2013年10月25日 [06:30]   FIFA U-17 World Cup | スポーツ | U-17/UAE2013 

U-17WC2013 日本 vs チュニジア

U-17WCもGL最終節。
2連勝でGL突破を決めた日本と、同じく2連勝でGL突破を決めたアフリカ代表のチュニジア。
どうせなら首位通過を決めるためにも、そして、自分たちの経験の為にも勝ってしまいたい。

FIFA U-17 World Cup UAE 2013 GroupD
[30]第3節 UAE・Sharjah Sharjah Stadium/5,183人
日本 2-1 チュニジア
(JPN) 坂井大将(87分)、渡辺凌磨(93+分)
(TUN) Mohamed DRAGER(47+分)
日本のスタメンは、こんな感じ。
U-17WC2013日本vsチュニジア
この試合もスタメンを入れ替え、GK林とトップ下に杉森考を入れた事で、全選手がスタメンで起用された。
また、最終ラインもこれまで中盤で起用されていた選手を持ってくるなど、チーム全体のユーティリティ性を示すスタメン構成になる。

前半
チュニジアのキックオフで試合開始。
日本が立ち上がりからいつも通りポゼッションで上回っていくが、しっかりと守備ブロックを作ってくるチュニジアの前に攻め切る事が出来ず、逆にチュニジアがカウンターからチャンスを作り、9分には、中盤からのスルーパスにCBの間をスピードで抜き去った9番HAJ HASSENがGKと1対1になるピンチとなるが、ここはGKの林が見事な飛び出しで守る。
序盤はボールを日本がもっているものの試合の流れはチュニジアと言う展開で、日本はなかなか思い通りに戦えない中で、43分、早くも日本は最初の交代で杉森考に代えて杉本太を投入する。
日本が劣勢のまま、何と前半を終えたい所だったが、アディショナルタイムに、右サイドのスローインから基点を作られてからの中へのクロスに対して、見事な落としから13番DRAGERに強烈なミドルシュートを決められてチュニジアが先制。
ここで、前半終了。

劣勢の前半
日本は、最終ラインも含めて大きくスタメンを代えたこの試合。
中野雅や鈴木徳という前節出場したメンバーも最終ラインで起用と、ベネズエラ戦と同じだったのは仲村京のみという状況での戦いは、正直、どこかチグハグだったように思える。
攻撃に関しては、いつも通りにポゼッションでは上回っているものの、守備ブロックを作るチュニジアの守りを突破しきれず、最後の部分で中に入っていく事が出来ない。
それに対して、縦に早いチュニジアの攻めに日本は危ないシーンを作られてしまって、それでもGK林の好セーブもあって何とか守っていたのだが、終了間際に先制ゴールを奪われてしまった。
攻守両面で、どうにも日本の良さと言う部分が出なかったというか、ボールを持っていると言うのは日本のいつもの戦い方でしょうけれども、どちらかと言うと持たされているという感じもする。
そうやって、前に出た所で、裏を狙ってやられそうになるという部分が多かった。
まずは、最終ラインの立て直し。スピードなどでやられる部分もあるが、何よりも、守り方の部分で誰がいって、誰がカバーするのかの整理が大切になるだろう。
その上で、攻める時は、ベネズエラ戦のように、ゴール前に入る選手と入らない選手の動きによってギャップを作って縦に入れるような事をしていかないと、崩しきれないし、日本の課題である思い切ったミドルシュートなんかもあっても良いだろう。

後半
チュニジアは交代は無く、日本は仲村京に代えて坂井大を投入し、坂井大が左SB、三好康が中盤に入る。
その日本のキックオフで後半開始。
後半になって日本がボールを回して、優勢に試合を進めるようになると、60分、チュニジアは12番Sabri AKROUTに代えて2番Yasser SLIMIを投入してくる。
日本が優勢に試合を進めていく中で、65分には、杉本太の右足シュートが惜しくもポストを叩くなどチュニジアゴールに迫る。
66分、チュニジアは、17番Maher GABSIに代えて14番Nidhal BEN SALEMを投入する。
日本が優勢に試合を進めるが、最後の最後の部分でなかなか決定機を作れない。
75分、チュニジアは最後の交代で8番Chiheb JBELIに代えて7番Mouez ABOUDを投入する。
最後の決め手に欠ける日本は、最後の交代で69分、瓜生に代えて水谷拓を投入する。
なかなか点が取れなかった日本だったが、87分、ゴール前への杉本太のスルーパスに坂井大と19番ARFAOUIが競って最後は坂井大の足に当ってゴールに吸い込まれて、日本が同点に追いつく(OGが、最終的に坂井大のゴールとなる)
最後まで逆転ゴールを狙う日本は、アディショナルタイムに、日本らしいボール回しから相手が出てきた所を一気に裏に抜けた水谷拓がDFを引き付けてから中に流すと、フリーの渡辺凌がゴールに押し込み、日本がついに逆転。
そして、試合終了、日本が3連勝でグループDを首位通過。

勝った事は良かった
勝った事は良かった。
見事な首位通過で、ま、強豪国、優勝を争う国になると、この辺はベスト16の対戦相手を考えて勝敗をコントロールする事もあるが、何よりもやはり、この年代はとにかく全力で当たって、その上で自分たちの力を量っていく事が大切。
勝ってGLを首位通過した事は紛れもなく良かった。
とはいえ、吉武監督が狙ったユーティリティ性の部分で、スタメンを入れ替えたのが、正直裏目に出た試合だったように思えて、前半は、前線でボールが縦に入らなければ、守備陣もチグハグで裏を取られたりした。
その問題点を後半は、多少なりとも改善した事で、自分たちが前に仕掛けて行く事が出来るようになった事で、後半はポゼッションが攻撃に繋がった。
それでも相手の守備の前になかなか決定機が作れなかったので、正直負けるかとも思ったが、終了間際に立て続けに2得点を奪って勝利を掴んだ。

同点ゴールは正直言って、この代表に足りなかった部分と言うか、何が何でもゴールするんだという所で、確かにスルーパスまでは日本らしいのだが、そこで相手DFと競り合ってゴールを奪った事は見事。
そして、逆転ゴールは何よりも日本らしい、ボールの繋ぎから隙をついて一気に縦に入れてギャップを作って最後にフリーの選手がゴールという形。
終わってみれば逆転勝利で、しかも、日本に足りない部分、日本らしい部分の両方のある2ゴールで勝利できたことは、この後の戦いでプラスになるだろう。

その上で、吉武監督の考えは分かるが、あまりに入れ替えを頻繁にする事も、日本のサッカーを見失う結果になりかねない。
スタメンを固定する必要は無いが、ある程度、軸をはっきりとさせた形でベスト16以上を戦う必要があると思えますね。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。