2013年12月07日 [17:48]   川崎フロンターレ | スポーツ | Jリーグ/2013 

J1/2013 最終節 川崎F vs 横浜M

今季のJ1も最終節。
現在首位、前節敗れてしまったが、勝てば文句なく優勝を決める事が出来る横浜M。
対する川崎Fも現在は5位だが、勝てば3位になる可能性を残している。
引き分け以下だと得失点差で優勝を逃す可能性がある横浜Mとしては、勝って優勝を決めたいが、難しい試合になる事は間違いない。

Jリーグ2013 Division1 最終節
等々力陸上競技場/20,151人
川崎F 1-0 横浜M
(川崎F) レナト(54分)
ホーム川崎Fのスタメンは、21 西部洋平、3 田中裕介、5 ジェシ、4 井川祐輔、23 登里享平、6 山本真希、20 稲本潤一、16 大島僚太、14 中村憲剛、10 レナト、13 大久保嘉人の4-2-3-1。
アウェー横浜Mのスタメンは、1 榎本哲也、13 小林祐三、4 栗原勇蔵、22 中澤佑二、5 ドゥトラ、8 中町公祐、27 富澤清太郎、7 兵藤慎剛、25 中村俊輔、11 齋藤学、18 マルキーニョスの4-2-3-1。

川崎Fが勝利
両チームとも中盤での攻防が激しい試合になり、9分には横浜Mがカウンターで決定機、中澤佑が一気に前線へとボールを送ると小林祐が抜け出し、登里享が止め、こぼれ球をマルキーニョスが狙うが西部洋が止める。
ただ、時間が経過するにつれて川崎Fの方が早い攻めを駆使して優勢になりつつあるが、攻めきる事は出来ず、どちらも決め手に欠く。
川崎Fが右サイドで優勢になって、49分には前線で中澤佑のクリアしようとしたボールを大久保嘉がカット、PA外まで榎本哲が出てきてヘディングでボールをクリアするが、これが小さく、川崎Fが拾って決定機になるが大久保嘉へのパスは中澤佑が読んでいてカット。
押し込んでいく川崎Fは、大久保嘉が思い切った強烈なミドルシュート、これを榎本哲が弾くと、素早い出足で大島僚が拾って、中へと折り返すと、レナトが無人のゴールに蹴り込み、54分、川崎Fが先制。
得点を奪いに行きたい横浜Mだが、セットプレーのチャンスも何度か作る事も出来るが、後一歩最後の部分で行ききれない。
点を取りに行く横浜Mはリスクを冒してでも前線へと人数をかけて、栗原勇も前線に上げるなど、完全にバランスを崩してでも点を取りに行くが、川崎Fも強かにシンプルに跳ね返して行く。
アディショナルタイム、横浜Mが猛攻を仕掛けて行って、齋藤学、マルキーニョスと惜しいシュートとなるが、GK西部洋が好セーブを見せて、横浜Mは押し込むことが出来ず、最後は、中村俊のFKで右下隅に狙ったボールも、GK西部洋がセーブ、その後のCKをクリアして、川崎Fが勝利。

横浜Mが優勝を逃す
ゲーム全体を通じて、川崎Fの方が強かさがあったように思える。
横浜Mも川崎Fも相手の中盤を封じに行った所で、横浜Mは、中町公と富澤清は中村憲へのマークに行ったのに対して、川崎Fは、中町公や富澤清から前に出る部分を狙って行くという守りで横浜Mの前線との間に壁を作った。
そのやり方がはまった事と同時に、ある意味無謀とも言える位、右SBの小林祐がポジションを上げて、前線へと仕掛けて行く事で、横浜Mは左サイドのドゥトラが上がって行く事が出来ず左サイドを封じられてしまった。
そうやって、横浜Mの良い部分を封じた上で、徐々に試合の流れを川崎Fが制すると、後半は、立ち上がりから仕掛けて行って横浜Mが後手に回った所で、川崎Fが先手を取って先制点を奪った。
ゴールシーンに関しては、まさに川崎Fが先手を取っているという部分、大久保嘉へのプレスが遅れた隙をついたシュートから、弾かれたボールを素早く反応したのも川崎Fの大島僚であり、遅れてプレスに行った事でゴール前が空いて、そこをレナトにつかれた。
まさに後手に回った横浜Mに対して先手をとった川崎Fがゴールを奪う事が出来た後も、川崎Fが先手を取り続け、終盤には、漸く思い切って横浜Mがバランスを崩して攻めるようになってリズムを掴んだものの、川崎Fが冷静に対応し続けて勝ち切った。
横浜Mとしては、結果・内容ともに横浜Mにやられてしまって、優勝を逃すという試合になった。

良さが出なかった横浜M
ベテランが多い横浜Mは、経験豊富な選手が多く、状況に応じて戦い方を考える事が出来る強みがあった。
ただ、この試合の横浜Mは、前節もそうでしたが、そういう良さが無くなった。
確かに選手個々の経験で良いプレーを見せている部分もあったのだが、チームとしての部分で川崎Fに封じられた時に、個で打開する事が出来なかった。
左サイドを封じられた中で、何とか攻め手を見出したいところだったのだろうが、結局、最後まで左サイドのドゥトラが前に出ることが出来ず交代する事になった。
終盤に思い切った手を打って、とにかく点を取りに行くんだという我武者羅さが出た事で、惜しいシーンが生まれたのだが、それ以外では、ほとんどチャンスらしいチャンスを作っていく事が出来なかった。
ベテランの良さは良さとしてあるが、若さと言う部分での伸び代や思い切りと言う部分での良さを発揮できるようになる事、それが、逆にこの終盤戦、ラスト2試合での冷静さがかえって勢いを殺ぐことになって、勝ちを強引にでももぎ取るという事が出来なかった事、それが、横浜Mの良さすら失わしてしまう結果になったのかもしれない。

強かだった川崎F
横浜Mを研究し尽くしたような川崎Fの勝利だった。
立ち上がり早々に決定機を作られた後は、最後まで自分たちが試合の主導権を握っており、終盤では、横浜Mが形振り構わない猛攻を仕掛けてきた所で、危ないシーンがあったが、西部洋の好セーブもあって耐え抜いた。
また、確かに猛攻を喰らって、終盤には下手すると逆転されたかもしれないという展開ではあったが、しかし、要所はしっかりと抑えており、更に無理に繋ぐとかではなく、確かに押し込まれたが、それを想定しながらもシンプルに跳ね返すだけ、後は、もし大久保嘉などがクリアボールを拾えば、そこで時間をかける。
しっかりとキープして相手の攻撃を切りたいと思う所だが、無理に繋ごうとして奪われた方が、守備が整わないという事を考えてだろうが、一旦跳ね返してブロックを作り直す。
そういう強かさ、猛攻を受けながらも、何をすべきかを冷静に判断した戦い方は、横浜Mに対して完全に上回った。
結果として、最後まで冷静に川崎Fが対応しきった事で、横浜Mに対して、見事な勝利をおさめる事が出来た。
この試合だけで言えば、川崎Fの方が横綱相撲と言うべき強さを発揮したように思える。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。