2013年11月09日 [22:30]   FIFA U-17 World Cup | スポーツ | U-17/UAE2013 

U-17WC2013 ナイジェリア vs メキシコ

U-17WCの決勝。
今大会の優勝候補の一つであり、4度目の優勝を狙うナイジェリア。
対するは、今大会優勝候補筆頭であったブラジルをPK戦の上倒し、2連覇を狙うメキシコ。
ナイジェリア、ブラジルに並ぶ3度目の優勝を狙うメキシコと、単独最多優勝を狙うナイジェリア、同じグループF同士の決勝。

FIFA U-17 World Cup UAE 2013
[52]決勝 Abu Dhabi Mohammed Bin Zayed Stadium/20,018人
ナイジェリア 3-0 メキシコ
(NGA) OG(9分)、Kelechi IHEANACHO(56分)、Musa MUHAMMED(81分)
ナイジェリアのスタメンは、1 Dele ALAMPASU、2 Musa MUHAMMED、3 Samuel OKON、4 Akinjide IDOWU、6 Aliyu ABUBAKAR、8 Abdullahi ALFA、10 Kelechi IHEANACHO、11 Musa YAHAYA、14 Chidiebere NWAKALI、18 Taiwo AWONIYI、19 Zaharaddeen BELLO
メキシコのスタメンは、1 Raul GUDINO、3 Salomon WBIAS、4 Pedro TERAN、5 Osvaldo RODRIGUEZ、7 Luis HERNANDEZ、9 Alejandro DIAZ、11 Ivan OCHOA、14 Erick AGUIRRE、16 Ulises RIVAS、18 Omar GOVEA、19 Ulises JAIMES

ナイジェリア4度目の優勝
序盤、積極性をいせたのはナイジェリアだったが、メキシコの方が先に決定的なシーンを作ったが、そのメキシコの決定機からのカウンターで、ナイジェリアがスピードで3対1の状態を作り出して、最後は11番YAHAYAがシュートに行くよりも一瞬早くDFが蹴ったボールがゴールに入り、OGでナイジェリアが先制。
メキシコも仕掛けるようになって、何度となくチャンスを作るが、シュートはナイジェリアGKのALAPASUの好セーブに阻まれる。
ただ、ナイジェリアはスピードがあり、一瞬の隙で、一気に相手ゴール前まで攻め込んでいく。
後半に入って攻めに入りたいメキシコだったが、56分、今度はボールを繋いで、攻撃を仕掛け、右サイドの2番MUHAMMEDの強烈なミドルシュートをGKが弾いた所に狙い澄まして10番IHEANACHOが飛び込んで押し込みナイジェリアが追加点を奪う。
メキシコは攻撃に出たいが、ナイジェリアペースの展開のまま試合が進み、79分には、ゴール前でワンツーで抜けようとした10番が倒されてFKを得ると、この正面で得たFKを2番MUHAMMEDが右上隅に蹴り込んで、ナイジェリアが決定的な3点目を奪う。
その後も、ナイジェリアがゲームを支配したまま試合終了して、4度目の優勝を決めた。

力の差を見せたナイジェリア
前回大会を快勝したメキシコだったが、この試合は、ある種完敗だった。
元来、U-17の大会は、チームとしてのサッカーと言うか、組織的なサッカーよりも、単純な個の身体能力の差が結果に繋がった。
しかし、前回大会などでは、メキシコが勝ってというか、若い世代のサッカーでも組織的なサッカーが出てきて、単純な個の力を封じることが出来るようになった。
その証拠が、前回のメキシコの勝利と、ここ数年の日本のU-17代表の活躍も、この組織力の部分が大きいだろう。
それが、この試合では、再びナイジェリアが圧倒的な個の力を見せた。
こう書くと語弊があるが、ナイジェリアのサッカーは、決して、昔のような個人の力に頼ったサッカーと言うよりも、2点目のシーンでみせたようなパス回しだったり、それ以外でも組織的な守備だったりができていた。
その上で、GKの個人的な力と、攻撃陣のスピードという個人の力を見せた。
組織と個で言えば、個の力に頼っている割合が大きいものの、それが、メキシコのサッカーを粉砕したのは間違いない。
バルセロナとスペインのサッカーによって、今の世界の潮流が、一時、組織的な完成されたパスサッカーだったのを、バイエルンやドイツを中心とした、フィジカルで粉砕する方向にサッカーが向いている中で、U-17の世界でも再び個の身体能力の強さがサッカーを支配するようになってきたと考えることが出来るかもしれない。

日本にとって
今回の日本代表は、残念ながらスウェーデンに敗れてしまった。
そのスウェーデンは、3位になった。
日本にとって負けたのは残念でしたし、試合自体は完全にやられてしまっていたので、今更、勝てたという事は無い。
但し、日本がもし勝っていれば、ま、ホンジュラスにも勝てれば、このナイジェリアとも対決できた。
運良くというのか、悪くというのか、日本はGLを含めて、相手が圧倒的な個の力でサッカーをするような事は無かったのだが、出来れば、このナイジェリアと戦う事で、個の力を活かした相手との経験を積みたい所だった。
日本は、アジアで戦っている間は、どうしても、中東勢が相手でも、ここまでの個の力を見せる相手は少ないし、力のある相手は少ない。
日本にとって、この力を経験する事が出来れば良かったのにと思わなくもない。
そう考えると、日本にとって、経験すべきは、例えば、U-17世代の頃は、アフリカの強豪国と言うべき相手と戦う経験を積む事、U-20くらいになってきたら、欧州の中でもドイツや北欧のようなフィジカルの強い相手と戦うなど、世代に則した対戦相手と対決しての経験を積んで、それにどうやって勝つのかを考えていく事が大切になってくるかもしれませんね。
再び、フィジカルサッカーの時代になるとすれば、体格的に不利になる日本にとって、それとどう戦うかを作っていく事が大切になるだろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。