを放つが、これはGKが好セーブ。
序盤はロシアがどちらかと言うとペースを掴んでいるような展開だったが、12分を過ぎたあたりから、日本が押し込み、連続でCKのチャンスを得ると、15分、相手陣内でパスをカットすると、中央の瓜生昴にボールを渡し、DFの寄せが遅いところで思い切ったミドルシュートは、ゴール左上隅、バーを掠めるように決まって日本が先制。
ロシアも攻めてくると19分には、18番にゴール前で決定的なシーンを作られるが、シュートはGK白岡がセーブ。
日本がボールを回せるようになって、そうなるとロシアがボールを取りに来ることが出来ず、日本が優勢に試合を進めるようになるが、攻めてチャンスを作るという所までは作り出せず。
日本がポゼッションで上回って試合を優勢に進めると、30分頃からはボールを持つだけでなくセットプレーからチャンスを作り出していく。
日本が優勢な展開のまま、しかし追加点は奪えず、前半日本リードのまま終了。

良い形で終えた前半
前半、立ち上がりはロシアが押し込んでくる形で、日本は受けてしまったのだが、そこから、徐々に巻き返すと、良い時間帯で先制を決めた。
ゴール自体のシュートの凄さ、見事さは言うに及ばず、それ以上に良かったのは、その前段階でセットプレーを連続で行えた波状攻撃となった所だろう。
相手がゴール前を固める中でクリアボールを日本が悉く拾って展開する事が出来た点、そして、得点シーンも素早く相手にプレスを仕掛けて三竿健がボールを奪った事、攻守の部分で非常にバランスが良かったというのが、得点に繋がった部分だろう。
先制した後は、日本のサッカーにリズムが出て、ミスはあったのだが、それでもテンポ良くボールを動かすことで、ロシアがボールを奪いに来ることが出来ず、ロシアは自陣深くにこもってしまった。
こうなると、確かに追加点を奪えそうで奪えなかったという点で残念ではあるが、ボールポゼッションで上回り、相手が下がっている事で、ほとんどカウンターを含めた攻撃に怖さが無くなった事で余裕をもった戦いが出来るようになっている。

但し、こういう展開だからこそ、後半は集中を切る事無く、前半何度か自分たちのミスで危ないシーンもありましたし、何よりも、身長などに差があり、セットプレーはやはり脅威になる。
特に、優勢に試合を進めながら追加点を奪えなかった事で、後半のロシアに1点を返せばという可能性を残させてしまっているので、この部分は気を付けて戦っていきたい所だろう。
出来る事なら、早い段階で追加点を取って、試合を決めておきたい所ですね。

後半
日本は交代なく、ロシアは6番Dmitriy BARINOVに代えて13番Danila BURANOVを投入し、そのロシアのキックオフで後半開始。
57分、ロシアは何とか打開のために19番Rifat ZHEMALETDINOVに代えて20番Aleksei GASILINを投入。
日本も、その後、58分に、三好康に代えて斎藤翔を投入する。
ロシアが攻めて行こうという意図で前に出てきているのだが、日本はセカンドボールをしっかりと抑えており、ロシアの攻撃は単発で、日本の守備陣は十分対応できている。
ロシアが優勢になっている展開で、日本は63分、日本のミスで決定的なシーンをロシアに作られ、18番NURISOVがGKと1対1、さらにこぼれ球を拾った9番SHEIDAEVが狙って行くがDFとGKが粘ってゴールを許さず。
押し込んでいるロシアは、66分、18番Ilmir NURISOVに代えて、10番Alexandr GOLOVINを投入する。
日本も二人目の交代で、68分、石田峻に代えて水谷拓を投入する。
後半は、完全にロシアペースの中で、日本は劣勢に立たされてしまうが、最終ラインが耐える事で、何とか失点をせず。
84分、日本は、最後の交代で、瓜生昴に代えて杉本太を投入する。
日本は危ないシーンも作られるが、何とか耐え抜くと、90分にはゆっくりとしたボール回しから、素早くスルーパスで杉本太が抜け出して、GKよりも一瞬早くシュートにいけたが、枠を外して追加点を奪えず。
日本は、アディショナルタイム、ボールを繋いで、隙を窺いながら時間を使い、そのまま試合終了。
日本が、1-0で逃げ切った。

苦戦した後半
後半は、ロシアが前に出てきた事で、少し劣勢な展開になった。
何度か、前半もあったが自分たちのミスで決定機を作らせてしまった部分はあったりと、1点リードだけである事で、少ししんどい時間帯が生まれてしまった。
ただ、最終ラインで、GKの白岡を中心に集中して跳ね返しており、全体で守備意識は高くて、ボールをしっかりと奪いに行く事が出来ていた。
そこからカウンターを見せる事が出来なかった事が、少し、劣勢な展開が続いてしまった要因であり、あそこで、前に出てくる相手をそのまま引き出しておいて、裏を一人か二人でついておいてゴールできなくてもシュートまでもっていく事が出来れば、楽な展開が出来ただろうと思えるので、その部分、何と言うか、試合を通じて、確かに見事なミドルシュートでのゴールはあったが、ボールを持っていても、崩しきれていない、ロシアの守備が良いというのもあるだろうが、攻め切れない試合だった。
リードしているのですから、もっと思い切って攻めずに繋ぐというのでも良いと思えるし、試合終了間際のサッカーは、まさにそういう戦い方で良かったと思えるが、それ以前の部分で、点を取らないとという所での点の取り方はセットプレー以外では見えてこないのは、このチームの弱点か。
非常に良くボールも回るし、動きも良いのだが、得点を奪うというイメージがあまり生まれていない、それが出来ればと思える。
また、守備に関しては、前回大会のチームと同じく全体の守備意識が高いために、全員でフォローしている部分もあるが、押し込まれて劣勢になった部分での対応の甘さが合ったりしたこと、また、あまりロシアの高さでの仕掛けが少なかったのもあったので、問題にならなかったが、前回の岩波拓、植田直のコンビと比較して、茂木力、宮原和のCBは身長で10cm低い、だからこそ、セットプレーなど危険なシーンを避ける試合運びが重要になってきそうだ。

とはいえ、初戦で欧州王者を破った事で、非常に良い形で大会に入る事が出来て、このまま一気に突っ走って欲しいものですね。
関連記事

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する 
名無し及び発言のたびにHNを変える(固定名を使わない)、元の記事に関係の無いコメントなど一般的なマナー違反が発覚した場合、もしくは、公衆良俗に反するような記述など、管理人の判断で、記入者の了解を得ず、一方的に削除いたします。

    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。