2013年10月27日 [19:35]   鹿島アントラーズ | スポーツ | Jリーグ/2013 

J1/2013 第30節 鹿島 vs 川崎F

カウントダウンが始まり、残り5節となるJ1第30節。
前節浦和との直接対決で敗れて、一つ順位を下げたものの首位との差が勝点6の5位につける鹿島。
その鹿島と勝点差が2の6位、まだまだ可能性を捨てていない、現在3連勝中の川崎F。
優勝争い、ACL出場権争いの最後の挑戦権をかけた5位と6位の対決。

Jリーグ2013 Division1 第30節
県立カシマサッカースタジアム/18,293人
鹿島 4-1 川崎F
(鹿島) 土居聖真(20分)、大迫勇也(44分)、山村和也(56分)、遠藤康(61分)
(川崎F) OG(91+分)
ホーム鹿島のスタメンは、21 曽ヶ端準、24 伊東幸敏、5 青木剛、4 山村和也、6 中田浩二、20 柴崎岳、40 小笠原満男、25 遠藤康、28 土居聖真、8 ジュニーニョ、9 大迫勇也の4-2-3-1。
アウェー川崎Fのスタメンは、1 杉山力裕、3 田中裕介、5 ジェシ、2 伊藤宏樹、23 登里享平、20 稲本潤一、6 山本真希、14 中村憲剛、11 小林悠、13 大久保嘉人、10 レナトの4-1-2-3。

鹿島が勝利
両チームとも縦に早い攻めを見せて、どちらかと言うと川崎Fの方が圧しているかと思われたが、20分、曽ヶ端が一気に前線に送ったボールを大迫勇が競ってこぼれたボールを、田中裕がミスキック、パスにしては弱いボールを奪った土居聖が、そのままジェシをかわしてシュートを決め、鹿島が先制。
1点を追う川崎Fは攻勢を仕掛けて、セットプレーからチャンスを作るなど川崎Fにも得点の可能性があるが、44分、左サイドでスローインのチャンスを作ると、一瞬の隙をつくように、ジュニーニョがギリギリからのクロスを入れるとニアサイドに走り込んだ大迫勇が合わせてゴール、鹿島が2点目を奪う。
後半に入ると、鹿島ペースの試合展開になって、56分には、左CKからファーサイドの一番外で山村和が後ろに飛ぶような形でヘディングシュートを決め、更に59分には遠藤康へのロングフィードから中に流したボールを土居聖がシュート、これはバー直撃だったが、61分には、同じくロングフィードで裏に出た伊東幸がトラップから一旦戻したボールを遠藤康が完全にフリーで狙いすましたミドルシュートを決めて、鹿島が4点を奪う。
鹿島ペースで試合が進むが、終盤にきて、鹿島のペースが少し落ちたのか、川崎Fが攻勢を仕掛けると、終了間際のアディショナルタイム、右サイドでワンツーから小林悠が抜け出してゴール前にグラウンダーのクロスを入れると大久保嘉との競り合いで柴崎岳がカットするも、そのままゴールに入れてしまい、OGで川崎Fが1点を返す。
しかし、そのまま試合終了で、鹿島が4-1快勝。

守備の差が出た試合
両チームとも得点力は高く、失点は少ないとは言えない。
だからこそ、立ち上がりからお互いに縦に早い攻めでゴール前に迫っていったのだが、そこでは、川崎Fが一歩上回ったというか優勢な展開だった。
ただ、そこで失点を許さず、川崎Fのミスに付け込んで、鹿島が先制した後は、鹿島のらしい試合運びで試合を制した。
その差は、やはり守備意識の差であったのかもしれない。
確かに、お互いに攻めと守りをしっかりとバランスを取ろうとしていたのだが、鹿島の方が一歩上回り、前線からしっかりとプレスを仕掛けて潰していった。
先制点は、そういう前線からのプレスが決まって、相手のミスを誘ったという事も出来るだろう。
そして、プレスが出来なかった部分で、鹿島の4点目などは、遠藤康が完全にフリーになっていた。
最後まで大久保嘉に好きにさせず、それが結果としてOGになったが、その守備の差が両チームの結果の差に繋がった試合だと言えるだろう。

守備の課題
先に書いたように、この試合の勝敗を決めたのは守備の差であったと言える。
川崎Fの特徴は確かに攻撃力であるが、ここ数試合は失点が多く、何よりも決して守備を疎かにしている訳ではないだろうが、攻撃の意識が強く、バランスを崩してしまう事が多くある。
ミス自体は仕方が無い、だからこそ先制点のようなミスは、無しに出来れば当たり前だが良いが、それ以上に、問題なのは、2点目のシーンだろう。
ジュニーニョに対して二人がプレスを仕掛けていたのだが、一瞬ボールが出るかと思われた瞬間に一瞬プレスが緩んだ為にクロスを入れられてしまった。
また、前掛かった事で裏を狙われるのは、当たり前であり、その前にも裏へと落とされて土居聖のシュートまで行かれたが、同じパターンで遠藤康のゴールを許した。
前に出るのも大切だし、それが川崎Fの武器ではあるのだが、その武器を効果的に使う為にも、守備への戻りももう少し考えるべきではないだろうか。

怪我の功名
この試合、ダヴィが出場停止で、土居聖をスタメンで起用したら、その土居聖が見事な活躍を見せた。
これまでの2トップでも、決して守備を疎かにしていた訳ではないが、大迫勇の1トップにしたことで、中盤でラインを作って高い位置からプレスを仕掛ける事が出来て、それが、稲本潤と中村憲、山本真の間を分断する事が出来た。
その上で、稲本潤の両サイドのスペースをついていく事が出来たという事で、鹿島にとっては、上手く噛み合って有利に戦えた試合だった。
また、土居聖が前線で上手く大迫勇をフォローする事で、大迫勇も動きやすかった。
どうしても、ダヴィが出場した場合、大迫勇がそのフォローに回るような形になり、それ自体は決して悪いわけでも無く、大迫勇のオールマイティな能力を見せてくれるのだが、大迫勇の得点力を活かすという意味では、土居聖との縦の関係は、鹿島に新しい武器となり、しかも、一時期の課題となっていた世代交代の部分で、21歳の土居聖という存在は、鹿島の将来性もプラスになる。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。