2013年11月26日 [21:06]   京都サンガF.C. | スポーツ | Jリーグ/2013 

J2/2013 最終節 京都 vs 栃木

ついにJ2最終節。
既に3位が確定している京都と6位以内に入れない9位の栃木の試合。
ある意味、消化試合の感があるが、京都としては昨季最終節で負けて3位となり、そのままPOでも敗れた為に、POへと繋がる勝利で最終節を終えたい所。

Jリーグ2013 Division2 最終節
京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場/10,500人
京都 1-2 栃木
(京都) 秋本倫孝(94+分)
(栃木) 廣瀬浩二(38分)、クリスティアーノ(79分)
ホーム京都のスタメンは、21 オ・スンフン、26 下畠翔吾、3 染谷悠太、20 バヤリッツァ、6 黄大城、4 秋本倫孝、16 福村貴幸、10 工藤浩平、18 倉貫一毅、9 三平和司、14 山瀬功治の4-2-2-2。
アウェー栃木のスタメンは、21 鈴木智幸、17 山形辰徳、19 赤井秀行、5 チャ・ヨンファン、14 菅和範、7 パウリーニョ、28 菊岡拓朗、8 廣瀬浩二、32 近藤祐介、11 クリスティアーノ、9 サビアの4-2-2-2。

最終節は栃木が制す
立ち上がりから積極的に栃木が仕掛けてくると、7分には、右CKからのボールをニアサイドでクリスティアーノがヘディングシュート、オ・スンフンも一歩も動けなかったのだが、これはポスト。
すると、今度は京都がパスを繋いで左サイドからのクロスを三平和が落として山瀬功がミドルシュートに行くが、これはDFにブロックされるも、お互いに良いシーンを作り出す。
徐々に栃木が出足で京都を上回りだして、それに合わせて試合は栃木が支配しだすと、京都も33分には、CKから惜しいシーンを作るが、栃木のシュートはポストにバー、京都の攻撃はGK鈴木智が好セーブを見せてゴールを奪えず。
どちらが先に点を取るかと思われた38分、左サイドからのロングスローでニアサイドに入った廣瀬浩が上手くダイレクトで合わせてゴール、栃木が先制をする。
後半も立ち上がりこそ京都がペースを握るが、徐々に栃木が優勢に試合を進めだして、79分、クリスティアーノが個人技で、切り返し一発で京都のDFを置き去りにすると、そのままGKとの1対1を決めて、栃木が決定的な2点目。
終盤、アディショナルタイムに、左CKからの混戦の中で秋本倫が押し込んで京都は1点を返したものの、そのまま試合終了、栃木が勝利。

モチベーションの差か
この試合にかけるモチベーションの差が出たような試合になったかもしれない。
京都は既に3位が決まり、POの出場権を決めていた、対して、栃木は確かにPOの出場権は無かった。
ただ、この試合に対して、京都は既にPOを視野に入れたような戦い方であったのか、少し消極的な入り方をした。
それに対して、思い切った栃木のサッカーが主導権を握る展開になったのは、そのモチベーションの差だったのかもしれない。
それでも、京都はチャンスを作る場面もあったが、総じて、出足の部分で思い切りくる栃木に対して京都は後手に回った。
確かに、負傷者の多い京都としては、これ以上の無理は出来なかったという事も言えるかもしれない。
しかし、それでも最終節でホームに1万人が入った試合でのプレーにしても、そして、今季の集大成としては、少々物足りない内容だったと言えるだろう。
とはいえ、モチベーションの差と言うのは、どうしても発生する。
POが生まれて、6位まで昇格の可能性が出来た事で、J2でも終盤まで分からないという結果になったものの、そもそも22チームと言うチーム数から、最終節の前にPOも降格も無くなるクラブも出てくる。
そうなった時にでも、どうやってモチベーションを維持して戦うのか、最終節で何もかかっていない試合においても、試合としてどうやって観客を楽しませるのかというのも大切だろう。

2年連続嫌な流れ
昨季は、2位から最終節に敗れて3位に落ちてPOに回った京都。
その結果、最終節に勝って6位に入った大分に対して、有利である筈のPO初戦を落として昇格を逃した。
その反省を踏まえれば、既に3位が決まっている状態であるとはいえ、京都としては良い形でPOを迎えるためにも勝たないといけない試合だったと思える。
にもかかわらず、この試合の京都はどこか物足りないサッカーだった。
とにかく、ボールに対する反応が鈍くて、セカンドボールを相手に拾われる展開だった。
確かに栃木のサッカーが良かったというのもあるし、研究されていたというのもあるだろう。
それにしても、京都としては、もう少し流動的な動きが持ち味であったと思うのだが、それがとにかく出なかった。
ボールに対するプレーが遅く、結果として、栃木に良いようにやられた、厳しい事を言えば、栃木のシュートがポストやバーに嫌われたおかげで2点ですんだが、そうでなければ、4点から5点は取られていた試合だった。
順位以上に、この試合における両チームの出来は、それだけの差があり、同時に、非常に嫌な形でPOを迎える事になってしまった。

最終節で出来た栃木のサッカー
この試合の栃木のサッカーは非常に良かった。
ボールに対して、奪われればすぐにプレッシングにいくと同時に、二人目、三人目がしっかりとカバーをしており、奪えることが出来なくても、遅らせるだけでなく自分たちのやりたい方向に相手を誘導するような守備が出来ており、その上で、全体がコンパクトなために、奪った後にはすぐに人数をかけた攻めに転じることが出来る。
しかも、人数をかけているために、セカンドボールを拾える率も高く、京都に対してポゼッションでも上回っていたように思える。
こうなってくると相手は、思い通りのサッカーが出来なくて、自分たちが主導権を握れるのは自明だろう。
但し、問題があるとしたら運動量を要求される部分があるので、90分間通すのは難しい。
それを、栃木は上手くボールを回してゆっくりする場面などメリハリも作った。
得点自体と言うか、最後の部分で課題を残したものの、クリスティアーノの個人技であったり、自分たちの武器であるクリスティアーノのロングスローと言うのを活かしきった。
このサッカーがコンスタントに出来るという前提に立つのであれば、来季の栃木は昇格するだけの力を持っていると言えるだろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。