2013年11月11日 [20:56]   映画の感想 | 映画 | 実写映画感想 

清須会議を観てきました

以前から多くのCMがあって、気になっていたので、いつも通り初日の朝一に「清須会議」を観てきました。

いつも通りのネタバレもありますので、ご注意を。
ちょ、スタッフロール!(^^;ゞ

出演者をあいうえお順で書くのもどうかと思いましたが、山寺宏一(さまざまな声)とか・・・
他にも特殊かつら製作(大泉洋)とか・・・
そして、何よりも思ったのが、原作と脚本と監督として、三谷幸喜がスタッフロールの途中に、他のスタッフと変わらない大きさで出てくるって、あれは気付かない人もいるんじゃないか?
ま、確かにCMとかで三谷幸喜監督作品と言われているので、わざわざ出さなくてもいいのかもしれないが、やっぱり、監督は最後とかに出てくるべきじゃないのかな。

さて、内容については、清須会議自体をコミカルに描いているのですが、その裏で行われているドロドロの陰謀劇もしっかりとあって、軽くコメディと観ても面白いし、深く突っ込んでも面白い作品ですね。
例えば、終盤で信包が秀吉に織田家を滅ぼせと言う事を言うが、確かにその後、彼自身は秀吉の話相手と言うような役目で権力志向が無かった事もあって、生き延びていく。
対して、才能があったかもしれないが、信孝は、結局秀吉に逆らって殺されるし、同じく信雄はバカだからこそ生かされたが、歴史の表舞台からは消え去った。
ようは、この清須会議の後、織田家は歴史の舞台から消えるのだが、それが、この会議で肝心の織田家の人間が排除されていた事からも分かるんですよね。
実際の歴史書などを読めば、この清須会議は長秀が秀吉側についたことで勝負がついたのですが、それに至るまでの流れが非常に面白い。

実際に考えているのは、長秀と秀吉のみで、恒興は完全に長いものに巻かれろですし、何よりも肝心要の勝家は全く考えていないと言う、ある意味、それぞれのキャラクターを凄く深く突っ込んどきながらも面白くしている。
何よりも戦バカの勝家は、織田家の行く末よりも何よりも、お市の事だけを考えている。
実際の史実で、この後、勝家のところにお市は嫁ぐが、見方次第では、秀吉が自分が足場を固めるまでの時間稼ぎの為に利用したというのもあるが、今回に関しては、お市が自らの陰謀の一つとして嫁ぐという所でしたね。
徹底的に秀吉と、信長を嫌って、それにギャフンと言わせるために、勝家に嫁ぐと言う解釈は面白く、その為に、その後勝家が敗れた後、秀吉の元に行きたくないから共に死んだんだろうかと思ったりね。
ただ、一番の陰謀家が、まさかの松姫だったりね。この辺、剛力の演技が下手なのも上手く利用したように思えますね。

色々な人と人との関係を浮き彫りにしながらも、それぞれが自分の考えの下に動いて、それでいて、最終的に秀吉が勝ったという清須会議の裏事情が出てきた面白い作品で、歴史が好きなら一見の価値はあると思いますね。

ま、突っ込みどころで言えば、清須城が小さすぎるというか、お市や信包が住んでいる場所と、宿老陣が宿泊する場所が同じっておかしくないか?
秀吉の部屋からお市の部屋が見えるって、それで言えば、もっと他に信長の奥さん連中だったり、信包をはじめとした、織田家の人間の奥さん連中はどこだって話ですしね。
更に、パンフをみて、部屋割りがあったんですが、これ良く考えているが、無茶苦茶だなぁって・・・
しかも、それぞれの部屋として違いを出しているが、そうなると、それぞれがその部屋って決まっていた訳で、清須に来た場合は、その部屋って事だとすると、何で秀吉に部屋があるんだって事になるしね。
遅刻したとはいえ、一益の部屋が無いし、宿老に昇格した恒興の部屋も無ければ、逆に家臣として雑魚寝をしていた、成政と利家などの部屋があるのも不思議ですしね。
こだわり過ぎた結果、おかしなことになっているように思えますね。

ほとんど時代劇らしさが見えない(見た目くらい)時代劇ではあるが、本当に単純なコメディだけでなく、歴史的な事も考えながら観ると、更に面白いという良い作品で、一見の価値ある映画だったと思いますね。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。