2013年12月03日 [20:12]   京都サンガF.C. | スポーツ | Jリーグ/2013 

J1昇格プレーオフ/2013 京都 vs 長崎

J1への昇格を決めるプレーオフ準決勝。
2季連続3位で終えた京都と昇格1年目にして6位でPOの舞台に駒を進めた長崎。
優勝候補の一つで古豪と言うべき京都と新鋭の長崎と言う両極の対決。

Jリーグ2013 J1昇格プレーオフ 準決勝
京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場/12,387人
京都 0-0 長崎
ホーム京都のスタメンは、21 オ・スンフン、2 酒井隆介、3 染谷悠太、20 バヤリッツァ、16 福村貴幸、4 秋本倫孝、10 工藤浩平、18 倉貫一毅、9 三平和司、17 横谷繁、14 山瀬功治の4-1-2-3。
アウェー長崎のスタメンは、21 金山隼樹、3 藤井大輔、2 山口貴弘、4 髙杉亮太、26 金久保彩、16 岩間雄大、22 井上裕大、11 神崎大輔、29 奥埜博亮、18 佐藤洸一、19 小笠原侑生の3-4-3。

スコアレスドロー
立ち上がりは長崎が良い形で入ったように見えたが、京都が押し返してチャンスを作ると、24分には右CKからファーサイドの秋本倫のヘディングシュートに行くがGK金山隼が好セーブ。
とはいえ、試合の主導権はどちらかと言うとシンプルに前線に当てる長崎の狙いの通りと言える。
京都も何とかしようとするが、試合は長崎ペースのままで、京都はGKオ・スンフンの好セーブで相手の得点を許さず、耐えるような展開。
どちらもゴールが奪えないまま、時間が経過して、結局スコアレスのまま試合終了、ドローの為に京都が準決勝を突破。

膠着した試合
これは、もう完全に個人的な感想にすぎないのですが、とにかく一発勝負の試合にしては、どこか消極的な姿勢が目立ったようにも思える。
この辺は、長崎側というよりも京都側の問題が大きい。
長崎は勝たないといけないだけに、序盤から積極的に試合に入った。それに対して、負ける事だけが問題となる京都の方は、どこか受け身になっていた。
そう考えると、教徒が消極的になるのは仕方がないのかもしれないが、それが試合を膠着させてしまったのだとしたら、残念な試合内容だったかもしれない。
京都も途中でチャンスを作る場面もあったものの、総じてゲームは長崎ペースであり、京都は、オ・スンフンが当たっていたこともあって耐え抜けたともいえるだろう。
折角のPOの試合にしては、いまひとつ物足りない試合だった。

乗せられた京都
序盤から積極的に来る長崎のサッカーに対して、中盤でのプレッシングを嫌ってしまった部分もあり、京都は自分たちのサッカーではなく長崎のサッカーに付き合ってしまった。
中盤を飛ばして、前線へと急ぐサッカーをしてしまった結果、京都のポゼッションサッカーを失って、中盤の工藤浩と倉貫一は、消えてしまうことが多く、何とか前線の3枚が個人技を絡めてチャンスを作るものの単発という所だった。
京都の持ち味であるポゼッションを活かしたサッカーを展開するためにも、落ち着いて中盤でボールを持つひつようがあったのだが、それをさせなかった長崎の守備が良かった部分と同時に、自分たちがやるべきことを見失った京都の不甲斐なさは反省するべきところだろう。
チームとして、負傷者がある程度戻ってきた事で、最近採用していたシステムから、4-1-2-3に戻したのだが、それによって発揮されるべき流動的な動きを失ってしまっては意味がない。
ドローとはいえ、これで決勝に駒を進めて、徳島との試合に勝つか引き分ける事で、J1への復帰を果たすことができる。
神戸とG大阪が復帰を果たしたことで、再び関西勢唯一のJ2という汚名を着ないためにも、昇格を果たしたいところではあるが、この試合のように、相手に付き合って自分たちのサッカーを見失うようでは、今後、もしJ1へと行けても、エレベータークラブになってしまうだけだろう。
それを避けるためにも、相手に合わせるのではなく、自分たちのサッカーに引き込む事が重要になってくる。

決めきれなかった長崎
この試合の主導権は、間違いなく長崎が持っていた。
前線からの素早いプレスと奪ってからの早い攻め、サイドに展開してからのクロスや京都のDFラインの裏を突くようなパスなど、とにかく京都に対して優勢に試合を進めることができた。
ただし、優勢なゲームながら決めきれないという点、今期何度かあった長崎の欠点というべきところが出てしまったように思います。
決めきることができるストライカー、口にすれば簡単ですが、実際にはJ1でもそうそういないような存在であり、だからこそ、各チームほしいと考える存在だと言える。
今のままのサッカーを進化させていくことでも、十分に長崎は結果を出せるように思える。
何より、まだ昇格1年目であり、最上ともいえるような結果を出したシーズンだった。
であれば、あわてることなく、この自分たちのサッカーをしっかりと熟成していくことで、その上で、得点を取れる選手をプラスアルファとして獲得するという、一歩一歩進化していくことも大切だろう。
この試合、決めきることができなかった為に勝つことができず、ここで今季を終えることになりましたが、だからと言って、悲観するべき状況にはなく、自信をもって来季も戦ってほしい、それだけのサッカーをしてきたと言えるでしょう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。