2013年12月10日 [21:25]   浦和レッズ | スポーツ | Jリーグ/2013 

J1/2013 最終節 浦和 vs C大阪

今季のJ1も最終節。
4位浦和、6位C大阪ともに優勝の可能性は無いものの、共に勝てば、3位以内に入ってACLへの出場権を得る事が出来るだけに、勝つためのモチベーションは残している両チームの対決。

Jリーグ2013 Division1 最終節
埼玉スタジアム2002/54,905人
浦和 2-5 C大阪
(浦和) 原口元気(24分)、興梠慎三(72分)
(C大阪) 杉本健勇(40分)、南野拓実(46+分、86分)、柿谷曜一朗(53分、76分)
ホーム浦和のスタメンは、1 山岸範宏、46 森脇良太、4 那須大亮、5 槙野智章、14 平川忠亮、13 鈴木啓太、22 阿部勇樹、3 宇賀神友弥、8 柏木陽介、24 原口元気、30 興梠慎三の3-4-2-1。
アウェーC大阪のスタメンは、21 キム・ジンヒョン、17 酒本憲幸、3 茂庭照幸、23 山下達也、14 丸橋祐介、6 山口螢、2 扇原貴宏、9 エジノ、20 杉本健勇、13 南野拓実、8 柿谷曜一朗の4-2-3-1。

C大阪が快勝
立ち上がり早々、興梠が抜け出して浦和にチャンスが生まれるが、山下達が良く戻ってシュートコースを無くし、キム・ジンヒョンのポジションニングも良くてシュートを枠に飛ばせず。
両チームとも攻撃を仕掛ける展開だが、C大阪が少し下がった位置で守備ブロックを作る分、浦和がボールを持てるようになってくると、24分、浦和はC大阪のクリアボールをカットすると、最後は柏木陽からのスルーパスを受けた原口元の強烈なシュートがC大阪ゴールに突き刺さり、浦和が先制。
浦和が試合の主導権を握って、優勢に試合を進め、35分には、カウンターから原口元が抜け出して、絶妙なパスを興梠に出すが、ここは飛び出したキム・ジンヒョンがブロック、このこぼれ球を柏木陽がシュートにいくが、これは枠を大きく外す。
劣勢のC大阪だったが、40分、右サイドからの低いクロスが杉本健の足下に入って、トラップから左足でのシュートが、鈴木啓の足に当ってループになったシュートがGKの頭の上を越えてゴールに吸い込まれて、C大阪が同点に追いつく。
同点にされた浦和だったが、主導権は浦和が握っているように見える中、C大阪もリズムが良くなってきて、アディショナルタイム、右サイドからギリギリで追いついた酒本憲の上げたクロスに杉本健が体勢を崩しながら頭で落とし、それを柿谷曜が反転ボレー、DFに当ってこぼれた所に走り込んだ南野拓がゴールに押し込んで、C大阪が逆転で前半を折り返す。
後半に入るとリズムが良くなったC大阪が試合の主導権を握って、53分、左サイドでボールを繋いでから柿谷曜が鋭い振り足の右足シュートがゴールに隅に決まってC大阪が3点目。
完璧に試合の主導権を握ったC大阪は、前線で柿谷曜が躍動しチャンスを作り出す、浦和はGK山岸範の好セーブなどもあり、何とか耐える展開ながら、72分、右CKからゴール前で粘って、興梠が最後はゴールに叩き込んで、浦和は1点差にする。
これで浦和にも勢いが戻って、C大阪ゴールに一気に迫っていけば、C大阪も浦和ゴールに襲い掛かる。
76分、右サイドの酒本憲からのアーリークロスをニアサイドで枝村匠がヘディングシュート、これを浦和は2度止めるが、最後はこぼれ球を柿谷曜が冷静に蹴り込んでC大阪が、突き放す。
86分、南野拓がドリブルで仕掛けてプレスが遅れた所で、DF2枚の間を抜くシュートを決めて、C大阪がとどめを刺す5点目を奪う。
最後まで浦和がゴールを狙ってくるが、しかし、そのまま、C大阪が勝利。

面白い試合
両チームとも上位であり、勝つことで3位以内のACL出場を目指すという事によるモチベーションもあるが、お互いに非常に良い集中を見せた試合になった。
先にリズムを掴んだ浦和が先制点を奪うと、浦和ペースのまま行くかとも思われたのだが、C大阪が前半の内に逆転すると、後半は今度はC大阪ペースになり、C大阪が3点目を奪うが、浦和も興梠のゴールで1点差に詰め寄り、分からないような展開、しかも、再び浦和が良い崩しを見せていくようになって、どちらが勝つかは分からないようになった所で、C大阪が突き放す、それでも浦和も諦めず、最後まで面白い試合になった。
また、勝ったC大阪は、チャンスの数などでは浦和と大差も無かったのだが、常に良い時間帯でゴールを奪うことが出来た。
その結果、C大阪の方がリズムに乗れたのかもしれない。
両チームで7点と得点が多く入った試合ではあるが、守備陣、守備への集中や意識も高くて、それが余計に攻撃のアイデアを引き立て、泥臭さもあるゴールだったり、アイデアあふれる攻撃など、非常に質の高いサッカーが観る事が出来た。

惜しかった浦和
優勢に試合を進めている時間帯もあり、先制点を奪って勝てるという所もあっただろう。
良い時間帯でC大阪がゴールを奪ったと言うのは、逆に言えば、得点を許してはならない時間帯に失点をしてしまったように思える。
戦力的にはあって、サッカー自体は、昨年と引き続きペトロヴィッチ監督の下で形を作る事が出来ていた。
但し、ここぞという所での勝ち切れない試合が多く、ずっと上位で来ていて、ある意味、今季の成績で言えば、広島よりも安定した結果だったように思える。
シーズンを通じて、3位以内に入っており、ACL出場権を常に狙えるところで、優勝争いを続けていた。
しかし、ここで勝てば首位という所で、勝ち切れず、結果を出すことが出来ずに、気が付けば、一度も首位に立つことは無かった。
そして、終盤に3連敗、4試合勝ち星なく、最終的には、今季最低の6位と言う順位でシーズンを終えてしまった。
惜しい所まで行っていた、後少しという所まで行っていたものの、その後一歩を埋める事が出来なかった。
シーズン最多得点をあげながらも勝ち切れない、昨季のG大阪のように降格をするわけではないが、サッカーが得点を取るスポーツであるという事は相手に得点を許さないという事も大切であり、確かに非常に良い攻撃を見せるようになったのだが、どこかで、失点をしないようにするための守備面での改善は必要だろう。
今季優勝した広島と、根本が同じサッカーであるが、失点数が倍近く違う。
この改善は、浦和にとって必要になり、何よりも失点してはならない所で失点しない事が大切だろう。

南野拓実と柿谷曜一朗
柿谷曜は本当に乗って今季を終えることが出来た。
元々才能があるが、それを活かせるようになってきたという事と、アイデアがある事もあって、1トップとして、個人的にはどうかとも思っていたのだが、それが、完全にはまるようになった。
そして、先日の欧州遠征でのゴールもあって、得点を奪いだした時の乗っている時の彼のプレーは正直アイデアの宝庫であり、止める方は大変であろう。
落ち込むと一気に落ちるだけに、どうやって彼をのせるのかが彼の起用のポイントにはなりそうだ。
ただ、この試合は、その柿谷曜と同等以上の選手として、今度は南野拓が出てきた。
彼自身、柿谷曜と同じくU-17代表から代表に名を連ねてきたが、クルピ監督の起用によって、その才能を遺憾なく発揮できるようになっていた選手と言えるだろう。
現スタメンでも、柿谷曜を筆頭に、山口螢が代表でも地位を築きつつあり、扇原貴を加えて彼らは近い将来にまた海外に出て行く可能性がある。
その後にC大阪を率いていくのは、今度は杉本健と何よりも南野拓だろう。
元々FWとしてプレーをしており、更に足下の技術も高く、ある意味柿谷曜と近い選手ではあるが、彼ほどのアイデアと言うものがあまりなかったのだが、この試合では柿谷曜と上手くシンクロしたのか、アイデアも豊富で運動量もあり、香川真から続くC大阪の前線の選手の中でもまた少し毛色が違うが技術の高さはある。
もし柿谷曜が移籍したとしても、後を埋める選手が出てくる、C大阪の強みであるが、最後のクルピ監督の置き土産と言うべき才能の開花となったかもしれない。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。